お花畑をめぐる旅 2

(北海道)



2015.08.06~08.08
 お花畑をめぐる旅は北海道にわたります。
 北海道はやっぱり遠くてひろいです。
 お天気に泣かされたところもありますが、こればっかりはどうしようもないですね。



8.05
(水)
 
 八戸を22:00に出航するフェリーに乗ります。
 北海道に渡るには飛行機がいちばん楽なのですが
ハイシーズンのこの時期には羽田から片道4万円近
くします。
 フェリーだと大洗、八戸、青森、秋田などから出発
地点を選ぶことになりますが、八戸からだと自家用
車と大人2人で22500円と、他の交通手段に比べて
かなりお安いです。
 あと荷物やお土産の心配もいらないのがメリットか
な。

 

     

 とりあえず台風が来ていないことを確認して、1週
間前にフェリーの予約を入れました。
 宿泊の方は旭川が満室だったので、ちょっと遠い
けど名寄市内のホテルにとりあえず1泊目を予約。
さらに出発直前になって天気が大丈夫そうだったの
で、礼文島の宿にも2泊目の予約を入れます。
 やはり時間的、金銭的なリスクがあるので、でき
れば天気やその他の条件がOKであることを確認
したうえででかけたいところですが、このシーズン
だとそうもゆきません。

 おおむねのルートは右のとおり苫小牧から、富良
野、美瑛を経由して1泊目が名寄、翌日は礼文島、
その後戻ってきてサロベツ原野といったおおまかな
予定を立てています。
 じっくりと回るにはもっと時間が必要ですが、今回
はお花畑限定の旅なので、旭川動物園などの観光
スポットはすべてパスです。

 ちなみに札幌の8月最高気温の平均26℃、礼文島
22℃ということで、涼しく過ごせそうです。

 ちなみに右の地図は手書きなんだけど、うまく書け
たでしょ? 書いていて思ったのは、やっぱり北海道
は縮尺が違うなってこと、苫小牧から稚内おおむね
400km、これはおおむね東京から岐阜ぐらいの距離
があるんですから。



8.06
(木)
 
4:50
 八戸・種差海岸の散策で疲れていたのか、昨夜は
ほぼ出航と同時に眠ってしまいました。
 4時半ぐらいには目が覚め甲板に出てみます。もう
しっかりと明るいです。緯度の高い地方は夜明けが
早いというのは教科書どおりです。
 
 右の画像の右上はカモメ。
 船体にぶつかった風がその向きを変え、上昇風に
なっている場所があるのですが、そこに入ったカモメ
は全く羽ばたきもせずに、ずっと船体に寄り添うよう
に飛び続けています。うまいもんです。

 フェリーは無事 6:00に苫小牧に到着しました。

     

         *)オリジナルヘッド+オビツSBHボディのオリジナルドール nano です。



   8:00
 道央道の千歳恵庭JCTから道東道に入り、占冠IC
から国道237号線で夕張岳の麓を北上します。
 2日前の予報では天気は良さそうな感じだったけど
実際のところはあまりよくなかったです。
 寒気が入ってきて、天気は全国的に不安定。ここ
占冠では雨がぽつぽつ降り出していました。
  
       
 富良野市内に入ります。
 いちめんのトウモロコシ畑。

     



    こちらは富良野市内の南東にある低い山から撮影
しました。この一瞬だけ晴れ間があって嬉しい限り。
  

     



   9:10
 富良野市街の東にある市営の鳥沼公園です。ひっ
そりとした静かな公園です。
  
       
 わき水が蓄えられた池は、とても透明度が高いで
す。水面にもやがはっていて、ちょっと神秘的。
 ここには観光客どころか地元の人もいなかったで
す。富良野の西側には観光スポットが多いですが、
ちょっと外れるとこんな静かな空間もあるんだな、
と後で思いました。

 手こぎのボートの貸し出しあります。
 (たぶん無料)

