土浦
2017.06.17
今回は茨城県の土浦市を訪れました。街自体は江戸時代に城下町として発展をとげた
ところで、今も古い町並みが残っています。あとはもちろん隣接する霞ヶ浦自体も観光ス
ポットとして有名ですね。
06.17(土)
7:55
手元には何もない状態で土浦を訪れたので、まずは観光
ガイドなどを求めて土浦駅を訪れました。
ところが駅にある観光案内所はまだ開いていません。向か
いの市役所にも簡単なマップぐらいあるかと思いましたが、
ここには何もないとの回答。うーんほかのパンフレットと一緒
に置いといてもらうとありがたいんだけどな・・・。
この市役所の入っている複合ビルが一際高い高層建築で
目立っています。駅前の風景は都会そのもの。
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で、やむなく駅前のマップを撮影し、とりあえずこれで散策を開始することにしました。
土浦駅は霞ヶ浦の西の外れにあって、城下町はその西側にがひろがっているようですね。
その周辺に行けば、もしかして観光物産館みたいなものもあるかもしれません。
8:40
土浦駅から街の中心を西に貫くように高架道が貫いています。ちょっとおもしろいのはその
下のスペースがショッピングモールになっているということ。
そしてその橋脚はギャラリーになっていて絵画や彫刻が展示されている。なかなかしゃれているね。
中心街を通り抜けたところで高架道はおしまい、普通の道路と合流します。
なんでこんな手間のかかることをするのかな、と思ったのですが、実はこの下は暗渠になって
いて、川にふたをして上に自動車専用道をつくり、下は歩行者専用にしてショッピングモールを
つくったみたいなんですね。
なるほどお金はかかるかもしれないけど、おもしろいアイディアですね。
ちなみに上の道に続く階段があったので登ってみました。どうやらバス停を利用するため
の階段みたいです。エスカレーターもあるのですが、現在運転は中止しているみたい。
それで上がってみたら、ほとんど自動車は走っていませんでした。ちょっともったいない気
がします。
ショッピングモールのお店はまだほとんど開いていなかったので、お城周辺を巡ったあとで
また来ることにします。
9:00
こちらが本町あたり、ちょっとレトロな感じの建物がたくさんあります。
多分この中城通りというのが旧市街の中心で、明治から昭和初期の建物が多く残されて
います。うーん小規模な川越って感じかな。
こちらが「まちかど館」という物産館。蔵の見学もできます。
ここでやっと観光マップを手に入れることができたので、散策路を練り直しです。
琴平神社と不動院。このあたりがいちばん昔の風景を色濃く残しているかな。
このあと蔵を改装した喫茶店で休憩しましたが、水がものすごくおいしかったです。
9:30
こちらは等學寺、銅鐘は国指定重要文化財。その鐘の下でネコが気持ちよさそうに
寝てました。
9:40
東光寺、開山1607年という歴史あるお寺です。
入り口付近に芭蕉の句碑。すごいなあ、芭蕉ってどこに
でも顔を出しているんだなあ。
でもなんて書いてあるか読めませんでした。ここは説明文
が欲しいところ。
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このほかにも地図にはあるんだけど、よーく探さないとわからないものがいっぱい。
下はどちらも門の跡なんだけど、右側は案内板もないので言われてみないと分から
ない。想像力があってもちょっと厳しいな。
10:05
土浦城です。もともとは室町時代からここにお城があったようですが、現在のように
整備されたのは江戸時代からと伝えられます。
10:20
城址には天守閣は残っておらず、当時の姿をそのまま残しているのは、
右の櫓門のみです。(1656年建築)
あとは東西の櫓が復元されていて、小さな資料館になっています。
(市立博物館との共通入館券105円) |
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10:20
お堀のすぐ脇に市立博物館があって、この土浦の歴史や文化といったもの
をお勉強することができます。
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ものすごーく立派な建物。何かなと思ったら小学校でした。
壁に開けられた穴は銃丸だね。建物だけでなく塀や門もすごく贅沢なつくりです。
市役所や高架道、そしてこの小学校と、器にはそうとうお金をかけているね。
11:10
ひととおり町中を回ったので、あとはお土産を買って、お昼
にでもしようかと、繁華街まで戻ってきました。
角地に立てられた見事な看板建築は佃煮の武蔵屋さん。
昭和8年に立てられたという老舗だそうで、お土産に佃煮で
もと思ったのですが、今日は営業していない様子。ちょっと
残念。
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最初に見たショッピングモールに戻ってきました。もうお昼なのでさすがにお店も
開いたかな・・・と思ったのですが、閉められたままのお店が多く、人通りもまばら
です。
店舗スペースは2F、3Fにもあるのですが、上の階には開いているお店はほとんど
なく、閑散としていました。ちょっともったいない。
今発展を続けられるのは都心から50km、通勤時間1時間の範囲内に限られている
というのが現実。この土浦はちょうどその境界線上にあるわけで、物事は綿密な計算
をしてからすすめなきゃいけないってことなんだろうね。
11:40
ということでお昼は旧市街に戻ってきて、老舗のお蕎麦や
さんでキノコのたくさん入ったお蕎麦をいただきました。
こちら吾妻庵総本店は明治6年の創業だそうで、風格ある
ね。
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あといくつかのお店を回ったのですが、ぜひご紹介したい
のがこちらのお店です。
こちらの木村屋さん、パン・洋菓子とありますが、売ってい
るのはほとんどがいわゆる菓子パンです。でもひっきりなし
にお客様が訪れています。自分たちも何個か買ってみたの
ですが、これがまたものすごーくおいしい。生地がしっかり
していてうまみの強いパンです。
きっと地元でよく知られているお店なんでしょうね。自分と
しては、間違いなく土浦で一押しのお店です。
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ここで正直な感想を述べさせてもらえば、道や建物にものすごくお金をかけているみたいなんだけど、
でも何かそれがすべてうまくいっているとは言えないみたい。観光についても、電線の地中化で景観は
すっきりしたんだろうけど、それよりも前に観光マップを駅や市庁舎のパンフレット置き場に並べておくほ
うが先のような気がする。
もっと過疎のすすんでいて、お金もないところでみんなが必死になっているのに比べると、どうかなっ
て思うことがたくさんありました。今回はちょっと批判的なまとめをさせていただきました。
12:40
天気も良いので霞ヶ浦をドライブしてから那須に向かうことにします。
延々と続くレンコン畑。
すごいなあ、北海道の牧場みたいなスケールでひろがっています。
ということで今回の旅はおしまい。これから暑い季節になってゆくわけで、今度はどこか涼しいところを
目指して旅をしようかと思います。
2017.05
camera:Panasonic LUMIX GX8 + OLYMPUS M..ZUIKO DIGITAL12-50mm / graphic
tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage
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