ドールワールドリミテッド 2014
2014.11.30
数少ない、というより誰でも参加できる創作人形系イベントとしては唯一の
ド−ルワールドリミテッドに出展しました。
11.30
(日)
ドールワールドリミテッドとドールワールドフェス
ティバルは創作系ドールイベントで、年1回ずつ、
都立産業貿易センター浜松町館で開催されてい
ます。
内容としては、ビスクドールほかの創作人形、
市販の人形、家具や雑貨などのドール関連用品
の販売が多く、他のドールイベントのようなドール
服の扱いは少ないのが特徴です。
そして入場料が無料というのも大きなポイントで
す。
昨年はブース数が80だったのですが、今回は
同時開催の動物系創作人形のイベントとあわせ
ると200近い出展数になり、賑やかなイベントに
なることが期待されます。
9:30
当日は9時ぐらいに会場に到着。オープンは12
時、先行入場は11時半なので、準備時間には
余裕があります。
右は1/6ドールの展示スペース。
アートギャラリーの待合室のようなものを
イメージしてつくりました。ちなみに床は市販の
クッションフロアーをそのまま使っています。
下は1/3ドールの展示スペース。
初冬の街角のバス停付近をイメージしていま
す。
自分ではけっこう満足な仕上がり、このまま
人形を展示しなくてもいいぐらい。
手作りのバス停と前日UNIDYで購入した白木
が良い感じです。
今回会場に持ち込んだ1/3ドールは4体。ドール服は
すべてJET RUNNER;D製です。
持ち込んだLED照明がうまく決まりません。
ディフューザーの使用も含めて次回以降の課題です。
次は1/6ドール。
ドール服は
sjykt887様 と kiraramu12様(PastelFlower)に
ご提供いただいております。
こちらはドールヘッドの単品。
「ヘッドのみお譲りいただけませんか。」という、ご要望が
あったので、今回用意してみました。
前日までに12個準備できました。
11:30
先行入場開始。
準備に余裕があるはずなのに、あちこち手を加えていたら
ぎりぎりの時間。でも全体のレイアウトは良い感じに仕上が
りました。
(出展作品の大きな画像はこちらからどうぞ!)
DWL14
こちらのドールイベントの特徴のもう一つは女性
のお客様が圧倒的に多いことです。男性客は1割
にも満たないのではないでしょうか。
それから撮影されてゆく方も少ない、というかそも
そもカメラな持ってこられる方が少ない。
そして一般的なドールイベントに比べれば、年齢
層もあるのでしょうが、とても落ち着いた雰囲気で
す。明らかにキャストドール中心のイベントとは違
います。
最初のうちは、感触が今ひとつかな・・・、とも思っ
ていたのですが、1/6オリジナルドールがぽつり
ぽつりと売れ出して、ドールについてのお尋ねも増
えてきて、けっこう忙しい。気が付いたら準備して
きた名刺もほとんどはけてしまいました。
15:30
一般的なドールイベントだと2時をまわるころには
お客様も減り始め、3時になると撤収を開始される
ディーラーさんもちらほら、といった感じなのです
が、会場内は」まだまだ盛況。
16:00
終了1時間前になったところで連れにブースをま
かせ、ちょっとだけ周辺を散策します。
まずは Kamaty Moon様。
圧倒的な迫力、存在感で会場のなかでいちばん
目立っていたのではないでしょうか。
見るものを圧倒します。
http://www16.ocn.ne.jp/^k-moon
蔓薔薇人形館
1/12スケールのビスクドールをメインに展示。
またこのスケール用のドールアイ(500円)も扱
ってました。
右側の子はボディサイズが7cmぐらい、よく
作れるなと感心します。
http://atelier.rosendolls.com/
このほかにも小さなビスクドールを扱っている
ブースがいくつかあります。
こちらは更級様。サイズは20cmほどで上品な
顔立ちが目を引きます。
http://nekolive.blog.fc2.com/
雛罌粟人形堂
こちらのビスクドールは身長が5cm程度、手足の
パーツは1cmぐらい。これほど小さなビスクドールは
見たことがありません、すごい!
http://www.milon-m.com/
田崎準子ビスクドール様
サイズは20cmぐらい。でも、爪や瞼といったこまかな
部分まできちんと再現されています。緻密で完成度が
とても高いです。
http://mizorogaikenojunsai.stores.jp
今回、自分のブースでは、完成度の高い作品ができ
あがる見通しが立たなかったので、1/12ドールはお休
みしました。
でもこうして勉強になる作品をいくつも拝見できたの
で、再度チャレンジしてみたいと思います。
この娘と目があってしまいました。とても可愛いです、
連れて帰りたいです。
こちらはサーニット粘土のちゃおドール様。
サーニットやスカルピーなどのオーブン粘土は人肌
に近い透明感を持ち、ドール素材としてはベストな質感
を持っていると思います。
http://chaozou.blog133.fc2.com/
こちらはラクッコピコりんの紙芝居様。
今回のイベントでは唯一の創作フィギュアいっても
良いかもしれません。確かな造形力は見事。関節の
構成も完璧で、とてもレベルの高い作品だと思います。
http://blog.goo.ne.jp/rakukkopikorin
創作ドールのイベントなので、作る側として会場を
回るのも、とても勉強になります。
時間があればもっとじっくりと回りたかった!
17:00
イベント終了です。
ドールワールドリミテッドは、誰でも出展できる
創作人形系のイベントとしては、ほとんど唯一と
いってよいと思います。ですからまずはこういっ
た場を提供してくださる主催者に感謝しなくては
ならないと思います。
そういう事情もあってか、会場はようやく発散
できる自己表現のエネルギーのようなものに溢
れていたように思います。
新しいものを造り出すってことは、とても大変
なことなんだけど、その分、喜びも大きいんだよ
ね。
今回のイベントに出展しての感触も悪くなかっ
たです。1/6ドールは手にとって下さる方も多く、
販売数もそこそこ。1/3は評価こそ高いけど、即
決で購入にはいたらないという感じでしょうか。
1/3は1体で数万円というのがネックになって
いるのかもしれませんが、後日ヤフオクに出品
すると複数の入札があって売れてしまう・・・。こ
のあたりはもう少し分析が必要かな。
マーケティングのため、参加可能なイベントに
ひととおり出てみようと活動してきたのですが、
それも次回2月のワンダーフェスティバルで最後
になります。
今回とは真逆に男性中心のイベントですから、
ちょっとセクシー系に、ちょっとガレキ系に移行し
て勝負したいと考えています。
2014.11
camera: Canon Power Shot S90 / graphic tool: GIMP 2.6 + Ichikawa Daisy Collage 10