     

           こちらのOFは、momokoお買い物大作戦3 で購入しました PastelFlower様の作品です。



    道はひたすらまっすぐで、この区間は8kmも直線が
続きます。
 北海道の移動は計算しやすいです。時速60kmで
移動すれば、きっちりと1時間後に60km先に移動で
きるって感じです。
  
       
10:00
 美瑛の市内から自家用車で20分ぐらいのところに
ある「青い池」です。上流の滝からアルミニウムを含
んだ水が流れ込み、美瑛川と混じってコロイドとなっ
て青く染まるんだそうです。
 晴れていたら、枯れたカラマツの白とのコントラスト
がきれいなんだろうけど。今日はちょっと残念。

     

     



   こちらはどの観光ガイドでも大きく取り上げられ
る人気のスポット。画像には人は写っていません
が、周辺の散策路は人でいっぱい。
 外国人多いです、日本人よりずっと多いです、
話には聞いていましたが、これほどとは・・・。
 実は今回大きなサイズの人形も持ってきていて
隙あれば撮影と思っていたのですが、そんな落ち
着いた感じじゃないです。





 そのうち雨がぽつぽつ降ってきて、しかも霧が
立ちこめて何にも見ない。
 近くのラベンダー畑はちょっと見てみようと思っ
ていたのですが、これでは先にすすむしかありま
せん。
 



   10:40
 こちらは「ぜるぶの丘」です。美瑛にはこのほか
にも「・・・の丘」というのかいくつかあるようです。

 外を歩ける程度に雨がおさまったので、立ち寄
ってみました。これだけきれいなお花畑を維持す
るのは大変だろうなあ。
  

     

    右の画像の中央がケンとメリーの木らしいです。
 近くにセブンスターの木、マイルドセブンの丘なん
かもあるようです。
 うーん晴れていたらきっときれいなんだろうなあ。
でもこればっかりはしょうがないですね。

 ちなみに富良野や美瑛には、そのほかにも観光
ファームがいくつかあるようですが、天気も良くない
のでパス。

 また北の国からほか、いろいろなドラマやCMの
ロケ地になっている有名な場所も、連れと相談の
うえ、まあいいかってことにしました。
 正直、傘をさして混雑した人気スポットに行って
も、あまり感激しないような気がします。
 また今度の機会にとっておくことにします。
  

     



12:00
 旭川に入りました。
 とりあえず地元でいちばん老舗のラーメン屋さんに
入りました。




  13:10
 本日最大の目的地がこの上野ファームです。
(入場800円)
 NHK「猫のしっぽカエルの手」で知って以来、ぜひ
一度伺わなくてはと思っておりました。
 

     

        ちなみにこちらのファームでの人形撮影は、他の来場者の迷惑にならなければOKです。
        訪れる数日前に人形撮影をしたい旨の連絡を入れ、許可をいただいています。
        今回は小さなお人形だけですが、後日大きなお人形の方の画像もUPします。


     

     

         こちらのファームには、テーマを持ったイングリッシュガーデンがいくつもあって楽しめます。
        植物という刻々と変化してゆくものを組み合わせ、常に美しいレイアウトを保ち続けるのは、大
        変な技術だと思います。

     

     

        最初は曇りがちだったけど、徐々に晴れ間がひろがりました。
        青い背景があってこそ、花の色は映えるよね。

     

     

     

      上はこちらのファームではいちばん大きなノームの庭。下はファームの裏にある小さな山、手つかずの自然な風景がまた良いです。

     

       ちなみに2時間半ほどこちらに滞在させていただいたのですが、
        次第に気温が上昇、雨上がりで風もないため最後は汗をたくさん
        かきながらの撮影になりました。
         本日の旭川は気温29℃、札幌は34℃! 北海道ってこんなに
        暑いの?

