ドールスタンドつくりました 2



2016.07.14
 以前、ずっと前にアルミのパイプとワイヤーで軽量で安価なドールスタンドの制作方法を
このサイトでご紹介しましたが、今回、もう少ししっかりしたスタンドの製作を製作してみまし
た。多少、製作費用は高くなりますが、その分堅固で汎用性に優れます。

 ホームセンターでお買い物していたら、こんなものが目に留まりま
した。柔らかい金属線をカーボンファイバーとゴムで覆ったもののよ
うです。
 ちょっとひらめくものがあって、買って帰ることにしました。

 こちら GEAR TIE は色々なサイズ、カラーがかるようですが、自分
の購入したものは18inch(40cm)、2本で900円ぐらいのものです。
 本来は重いものを結束したり、工具を吊したりするもので、キャンプ
や日曜大工で役立ちそうな感じです。
 一目見て、これは人形のポーズ固定に使えるなと思いました。
 これなら表面がゴムで覆われているので、大切な人形にキズをつ
けることもないでしょう。

<使用方法その1>
   1 先端部分を少し削り、内径8mmの長めのナットを差し込みました。
   

   2 これを支柱に巻き付けます。表面がゴムなので、滑ることもあり
    ません。
   

   3 自分のドールは首裏にネオジムマグネットが取り付けられている
    ので、こんな感じで位置を合わせて吸着させることができます。
   

 前から見ると、こんな感じでまとまります。
 一切結合部分が見えないし、簡単に高さが変更できるので、ポージ
ングの変更にも柔軟に対応できます。
 やはりジョイント部分に柔軟性があるのは便利ですね。





<使用方法その2>

 マグネットのついていないお人形でも、GEAR TIE は使えそうです。
 追加で購入したのが、こちらのクランプ付きフレキシブルアーム。
本来はビデオカメラやカメラ、三脚に装着して、マイクや照明、モニタ
ーといったものを固定する道具です。
 これに GEAR TIE を組み合わせれば、便利な三脚ができそうです。
(アマゾンで1100円ぐらい)


   1 固定ネジの間に GEAR TIE U字形に折り曲げ、挟み込んでネジを
   締めます。
   

   2 これだけだど外れてしまう可能性があるので、結束バンドで外れない
    ように縛ります。
   

   3 これを小型デジカメ用の三脚に取り付ければドールスタンドの完成です。
    変形させることは簡単なので、脇固定、サドル型、足固定、どんなタイプ
    にもなります。
   


 とりあえず脇固定のドールスタンドにまとめてみました。
 悪くないですが、正直なところ組み合わせるミニ三脚が軽量過ぎ
たかな。できればもう少し底面積が大きく、重めの方が安定感は
上がります。
     
 でも市販のスタンドより絶対的に上なのは、このコンパクトさ。
全体が16cm以内に収まってしまうような、1/3ドールスタンドは他に
ないです。
   




<使用方法その3>

   1 次は上のスタンドを三脚でなくクランプに固定した場合です。
    重めのドールだったり、安定性を重視する場合にはこちらが良い
    でしょう。
   


 今回はサドルタイプに形を変えて amy ちゃんを座らせてみました。
へたなスタンドよりがっちりとしています。
 利点はクランプ固定なので、少々の突起があれば使えるということ
です。たとえば板を持ってきて、そこに小さな木片を接着し、クランプ
で挟めば普通にスタンドとして機能します。
 ともかく フレキシブルアーム+GEAR TIE の組み合わせは様々な
シーンに対応できるのが最大のメリット。2つ使えばジャンプしている
シーンも表現できそうです。2000円に満たないのに、この柔軟性は
比類ないです。
 このほか、カメラ用品のなかには使えそうなものがいくつかあるの
ですが、注意すべきことは、基本的に1/4インチネジを用いている物
が多いということです。
(日本の場合には通常ミリネジ)




        以前に作った道標に組み合わせてみました。
        アイルランドに実在する地名と国道です。

       

       

           こちらの amy ちゃんは iplehouse の製品、市販のドールではお気に入りの
          一つです。デフォルトのウイッグ、アイから変更しています。
           いつ見ても可愛いです。



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