7.17 (日) |
6:50 今日は雨こそ降らないけど一日曇り。しかも気温は 30℃を越える予報、はっきり言って最低かも。 こんなときには、そもそも綺麗な景色や感動的な出 会いなど期待しないで、大人しく家にいるか、涼しい 施設などで時間を過ごすという判断もあるかな。 でも、どうもじっとしていられないタチなので、やっぱ り出かけてしまいます。 |
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伊豆方面は渋滞がしばしば起こるところなので、 今回も早朝行動です。 ただ韮山反射炉は9:00オープンなので、先に遠方 をまわり、帰り道に韮山反射炉を回ることにします。 旅の終了は午後2時ごろ、こうすれば渋滞に巻き込 まれないというヨミです。 東名高速の沼津ICを降り、伊豆の戸田方面に向 かいます。 |
7:30 駿河湾の奥まったところに最初の目的地、西浦古字 があります。このあたりに点在する古くからの漁村のう ちの一つです。 鉄道の通っている伊豆半島の東側に比べれば、この あたりの交通の便はお世辞にも良くないです。公共の 交通機関はバスのみ、それも沼津方面に朝バスが1 本帰りは夕方に1本という感じです。 |
8:30 少しずつ韮山方面へ移動します。 途中、展望台の案内掲示があったので立ち寄りまし た・・・。晴れていれば富士山が見えるらしいのですが 今日はぜんぜんダメ。 もともとこの施設は展望台というより、津波の避難場 所としてつくられたみたいですね。 近くにもこういった施設が沿岸の集落ごとに設置され ています。 ただ東日本大震災前につくられたものらしく、高さ8.2 mではちょっと心許ないような感じです。 |
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8:50 典型的なリアス式海岸が続きます。 マリンスポットの一つ、淡島が見えてきました。この 淡島のすぐそばに長浜城跡があります。 |
9:20 ここは長浜城の南西にある重須という地区です。 ここは兵士の居住していたとされる場所なので、そ れなりに歴史のある地区だと推測できます。 |
9:50 少しすすむと、このあたりではいちばん開けた内浦 地区があります。 ようやく見つけたコンビニでアイス買いました。 右の画像は内浦漁港の直売所。 アジの干物(1枚100円)と名産のワサビ(400円)を買 いました。 |
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10:00 こちらは松月という和菓子屋さん。 「みかんどら焼き」と「みかんパウンド」といった、みか んを餡に使ったものがイチオシらしいです。 みかんどら焼き美味しかったです。お茶にもコーヒー にも合うと思います。 |
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ちなみに店内にこんな一角がありました。 ラブライブというアニメ関連の掲示板です。そういえ ば痛車が駐車場にあったり、派手なラッピングバスが 走っていたりで、沼津からこのあたりは、いわゆる聖地 になりつつあるわけですね。 痛車展示会ほか、いろんなイベントが行われている ようです。 |
海岸から1本裏に入った通りには、やはり昔ながら の風景がひろがっています。 こちらは気多神社。 |
あひる川。 昔、ここにアヒルが住んでいたとか。 |
11:00 内浦漁協直営の「いけすや」。 とれたての鰺料理が食べられるというので、ここで 昼食にします。 とても人気があるらしく、オープン時刻前なのにもう 20組も待ってました。 まご茶定食+アジフライ1枚をオーダーします。鮮度 は抜群、とっても美味しかったです。 |
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12:20 世界文化遺産・国指定史跡の韮山反射炉に着きま した。さすがに世界遺産、観光バスもたくさん駐車し てます。 (見学料300円) 第一印象は「思ったより小さいな」でした。天空にそ びえるようなものを想像していたので、ちょっと意外で した。 |
こちらは24ポンドカノン砲。 溶かされた鉄は、こういった大砲に加工されました。 幕末の時代、ここは間違いなく時代の最先端をいって いました。日本の重工業の起源がここにあったわけで す。 |
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で、よく考えるとここでは鉄鉱石も石炭も産出されな いし、それを運んでくる港も鉄道もない。 普通に考えてなぜこんなところに造ったんだろうと、 疑問がわきます。 条件的には不利であったと思われますが、それでも この地に反射炉を誘致し、実現させたのは韮山の代官 であった江川英龍という人でした。時代の流れを読む ことのできる、なかなかの人物だったようです。 |
ところで、この展望台のあるお茶畑は段々畑の形に なっているのですが、その側面はどう考えても簡単に 動かせないような巨大な石を積み重ねてできています。 きっと巨大な石がゴロゴロしていた荒地を長い時間 かけて開墾したんだろうと思います。韮山のお茶はけ っこう有名だけど、苦労も多かったに違いないです。 |
12:55 重要文化財の江川邸。 せっかくここまできたので、江川さんについてもう少し 知っておいても良いだろうと思ったわけです。 (拝観料はお隣の郷土資料館との共通券で600円、 韮山反射炉の入場券提示で更に100円引き) |
約400年も前に建てられた母家は、何度かの改修を 重ねながらも現存しています。ちなみにこちらは民間 の住宅としては国内で最初に指定された重要文化財 ということした。 反射炉をつくった江川英龍は江川家36代目の当主 ですが、国際情勢に詳しく、兵の訓練や測量、造船、 銃や砲の研究、教育、更には最初のパン製造を行う など、様々な分野で活躍した方だったようです。 そしてこれらの技術の多くは欧米列国に対抗する ためのものでした。 |
13:15 江川邸のお隣にある韮山郷土資料館。 (江川邸との共通券利用、単独の場合には200円) こぢんまりとした博物館です。 |