         もちろんファーム内にはカフェもあってゆっくり休憩できます。
         オリジナルグッズの販売もあります。連れはガーデニング用の
        エプロンを買ったようです。




  16:15
 こちらは剣淵、道中道の最終地点にあります。
 「絵本の里」ということなので、立ち寄ってみまし
た。おそらく絵本専門の図書館としては最大規模
です。

 
 



夕暮れの近づくヒマワリ畑。

     

     



   17:45
 名寄に到着。
 途中、自家用車のラジオをチューニングしていた
らFM名寄の放送が聞こえてきました。ローカル局
ならではの地元密着の内容がおもしろい。
 ちなみに名寄には市立大学もあるようです。
 名寄はポイントになるようなもののない小さな町
というイメージがあったので、ちょっと驚きました。
侮れないかも。




 荷物をホテルおいて散策開始。衣類がなくなって
きたので、こちらの西條という百貨店でお買い物し
ました。
 ちょっと長めの旅行だと洗濯する必要があります
が、自分の場合、もう捨ててもいいようなものを着
ていって、本当に捨ててしまうということをよくやり
ます。
 海外旅行や遠方への旅行では、特にこの作戦は
有効です。開いたスペースにお土産を詰め込むこ
とができます。


  
       
 街に出てみると、今日はお祭りの様子。
たくさんのお店が出ていて、なごやかな雰囲気です。
       
   



   18:45
 こちら「居酒屋炉ばた」におじゃましました。
 どこか良い店はないかとうろうろしてたら、親切な
地元のおじさんが、
「うまいもの食べるなら、こちらの店か、向かいのいし
田だな。」
と紹介してくださいました。

 大きな焼台はもちろん炭火、これは期待ができそう
です。
  
       
 
       
 カレイ、焼きガキ、イカなどを注文。ひとつひとつ
が大きいです。(カレイは40cmぐらい)
 ほんとうに満足。しかもお代は二人で6500円ぐらい
でした。
       
     



 お祭りはまだまだ続いています。
 たくさんのお店が出ているのですが、お酒を扱って
いるのは一軒のみ、実に健康的というか、子供達の
ための催しって感じです。
 実際、近隣の中学高校生、または20才前後の若者
が多いです。大人が子供達のためにとか、夏休みを
利用して帰省してきた学生のためにという発想が、
とっても良いと思います。
       
     

    名寄は特に観光地でなく、派手さもないですが、居
心地はとても良さそうに思います。
 でも調べてみたら名寄の人口は29000人足らず、
しかも人口は9年間に2000人も減っているらしいで
す。
 名寄はとてもよくがんばっていると思いますが、
やっぱり若者をつなぎ止める産業とかが必要なの
かなあ。
  
       
 今晩の宿泊はこちらカイコーアネックス名寄。決し
て大きなホテルではないけれど、細かなところまで
配慮の行きとどいたホテルです。
 ツインで12000円でした。おすすめします



8.07
(金)
 
6:10
 今日は午後に礼文島に渡るので早出します。
 国道40号線を北上、音威子府村にさしかかると、
次々にきれいな風景が展開します

     

      いちめんの牧草。

     

      こちらはそば畑、都合良く晴れてきました。

     

     



8:00
 音威子府村は蕎麦がおいしいらしいけど、この時
間では開いているはずもないので、さらに東へ。オホ
ーツク海を目指します。
 最初の目的地はここ、クッチャロ湖・・・。どんよりと
した天気で風景は今ひとつ。

 海岸線に出た後、国道238号線を北上します。
 周辺に低湿地がひろがります。

     

 海岸の低湿地を背の低い草花が覆っています。
ちょっとだけ地面が高く乾燥しているところは牧草地
になってます。

 空は9割が雲なのですが、たまに入る陽ざしがスポ
ット的に大地を照らしてとてもきれい。

     

     

     

        このあたりはドライブするには最高の場所ですね。
        草原と湿地、丘陵、風車、牧場・・・、風景が次々に変化して飽きません。


     



