こちらは「球体人形の制作・表面仕上げとメイク編2」です。
型どりしたパーツをベースにして完成までの過程解説しておりますので、制作過程全体をお知りになりたい方はインデックスページからたどって、まずは型どり の概要をご理解下さい。
イージースリップは濃すぎるものを1度にたくさん塗らず、 何度か繰り返した方が良いかと思います。 今回は塗布と乾燥の過程を3回繰り返しました。
1つの工程が終わるごとにドールフィニッシャーを吹き
付けます。これによって徐々に透明感が増します。 また透明層が塗膜と塗膜の間に入ることで、次の塗装 に失敗しても、ふき取ることで塗装を一歩手前の段階に リセットできる安心感があります。
ここから微細な部分の塗装とメイクに入ります。 基本的にすべてMr.カラーなどのアクリル塗料を使 います。
とりあえず表面仕上げとメイクの段階はここまで。 あとはアイをウイッグを選びなおし、取り付けます。作例ではブロンドの ウイッグになっていますが、全体の雰囲気が和風だなって思ったので、 黒髪に変更しました。
ボディの大きさに合わせてゴムを切り組み立ててゆきます。 実はこのときがいちばん不安で、ちゃんと関節がバランス良くつな がっていなければ、制作過程を戻してやり直すしかありません。 修正を繰り返すとたまにバランスが悪くなってしまうこともあります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ね、やっぱり和風の美人さんです。 ねらった訳ではないのですが、ふっくらとした頬と穏やかな表情がごく普通 にいそうな感じです。 風の夏も近いということで、水着を着せてみました。 いろいろチェックしてみましたが、SD用のOFはだいたい着せられそうです。 ![]() ![]() ![]() 球体関節人形もこれで30体目になりました。 手慣れてきたというか、ポイントが見えてきたということか、最近は大きな ミスもなくなって、DOLL制作の完成度も高まりつつあるように思います。 でも一方で、もうそろそろ次のステップにすすみたいのですが、その先が 見えてこない、そんな状況が続いているのも事実です。 2015.06 camera:Panasonic Lumix G3 + GVARIO 14mm-42mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 5 + Ichikawa Daisy Collage 10 |