01.09 (土) |
7:10 東京都内から常磐道を北上、流山ICから野田に向 かいます。 7時をまわってやっと夜が明けてきました。一面に 霜が下りていてとっても寒いです。 |
8:05 散策の起点になる東武鉄道の野田市駅です。近く の駐車場に車を留めました。 |
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駅のどこかに観光マップがあるかと思ったのですが、 ここには用意されていませんでした。 やむなく壁面の観光案内図を撮影して利用すること にします。 駅前だけどここに商店街はありません。駅正面には 工場の長大な壁が続いています。 土曜日の早朝なので、歩いている人もとても少ない です。 |
8:25 撮影した地図によると、すぐ近くに桜木神社がある らしいので行ってみることにしました。 でもこれがけっこう遠い。観光地図ってそのスペー スにまとめるために、部分的に縮尺を変えたりするこ とがあるのですが、多分それです。 地図上ではすぐそこに見えて、実際には15分か、 それ以上かかりました。 |
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こちらの桜木神社ですが、その起源は平安時代に さかのぼり、野田ではいちばん古く、名前の示す通り、 その季節には桜がとても美しい神社だそうです。 植えられている桜は30種類、約400本で、なかには 今咲いている種類もありました。 境内では桜をモチーフにしたお守りなどもおゆずり いただけます。 思いがけなく冬の花見が楽しめました。 |
周辺を散策します。 野田には大きくて古い神社やお寺がたくさんありま す。 (右:長命寺 下:香取神社 下右:須賀神社) |
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住宅街の一角に立ち並ぶ一連の石碑を見つけま した。何か特別なもののような気がするのですが、 その所以についてはまったく分かりません。 |
9:15 延々と歩くこと40分、上花輪歴史館に着きました。 もともとは江戸時代に醤油の醸造を始めた高梨氏 のお屋敷だったそうです。 書院の庭は枯山水と月山のある本格的な庭園と いうことですが、残念ながら冬季は開館しておらず、 外から眺めるだけになってしまいました。 (国指定庭園) ちなみに現在のキッコーマンは、こちらの高梨家 と茂木家など、野田周辺の醤油醸造家がひとつに まとまったのがその始まりということです。 |
県道17号線(流山街道)に沿って歴史のある町並 みが続きます。雰囲気は昭和30年代。 |
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なんとなく側面に迫力があるので一枚。 あくまでも直感ですが、こちらのカジュアルバー は良さそうな感じです。 |
9:40 こちらは旧野田商誘銀行の建物。 調べてみたら野田の醤油醸造業者らが明治33年 に設立した銀行のようで、名前は醤油の語呂にちな んで付けられたものとか、ようするにダジャレですね。 その後、千葉銀行の野田支店となり、現在はキッ コーマン系列の千秋社の所有にな っているというこ とです。 |
9:45 こちらは醤油の醸造会社の寄付によって設立さ れた交易財団法人興風会の建物。 ロマネスク様式を加味したこの建物は登録有形 文化財、また近代化産業遺産の指定を受けている そうです。 こちらは内部の見学も可能なので、さっそくおじゃ まさせていただきました。 建築された当時(1929)としては千葉県庁にならぶ 規模の建築物だったそうで、繁栄の時代がしのば れます。 ここは野田でいちばんのDOLL撮影ポイントです! |
野田せんべいの大川や。 醤油の町ですから、あたりまえのようにせんべい屋 さんは多いです。 |
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10:10 こちらはキッコーマン創業家のひとつ、茂木本家 の運営する美術館です。 葛飾北斎、横山大観の浮世絵や日本画が所蔵 されているということなのですが・・・、残念ながら こちらも冬季は休業しているようです。 |
再び駅周辺に戻ってきました。 周辺の広大な土地は、みなキッコーマンが所有し ている土地のようです。 |
というか、そもそも東武鉄道野田線は醤油の原料と 製品輸送の目的でつくられたみたいです。昔はキッ コーマンの工場内にも運搬用の駅があったらしいで す。 |
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キッコーマン本社。ここだけは現代的な建物。 よくよく地図を見ると、町中にキッコーマン関連の 建物があります。工場以外にも研究開発施設、食 文化研究センター、そして総合病院まで。 キッコーマン本社の裏側の通りには、豪邸と言え るような昔の建物がいくつもありました。 |
10:20 赤い塀に囲まれたひろーいお屋敷。 いったい何かな? |
入ってみてびっくりしたのですが、こちらはなんと 市民会館でした。 もとは現キッコーマンの創業家の一つ茂木佐平治 家の邸宅の一部だったそうで、その後、野田市に寄 付されたんだとか。 すごいね。 (国登録文化財) ちなみに内部はたくさんの和室があって、市民が 借りられるようになっています。 この日も書道、俳句、コスプレ撮影会などのイベ ントが行われていました。 ちなみに1部屋50円から借りられるようです。 すごいね。 |
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同じ敷地内に郷土資料館もあります。 昭和の風景や醤油醸造の解説なんかがあります。 (入場無料) |
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ちなみにこちらでやっと散策マップを手に入れる ことができました。 お願いですから駅にも置いてほしいです。 |
10:50 こちらは愛宕神社。 923年創建という、とても古い歴史を持っており、 農耕守護、五穀豊穣の神様を祀っているそうです。 ちなみにこれだけ長い竹の門松は初めて見まし た。 |
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こちらの祭礼で演じられる津久舞が有名らしいで す。 そしてその舞というのは「十数mの柱の上に取り 付けられた醤油樽をめがけて踊りながら登るもの」 ということです。 こちらの神社、さすがに風格があります。木彫も すごいです。 |
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野田醤油発祥の地があるというので行ってみま した。 野田で醤油作りが始まったのは戦国時代末期。 記録の残っている最も古い醸造所の跡地にこの石 碑はあります。 |
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そのすぐ近くにあるキノエネ醤油さんの工場。 白醤油の分野では業界最大手だそうです。 |
11:50 お腹が空いたのでコパという中華料理に入りました。 580円(だったと思う)から食べられる定食類が充実 してます。 |
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卓上のお醤油はもちろん伝統的な容器に入った キッコーマン醤油。 |
12:25 ここまできたら、せっかくなんでキッコーマンさんの 工場見学もしましょう。 (見学無料) |
高梨家・茂木家など在郷醤油醸造家が合同して 野田醤油醸造組合を設立、その後、株式会社とな って現在のキッコーマンに至っているということで す。 工場内部の見学も一部できますが、内部は撮影 禁止になっています。 |
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見学の中心はキッコーマンものしり醤油館になり ます。こちらではしょうゆの製造工程などが詳しく 解説されています。 |
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売店の脇に小さな食堂があって、冷奴とかうどんが 食べられます。 一品50円から食べられるので、お昼を節約したいと きには良いかも。 |
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またお土産に一人一本のお醤油がいただけます。 至れり尽くせりです。 |
13:20 野田には遊園地もあります。 森の遊園地です。 (入場無料、乗り物は別途) |
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観覧車に乗りました。 500円で10分間の空中散歩が楽しめます。 |
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野田って、やりようによっては観光でも売ってゆけ るほどの観光資産があると思います。 でもそういう方向には向かっていないね。どちらか というと、持っているものを市民が分かち合っている ような感じで、それがむしろ良いかもしれないと思い ました。 |