  9:20
 宗谷岬に到着。
 ここからサハリンも見えるといいますが、今日は
厳しい。
 画像は日本最北の地の碑。
 そのほかにもここには「最北のバス停」とか「最北
の食堂」があったりします。
 



   11:00
 稚内港に到着。
 ここからフェリーで礼文島に向かいます。ただ自家
用車はここに置いてゆきます。
(片道で13000円はちょっと厳しい)
  
       
 距離59km、2時間弱の船旅になります。
 都合良くまた晴れてきました。ちなみにこの日は
北海道内で礼文・利尻の天気がいちばん良かった
とか。

     

     



    画像は日本百名山に数えられる利尻富士。こち
らを訪れたらメインは登山かな。
  
       
13:00
 礼文島に到着しました。
 島でいちばん高い場所が礼文岳で標高490m、
平地は少なく、全体が標高200mほどの丘陵地帯だ
と聞いています。
 今回の目的はいちめんが高山植物で覆われという
丘陵地帯のトレッキングです。



   香深港フェリーターミナルに民宿のご主人が出迎
えに来ておられたので、余分な荷物を宿に運んで
もらい、自分たちは早速トレッキングに向かいます。
 島にはいくつかのコースが整備されているのです
が、今日歩くのは島の南部を巡る桃岩展望台コー
スです。(所要時間4時間)
 花を見るにはいちばん良いといわれているみたい
です。
 

     

    最初の30分は植物の密生した登山道を登ります。
蒸し暑いです。なんでここまできて汗をかかなけれ
ばいけないんだろう・・・、みたいなことを考えている
うちに、目の前が開けてきました。
     
     
   
       
 何十種類も高山植物の花が咲いているらしいの
ですが、とりあえず見たものはすべて撮影すること
にしました。
       
     

      

      

      

   14:00
 最初の休憩ポイント桃岩展望台に到着。
 ちょっときついのは最初の30分ぐらいで、あとは
ゆるやかなアップダウンが続きます。
 自分たちのようにトレッキングしている人はいる
のですが、関東地方の山に比べればぜんぜん空
いています。数百mおきにぽつりぽつりという感じ
です。

  

      向こうは利尻島。

      

      

      

    まるで日本じゃないみたい風景が続きます。
 おそらくは氷河地形で、アイルランドやスコットランド
に近いかも。
  
       

      

     
       

      

      

      

      この風景はすごい!

      

      



    コースの終わりにある元地灯台。


     
     
     
       

      8月なのに澄んだ秋のような空。

      

    降りてきたところで出会ったネコ。
 島内では熊や鹿、キツネなどの大きな動物はいな
いみたいで、小動物もみんなのんびりと暮らしてい
る感じです。
  
       



16:00
 民宿のご主人に余裕があれば行ってみると良い
と言われた「北のカナリアパーク」に向かいます。
(無料 入場は16:30までOK)
「北のカナリアたち」は最北端の島の小学校を舞台
にした映画、最近の映画なので覚えておられる方
も多いかもしれません。

     

 利尻島を背景につくられたこの建物は映画で使
われた小学校をそのまま保存したもの。なかには
映画に関係する様々なものが展示されています。



    今晩お世話になる民宿は島の最南端、知床にあ
ります。
 知床という地名なのですが、そもそも「はしっこ」
とか「ゆきつくところ」というアイヌ語が語源だと聞い
たことがあります。
    
     

   16:30
 民宿「はまなす」。
 ほんとうにはしっこにありました。

 あたりは小さな漁村以外の何物でなく、もちろん
コンビニなんてものもありません。
  
       
 部屋から見る景色は、夕暮れとカモメのゆられる
の海のみ。聞こえるのは波と風に吹かれてこすれ
合う草の音だけ。

     


    夕食です。
 派手な演出はないけれど、地元の食材がたくさん。
どれもがとっても美味しかったのですが、驚いたの
はウニの味、今まで食べたのと全然味が違う。
  
 


