城里



2017.02.26

 今回は栃木と茨城の県境を訪れます。常陸大宮の山間部をぬけて城里町周辺を散策しました。
いつもながらではありますが、観光客はあまり行かないような場所ですね。



02.26(日)

8:15
 今日もまた茨城県境方面にお出かけしました。最初の目的地は鷲子山上神社(とりのこさんしょう
じんじゃ)。あちこちにフクロウ(不苦労)がたくさんいるという、縁起の良い神社です。

 



 こちらの楼門は古いね。
 神社自体は807年の鎮座、本殿は1552年に建てられた
と伝えられます。

 ちなみにこちらの神社はちょうど栃木、茨城にまたがる
ように建てられています。だからなのか、社務所も両県に
一つずつあります。そういう意味では珍しい神社です。
 早朝に行ったのですが、けっこう参拝に訪れる人は多か
ったです。
 


nano (オリジナルヘッド+オビツSBH 27cm 2014)



 茨城県に入りました。
 このあたりはもともと村々がいくつか存在していた地域で
したが、紆余曲折を経て今現在では常陸大宮市と合併し、
一つにまとまった地域です。
 それと同時にあちこちにあった小中学校も、何度かの統
廃合が繰り返され整理されてきました。

 右は廃校になった中学校跡ですが、けっこう新しい校舎
で何かもったいない感じです。
 



9:00
 弥七とお新の墓があるというお寺。(入場料500円)
 水戸黄門に出てくる人物像が、この地に眠る松之草村小八兵衛真に似ているということで
お墓も綺麗に整備されたようです。ただ番組としてその存在が公認されている訳でもないよ
うなので念のため。

 



10:05
 しばらく走ったら、また廃校になった小学校(?)があり
ました。小規模な学校をいくつも存続させておくのは、け
っこう財政的に厳しいんだと思います。
 今、このあたりの子どもたちって、バスで遠くの学校へ
通っているんだろうなあ。
 

 こちらは昭和24年に架けられた那珂川大橋。
 繊細で緻密、まっすぐな鋼材を使っているのに、とても
綺麗なアーチが表現されています。
 



10:20
 道の駅「かつら」。
 それほど大きくはないけれど、地元の産物が豊富にあり
ます。
 個人的には奥久慈で買うべきものは、しゃも、シイタケ、
お茶、こんにゃく、豆腐といったところだと思います。


10:20
 昔の町並みが少し残っているらしいので、城里の町中に
やってきました。
 ここも多分、観光客があまり訪れない県境の町でしょうね。
早速、町の中心地をお散歩です。
 







 レトロではあるけれど、やはり放棄されてしまった建物が多くて気になります。
 あとで調べたら、城里町の人工は2000年ごろの2.3万人をピークに、現在は1.9万人まで
減少しているようです。





 町役場裏の薬師如来。桜の季節はきっと素晴らしい風景になると思う。





 仏様に混じって、こけしやお人形がいます。ちょっとかわいいね。

 でもこうやって歩いていても、通りを歩く人は少ないです。別に人が画面に入らないように
写しているわけでもないのに、こんな感じです。



 町の中心地にある和菓子屋さん(写真上、大勝堂菓子舗)。
 こちらは昔ながらの和菓子屋さんです。この落雁がまた見事な仕上がりです。

 

 桜餅とイチゴ大福を買いました。美味しいです。
 こちらのお店はおすすめです。もし城里を訪れることがあっ
たら、ぜひどうぞ!
 





 お昼にしようと思ったのですが、営業しているお店は少ないです。とりあえずこちらのお店に
入ることにしました。(とんとん)

 

 トンカツの定食をいただきましたが(値段忘れた、多分700円ぐらい)、ボリュームがあって
ふつうに美味しかったです。(ごはん、みそ汁のお代わり自由、コーヒーつき)





 ここ10年で人口が1割以上減少して、しかもそのまま老齢化がすすんでゆくって、結構大変なことだと
思います。城里町でも子育て支援や移住の推進をすすめているそうですが、なかなか結果は出ていな
いみたいです。
 特別な観光資源や大きな工場があるわけでもないから、解決策なんて簡単に出せるはずもないと思い
ます。でも、そんななかでもがんばっている人はいるので、一旅人として応援したいと思います。





2017.03
camera:Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + Ichikawa Daisy Collage 10



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