撮影に必要なもの

 ● 撮影旅行のために、これだけ道具をそろえました。

 自分の場合、屋外での人形撮影や、ちょっとした撮影旅行に使えるよう、いろいろな便利グッズをコンパクトにまとめて持ってゆくようにしています。近所の公園なら、忘れ物を
しても取りに帰れば良いのですが、遠方ではそうも行きません。また機材はそれなりにコンパクトにまとめておかないと、機材そのものがじゃまになったりします。


 遠出するときに連れてゆく人形は、どうしても 27cm サイズのものが中心に
なってしまいます。60cm サイズの人形だと、いろいろ気を遣うし、荷物が大き
くなって旅そのものが制約されることにもなりかねません。

 旅の荷物はできるだけ小さく軽くが基本。できるならバッグは一つで済ませ
たいところです。
 右のカメラバッグは、縦24cm×横30cm×厚み18cm程度のもので、カメラ
バッグとしては比較的小さなものですが、機能としては必要十分です。もともと
カメラバッグは仕切りやポケットが多く、この中に人形や撮影機材を詰め込ん
でも、まだペットボトルやガイドブックが収まる余裕があります。
( LUFTDESIGN  ビッグカメラで7000円ぐらいで購入 )



 上のファスナーを開けると30cm×18cmぐらいの平らなスペースがあります。
ここに27cmサイズの人形なら3体ほど収納できます。
 カメラバッグなので、クッション性もあり、人形自体も傷つかないと思います。
またぱっと見がちょっと厚めのビジネスバッグみたいなので、誰も人形が収まっ
ているとは気づかないでしょう・・・。

   この平らなスペースの下にはカメラ用の収納スペースがあります。容量も大き
く、よほど大きな高級カメラでない限り不満に思うことはないでしょう。
 また仕切りは移動可能ですから、自由にレイアウトできます。 自分の場合、
ここにカメラ2台と交換レンズを収めています。
(B)
 
 サイドにはポケットがあって、こちらも細かく分割されています。コンパクトフラッ
シュなどの小物を整理するのに便利です。サイフやスマホも入ります。
(C)

 また背面やサイドにも編み目のポケットがあってペットボトルやチケット、ガイドブ
ックを収納するのに向いています。

 別にこのカメラバッグをおすすめしている訳ではありませんが、衝撃を吸収した
り、頑丈だったり、収納力が高いのはカメラバッグの性能そのものなので、下手な
ビジネスバッグなんかよりずっと旅向きにできています。
 最近ではとってもファッショナブルなものもあるので、ぜひ一度カメラ屋さんをま
わってはいかがでしょう。
 


     
 次に収納物の説明です。

1 panasonic Lumix G3 ( 14mm-42mm F=3.5-5.6)
 現在のメインカメラです。標準ズームがついています。マイクロフォーサー
ズ規格でファインダーつきのデジタル一眼としてはとってもコンパクトで軽量。
たとえば Canon の入門機 eos kass x6i と比較しても2まわり小さいです。
軽く小さいのは旅や散歩に欠かせない性能だと思ってます。
 また3軸バリアングル液晶は、ローアングル撮影で威力を発揮します。とて
も便利です。






2 OLYMPUS ED 50mm macro F=2.0
 G3の交換レンズです。標準ズームが比較的に暗く、近寄れないので購入
しました。もともとフォーサーズ規格なのでマウントアダプターMF-2もつけ
ました。描写は最高です。問題はオートフォーカスが遅いこと。

 今のカメラはどれも良く写るのですが、人形撮影するためには、こういった
明るいマクロレンズが欲しいです。








3 Canon Power shot s90
 長く愛用しているサブカメラ。とてもコンパクトで写りがよい。特に暗い場所
で真価を発揮する・・・。もうそろそろ買い換えたいけど、後継機のs100が高く
て買えません。
 カメラも機械ですから故障しない保証はありません。そんなとき信頼できる
サブカメラがあるととても心強いです。






4 充電器と交換バッテリー
 1つずつ予備を持ってゆきます。

5 人形の着換え
 お泊まりするから、人形にも着替えを。開いたスペースがあればドレスや
アクセサリーで満たしましょう。
 ちなみに旅先で次の日の計画を立てながら、その風景に合わせた衣装を
考えるのはとっても楽しいです。

6 人形のメンテナンスグッズ
 ヘアーメイクや汚れ落としなどのグッズが、この袋の中に。詳細は下の段に
続きます。















 まずはヘアーメイク関係のグッズです。

7 ヘアーセット用の蝋のようなもの
 ボークス製、商品名忘れました。

8 ウイッグ用ヘアミスト
 こちらもボークスで購入。簡単にヘアーがセットできる。逆に固まった
ヘアーは洗わないと元に戻らない。

9 さらり
 ウイッグをさらさらにして、櫛どおりを良くする。これもボークス。

10 水
 水です。一時的なヘアーメイクや汚れ落としに使います。水なので無料。
しかも乾けば元に戻る。いちばん便利かも。




11 AOクリーナー
 アルコールの染みこんだテッシュのようなもの。簡単な汚れ落としに使え
る。

12 細目のスポンジペーパー
 ひどい汚れを軽く磨いて落とす。汚れ落としの最終手段。

13 ティッシュ
 なぜかdollmore製

14 ハンドタオル
 手の汚れや、水洗いした人形を拭いたりする。




15 人形用ヘアーブラシ
 人用の眉毛コームを利用してます。
 櫛の歯を一つおきに切り落として、髪の通りが良くなるようリメイクしてま
す。



16 針金
 黒のビニル皮膜のある針金です。人形のポーズ固定などに使います。
ドールスタンドでも良いですが、土台の部分が写真に写るのはちょっと・・・。
 針金なら地面に突き刺して、適当に折り曲げて人形を固定することができ
ます。


ここから先はサイドポケットに入っているものです。





17 SDカード

18 偏向フィルター

 使い方を覚えるととっても便利です。






19 カメラ用クロス
 レンズの汚れを拭く。

20 ブロアー
 レンズやカメラに着いた埃をとばす。






21 反射板(レフ)
 逆光の場面で威力を発揮する。直径30cmで人形には十分なサイズ。
収納時は直径10cmになって、とてもコンパクト。



22 三脚

 本当に小型なので s90での撮影にのみ使用。長さ12cm。


23 その他
 後で気づいたので画像はありませんが、コンビニで売っている
ソーイングセットは持ち歩いたほうがいいです。
 長期間の旅行なら、カビ防止のためにチャックつきの収納袋
(ポリエチレン製)にカメラ屋で売っている乾燥剤を入れ、カメラや
レンズを入れておくと安心です。





 どうです? 参考になりました?
 ふと思ったのですが、どれだけの人が人形を散歩や旅行に連れて行くのでしょう?
そんな疑問はありますが、同じ趣味を持つ少数派の方々のご参考になれば幸いです。