 
   
8.08
(土)
 
5:20
 昨日も一昨日もたくさん歩いたので、昨夜はコロリ
と眠ってしまい、起きたらもう朝でした。
 朝食まで時間があるので近くをお散歩します。
 今日はちょっと雲が多いかな。

     

     

    朝食をとった後、ご主人にフェリーターミナルまで
送っていただきました。
 とても良くしていただき、ありがとうございます。

  
       
8:00
 フェリーに乗るまでに若干の時間があったので、
ちょっとお土産屋さんをまわります。
 目に留まったのが下の「礼文の花の種」(550円)
3種類買いました。もうこれ以外ないでしょ。
  
     
     



   8:35
 どこかのホテルの方々なのでしょうか、お見送り
に来て歌を歌ってました。
 なんかそのシーンにちょっと感激。
  
       
 今回は礼文島のほんのわずかなところしか回って
いませんが、他にも魅力的なところはたくさんあるよ
うです。
 今度来るなら5から6月、島の北部を中心にまわっ
てみたいと思います。

     


    天気は下り坂、晴れていたのはここ数日間で昨
日だけだったようです。本当に運が良かったです。


 絶景と高山植物の組み合わせは、なかなか見ら
れないと思うし、それが360°のパノラマになってい
るのはここしかないように思います。
 
  
 


 
   
10:50
 稚内に戻ってきました。
 画像はJR稚内駅です。黄色い車止めは宗谷本
線のレールの端っこ、つまり線路の北限ということ
になります。

   11:00
 ちょっと早いけどお昼にします。いちばん北にある
ラーメン屋さんかどうかは知りませんが、開店と同
時にお客でいっぱいに。
 しおラーメンは魚介の出汁がきいていて、とっても
美味しい。きっと有名店なんだろうな。
  
     
   



   11:35
 ノシャップ岬です。
 イルカのモニュメントの下で記念撮影します。
雲がどんどん厚くなってきて、今日もやっぱりサハ
リンは見えません。
 ちなみにここは夕日のきれいな場所としても有名
だそうです。
  



    ここから太平洋側を南下します。
 一帯は利尻礼文サロベツ国立公園の一部で、
その面積は 6700ha だそうです。
 どこまでもどこまでも湿原が続きます。

 花はあるのですが、時期的にもっと早く訪れた
方が良いようですね。
  

     

     



   13:30
 こちらはサロベツ湿原センターです。
 湿原の規模は以前はもっと大きかったらしいので
すが、観光のための盛り土などで湿地が草原に変わ
ってきてしまっているそうです。そのため現在、表面
部分の土を取り除く取り組みを行っているそうです。

  
       

      

   14:40
 湿原内に残るパンケ沼です。
 水が赤いのは泥炭層からしみ出す鉄分だそうで
す。
  

      

      

       もう、ほんとに晴れていたら、もっともっときれいなはずなんだけど、
        こればっかりはしょうがないかな。


      

 これはオトンルイ風力発電所。
 発電量は年間5000万kW、なかなか壮観です。

      

   16:00
 道の駅「富士見」で休憩。
(濃いめのコーヒーがおいしかった)
 ここでこれからの行動を考えます。
    
     

   実は今回キャンプ道具を車に積み込んでいて、3
泊するならキャンプもいいなって思ってました。
 しかし天気は下り坂。明朝は雨の確率も高いので
計画は断念。
 結局、今回は深夜出発のフェリーで青森に戻ること
になってしまいました。

 この後は次回のお花畑をめぐる旅(八幡平編)にて。
 しつこくまだまだ続くよ!
 

     





2015.08

camera: Lumix G3 + GVARIO 12mm-32mm,M.ZUIKO DIGTAL 45mm & Canon Power shot S100 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 5 & Digtal Photo Pro. + GIMP2.6 & Ichikawa Daisy Collage 10