J-DOLL のカスタマイズ




 J-DOLL はおそらく市販のドールシリーズのなかでは、いちばんたくさん所有しているのではないでしょうか。
それぞれに世界各国の通りの名前がつけられ、ファッショナブルで親しみやすい、そんなイメージがありました。「描き眼」でなく、
「入れ眼」であることも自分としてはポイントが高かったです。
 でも最近は購入数が減りました。大きな理由はファッションもメイクもヘアーも、そんなことありえないってぐらいに派手になっ
たりして、自分にとって魅力的な商品が少なくなってきているからです。



 今回、手を加えるのは J-DOLL の martini、確か2年ぐらい前に発売されたものです。ネット上で最初に公開さ
れた画像は自分のお気に入りでしたが、実際に手にしてみると、メイクがちょっと気に入らない。
 いつまでも、ほったらかしておくのも本当にかわいそうなので、ヘッドを中心にカスタマイズすることにしました。
ヘアーは貼り付けタイプ、アイは入れ眼ということで、J-DOLL は、とてもカスタマイズに向いている DOLL です。

所要時間は2時間、あっという間にイメージ変わりました。

1 ヘアーを取り外します。かつらを接着してあるタイプ
 なので、取り外しは簡単です。
2 今回は作業後に元のヘアーを張り直していますが
 市販の4インチタイプなら流用できそうです。



  次に気に入らなかった下まつげと頬のメイクを取り除きます。使用するのは下の3種類、左の「塗料はがし」は
強力で塗料だけでなく、プラスチック類も溶かしますので少量ずつ磨くように使用します。

     
3 塗料はがしを綿棒につけて、塗料を落としたいとこ
 ろに塗ります。
4 全体をシンナーで磨きます。本当はこの作業は
 アイを外してから行った方が良いです。



 次にメイクとマツゲの取り付けを行います。特別な材料は必要がありません。

5 ヘッドは縦に分割されています、マイナスドライバー
 などで2つに割れます。
6 アイはペンチではさんで、ばきっと・・・。多少損傷は
 ありますがピンだけなので、まあいいかなっと。
7 全体にMrカラーのスーパークリアーつや消しを
 吹き付けます。

8 メイクです。no.112 キャラクターフレッシュ と少量の
 no,47 クリアーレッドで顔に濃淡をつけます。
9 裏側からマツゲを取り付けます。唇が紫とパール
 で彩色されていますが、これもピンク系にします。
10 ついでに爪にも no.112 キャラクターフレッシュを
  塗っておきましょう。

   

 こんな感じで予定の作業は終わりましたが、ヘアーが乱れすぎているのでこれも何とかしたくなります。
地中海のイメージなら、ヘアーはロングより、もっと軽快な方が良いでしょう・・・。ということで切ります!

作業前 作業後








 どうです? かわいいでしょ?
 momoko はファッショナブルで、「こんな娘いるよね」っていう日常性が気に入られているんだと思います。
 もしJ-DOLL が momoko との差別化を意識して、より派手に奇抜にといった路線をすすもうとしているなら、ちょっと違うような気がします。
じっくりと長い時間おつきあいできる、大人の人形の素質は十分に備えていると私は思うのですが・・・。