壬生



2015.03.07
 栃木県の南部におもちゃの町、あるいは歴史の町として知られる壬生があります。
知名度はそれほど高くないと思いますが、近年は観光にも力を入れているようです。



3.07
(土)
7:30
 ちょっとずつ暖かくなってきて、ひさしぶりに土日
連続でお休みがとれるというのに、外は雨。
 それでもどこかに出かけようということになり、
この壬生までやってきました。
 以前、近くのバンダイミュージアムを訪れたこと
はあったのですが、まだまだほかにも面白いとこ
ろがありそうです。

 右は壬生の中心地、電線を地中に埋め込み、
歩道の整備もすすんでいてすっきりとした感じで
す。
 またこの壬生は「美しいまち賞」を受賞している
そうです。

 
 壬生は古くからの城下町で、江戸時代の壬生藩
主、鳥居忠挙が蘭学を導入、幕末から明治維新に
かけて、たくさんの開業医が活躍していたそうです。
 町の中心を貫く 約800mほどの大通りを蘭学通り
といい、風情ある町並みが保存されています。
       
     


      

      
        *)こちらのOFはヤフオクで御世話になりました simo0416 様の作品です。



 小雨がぱらつく裏通りを散策。
 人形撮影にベストな日ではないですが、花粉の
飛散も少なく、人通りもとても少なくて、お散歩する
には良いのかもしれません。(マスクいらない)

 途中、梅の古木を発見。枝振りが見事です。
 咲く花に春を感じます。


 
 古い町並みのあるところには、必ずといって良い
ほど、老舗のお菓子屋さんがあります。

 こちらは「なからい菓子店」。
 左下の最中は、家型埴輪を模したものかと思い
ましたが (周辺に古墳は多い) かと思いましたが、
どうやら壬生城がモデルになっているようです。
 造形はともかくとして味はOK!

 右下は、ものすごく大きなイチゴの入ったいちご
大福。イチゴの大きさが5cmはあるので、これで
はさすがに包めませんね。

   
   
 

 
   
 こちらはカフェハウス higano というお店。
 さすがに栃木、こちらもイチゴを使った商品が多い
です。白地に赤、アクセントに緑や茶色。見ていて
楽しめます。

 あとで分かったのですが、大きなイチゴはスカイ
ベリーといって、今年から出荷の始まったばかりの
農産物だそうです。
     
     



9:30
 壬生城址内に町立歴史民族資料館があります。
(入館無料)
 壬生は城下町として栄えましたが、一帯は古墳が
多く残っており、貴重な発掘物が展示されています。


 

 
   
 自動販売機で発見しました、壬生のPRキャラクター
壬生ゆうゆ。
 この娘のフィギュアなんかが、どこかにあるかと思
って探したのですが見つかりませんでした、残念。
 けっこう可愛いキャラなので売れると思うのですが
・・・。



10:30
 こちらは町の中心から少し離れたところにある壬生
おもちゃ博物館です。
(入館大人600円、子供300円)
 

   
 1950年代まで、東京葛飾区や墨田区にたくさんの
おもちゃ工場があったのですが、その敷地が手狭に
なったことから、移転先として壬生の地を選んだのだ
そうです。
 1965年におもちゃの工業団地が完成。トミー、エポ
ック、バンダイ・・・といった今も知られるおもちゃメー
カーが移転してきました。このとき東武宇都宮線にも
おもちゃのまち駅がつくられました。

 同じ壬生にはバンダイミュージアムもありますが、
そちらが大人向け、マニア向けとするなら、こちらは
どちらかというとファミリー向けです。
 おもちゃの町の歴史や壬生でつくられたおもちゃ
などが展示されています。




 まずはたくさんのブリキのおもちゃからご紹介しま
す。
     
   
       
     


 こちらはぬいぐるみとドール、フィギュア。
 天才バカボンはちょっと欲しいかも。
     
     
       
     


 おままごとグッズとなりきりグッズ。
 かわいいです。
       
       
       
     
       
 横にならぶ等身大のシルバニアファミリー。
 小さいとかわいいけど、大きいと威圧感あります。
やっぱり人形には適度な大きさってあると思います。


 ボードゲームなど・・・。
 人生ゲーム好きです。サッカーゲームにも御世話
になりました。
       
     
   
     


 館内にはいろいろと子供たちの遊べるスペースが
あります。
 こちらは「なりきりスタジオ」。衣装やその他のなり
きりグッズもそろっています。
 でもみんな子供向けサイズなので、連れに
「着てみない?」
 とは聞けませんでした。
       
       
       
 このほかにもたくさんの遊具がそろっています。
天気が悪くても、これなら楽しく遊べるね。
       
 ミュージアムショップのほかに、リカちゃんキャッ
スルの出張店舗があります。自分のお好みのリカ
ちゃんを1体2000円で完成させることができます。






 下は中庭、夏は水遊びの場所になります。
       

      



 こちらは別館「鉄道模型の部屋」。
 お父さん達にはこちらかな?
 HO、N、Z、すべてのゲージがそろっています。
見るだけでなく遊ぶこともできます。
(Nゲージ30分200円〜、機材のレンタルあり)

 レイアウトがとてもよくできていて、鉄道模型に興味
のない方でも楽しめると思います。
       
     
 

   
   こちらの博物館では、鉄道模型のレイアウト教室
も主催しているようで、下のような作品が展示され
ていました。
 1/150のスケールのフィギュアつくる人はすごいな。
 
       
     
       
 おもちゃ博物館限定の貨車売ってました。
 でも壬生ゆうゆここにもいませんでした、
残念。



12:30
 まだ時間が早いので、古墳巡りをすることにしま
した。ときどき、ぽつりぽつりとはするものの、雨も
だいぶあがってきました。
 壬生周辺は古墳が多く、国の指定史跡になって
いるものだけで5基あります

 やってきたのは壬生の北部、羽生田古墳群です。
30分ぐらい探し回ってやっとみつけたのが右の冨士
山古墳、直径86mの円墳で6世紀につくられたもの
だそうです。
       
 こちらは茶臼山古墳。全長140mの前方後円墳で、
高さ180cmの巨大な家型埴輪が見つかったそうで
す。
・・・でもこうやって古墳を画像にしても、何がなに
やら分かりません。実際、現場に行っても、これが
古墳と言われないと気づきません。
「感動がないというか、コーフン(古墳)しないという
か・・・。」
と言ったら、
「カフン(花粉)よりいいんじゃない?」
と連れが言ってました。
       
   帰り道、田んぼで一面のオオイヌノフグリを発見。
春いちばん早く咲く花です。
 雨に湿って、つぼみのままではありますが、季節
がまた一歩すすんだことを、感じさせてくれます。


おしまい
 
       

      


2015.03

camera:Canon Power shot S100 / graphic tool: Digtal Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10