ドールズハウス展



2012.10.21

 ドールハウスにはちょっとだけ興味があったけど、なかなか本物を見る機会がありませんでした。
でもやっとというか、比較的に近い場所でドールハウスの名作が見られるということを知り、さっそく
訪れてみることにしました。



10.21
(日)
 
 平塚市美術館です。ここで10/6から11/25までの
間、「魅惑のドールズハウス展」なる催しが開かれて
います。
 (入場料700円、ネット上での割引あり)

 
   会場入り口までやってきたところで、「会場内での
撮影可」の掲示を見つけ、あわてて自家用車に戻り、
カメラをとってきました。

 ちなみに後日、「撮影した画像をネット上に公開して
も良いですか?」と、電話で訪ねたら、「営利目的で
なければかまいません。」とのお返事。とっても嬉しい
ことです。

 皆さんも、もしこちらにお越しの際にはカメラをお忘
れなく。
 (携帯・スマホのカメラだと暗いので厳しいです)
           



 入口正面にある作品です。
 基本的にドールハウスとは人形の家のことです
から、主人公は縮小表現された家ということにな
ります。
 またベーシックな縮尺は1/12であると聞いたこ
ともあります。
 ちなみにこの作品の見どことは、窓の下の小さ
な花壇だとか。(なんと1本1万円の小さな花が
使われている・・・総額でいったいいくら !?)

 
           


 このドールズハウス展ですが、古いものでは19世紀のものもあります。
昔からリアルなミニチュアを趣味にしていた人はいたんですね。

 下の作品は1914年頃に実在したアイオワ州の雑貨店を再現したもの。
制作は1930年頃とのこと、緻密な作品づくりに脱帽です。

 
         



 こちらも1930年代の作品、自分たちの自宅を再
現したものとか、人こそいませんが生活感があり
ます。
 覗いていると自分が1/12サイズになってしまっ
たような錯覚を覚えます。


 
 

 


       
   モトロポリタンミュージアムなる作品。こちらも
1930年代の作品です。見所はもちろんミニチュ
ア絵画の表現でしょう。


       
       
           
           


 ドールハウスといってもその表現はいろいろの
ようです。

 時間をかけて精巧に作られた作品を見ている
うちに、たとえそこに誰の姿もない作品であって
も、主人公はやっぱり、そこに住んでいるはずの
人間なんだろうなって、思うようになりました。
 
 
           
   一方で人の姿が再現されている作品もありま
す。
 人形のいない作品が穏やかな時間の流れを感
じさせるのに対して、こちらは特定の空間の一瞬
を切り取ったような写真的表現を感じます
 
       
           
       
         
         



 ミニチュアの世界では、いわゆるディオラマという表現分野があります。一つの
情景を表現するために様々な計算のなされた作品です。

 
         

   スティーブ・ヒルバート氏の作品は1/12スケール
の人形と家と小物が見事に作品として一体化して
いるという感じがして印象に残りました。

  
         
       


 レポートは以上です。
 実は今回の撮影は、前日に購入した下のレンズだけで撮影しました。
OLYMPUSのレンズ付きボディキャップです。(4750円!)
 テストするため、たまたまG3につけました。

 
    使えますが、至近距離のピント合わせは難しいです。安いですが初心者向
けではないと思います。 分かっている人がスナップに使うレンズかと思います。
 画像の四隅は光量が落ちるし画質もそこそこなので、暗めに補正して周辺をトリ
ミングするのが良いかな?

 ドールズハウス展は11月25日まで開催されているので、行かれる方もおられる
かもしれません。暗いのでちゃんとしたカメラをお忘れなく。またガラスの反射があ
りますので、もっと暗くなりますが偏光フィルターがあるといいと思います。


   







                    



2012.10

camera:Panasonic Lumix G3 + OLYMPUS Body Cap Lens 15mm F8.0 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio 3.1SE & Digital Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10