石川




2017.12.09
  地図を見てちょっと良さそうなところはとりあえず行ってみる。お散歩旅は前回から引き続いて水郡線を北上し、今回は石川町です。
こちらも小さいけれど古くから城下町として栄えたところなので、お散歩旅には良さそうなところです。



12.09(土)
8:50
 東北道の矢吹ICを下りて石川町を目指します。神奈川からだとここまで3時間半、やっぱり遠いなあ・・・。一面景色が開けているところが
あったので車を止めます。



 すると上空を陰が走り、何かなって思ったら白鳥の群が旋回して目の前の田んぼに降りました。
 久しぶりに白鳥を生で見た!



 画像中央の上の方に写っているけど分かりますかね?
 こうなると分かっていたら望遠レンズを持ってきたんだけど、標準ズームだとこんな感じにしか写らないです。
下には下りた白鳥の群れ。


 ikumi (オリジナルヘッド+TBLeague スーパーフレキシブルボディ 28cm 2017 )



9:15
 JR水郡線の磐城石川駅に到着です。あんまりにもあっさりとした駅なので、危うく通過してしまうところでした。こちらで石川町の
観光マップを入手しました。なんだか良く分からないけど、巨大な花崗岩が駅前に置かれていました。

 



 駅前に設置されていた地図です。



 石川町は御斉所街道と石川街道が交わり、阿武隈水系のいくつかの支流の合流するところにあります。町自体はそれほど
大きくはないけれど、戦国時代には交通の要衝を押さえるという、戦略的な意味もあってここにお城がつくられたんだろうと想像
します。

 

 町を流れる北須川と今出川の川岸にはたくさんの桜が植えられていています。さぞかしその季節にはきれいなんだろうなあ・・・。



9:45
 石都々古和気神社にやってきました。陸奥の国の一ノ宮ということなので、このあたりでは最も社格が高く、歴史があるという
ことだと思います。創建は1050年頃とされています。



 参道の階段でトレーニングしている野球部の生徒がいます。このすぐ近くにある学法石川の生徒みたいです。甲子園にも出場して
いる強豪校だね。とても礼儀正しくて好感が持てます。

 





 本殿のある八幡山を登ってゆきます。途中、花崗岩の奇岩や紅葉などがあって(もうほとんど落ちちゃったけど)、景色の変化を楽しむ
ことができます。





 ごくわずかな城壁しか残っていませんが、ここには25代500年以上も続いた石川氏の居城、三芦城もありました。戦国時代に500年も
続くというのは、なかなかないんじゃないかな。



 麓の熊野神社です。社はないけどこの桜の木は大きい!





10:20
 再び町中に戻ってきました。川辺のお散歩は気持ちが良いけど、誰も歩いていないのがちょっと寂しい。





 石川町歴史民俗資料館です。といっても普通の資料館じゃなくって、このあたりで産出される岩石や鉱物が主な
展示物です。

 

 ちなみにこのあたりは石材として用いられる花崗岩の産地で、そのほかにも焼物に使われるカリ長石や巨大な
水晶の展示がありました。
 特にカリ長石は見ものです。これだけ大きな結晶が出来上がるにはどれだけの年月がかかったんだろう?
 なるほど駅前の花崗岩はそういう意味だったんですね。



 さて次は町のなかを散策します。
 人通りが少なく、休業中の店舗が多いのはもう地方都市では当たり前の風景かも。





 地元の学法石川が全国高校駅伝に出場するんだね。あちこちにこのポスターが貼ってありました。



 



 昭和も40年代以前はもう十分に古い、歴史遺産としての価値はあります。そう自分は思います。
 自分はこの風景でノスタルジックな気分に浸れます。もういっそのこと時間を止めてしまって、このままこの風景を
残していってもいいんじゃないかな。





 10分も歩くと町を外れます。でもやっぱりこの桜並木はすごいなあ・・・。

 





 こちらは自由民権運動で活躍した鈴木荘右衛門の居宅のあったところ。



 母屋なども現在再建中のようです。鈴木家は一帯の16村を束ねる大庄屋で武士と同等の地位が与えられていた
名家だそうです。



11:30
 とりあえず町のなかを一周したので、気になるお店でお買い物をしようかな。
 城下町には必ず美味しいお菓子屋さんとお茶屋さんがあるというのは常識、こちらの町にもちゃんとありました。



 

 とってもきれい。ちょっと小ぶりなんだけどお安いのもマルです。ムース系がいけるというのが我が家の判断。



 地酒はないかと、こちらのお店に寄りました。品揃えが大変すばらしいです。全国から取り寄せた銘酒があります。地酒は福島県
南部のものが中心で、聞いたことのない小さな蔵の銘柄もあります。

 

 一歩己という地元のお酒をいただいたのですが、なかなかのお酒でした。(純米無濾過生原酒、蔵はお隣の古殿町の豊国酒造)。
基本は端麗辛口なんだけど、爽やかな酸味があってとても美味しい。



 そしてささやかなクリスマス飾り。



 おなかがすいてきたのでお昼を食べられる場所を探します。
 人口1万6千というと、ちゃんとした商店街がなかったりするところもあるけれど、ここには裏通りに飲食店街があったりします。





 ところがこちらは夜のお店が多くて、お昼を食べさせていただけるようなところがなかなかないです。そもそも通りに人が歩いていないし、
みんな郊外のショッピングモールあたりに流れていってしまうんでしょうかね。



12:00
 唯一ランチの看板の出ていたのがこちらのお店(田中屋)。ご近所の方がやってくるようなごくごく普通のお店です。(でも店の中がきれい
でとても清潔な感じ、居心地良いです)

 

 ランチはカレー味の煮込みうどんとカボチャのサラダ、ブリ大根、あとお好みでご飯もいただけます。これで600円なら安い! と思ったら、
食後にちゃんとコーヒーまで出てきました。大満足です。こちら唯一だったけどベストなお店です。

 おかみさんから、この町のこといろいろ聞きました。
 学法石川は福島県で一番古い私立高校なのだそうですが、なかなか生徒集めに苦労しているんだそうです。
(もともとこの人口1万6千の町に県立高校と合わせて2つ高校があるのは多すぎるように思うし、近隣の人口もどんどん減っている。ちなみに
町内に6つあった小学校は3年前に1つにまとめられた。)
 あと町の中心部はお役所の移転や郊外の大規模店舗のオープンで人通りが減り、賑わいがなくなってきた・・・、等々。





 風情ある建物や通りの残る石川町は城下町あるいは交易の中心として発展し、周辺から人の集まる場所だったんだろうと想像できます。
ただ地方都市にはありがちなことだけど、ここ石川も10年で10%以上の割合で人口が減り続けている現実がある。震災の影響も残っている。
 お散歩するにはしっとりとしていて良いところだけど、ここで暮らし、町を維持してゆくことは、やはり大変なんだろうなあと思います。

 とりあえず水郡線沿線のお散歩はこれで一段落です。ちなみに今回買ったお酒をつくっている蔵は、お隣の古殿町にあるそうで、こんどは
そちらの方に行ってみようかと思います。



2017.12
cameraPanasonic DMC-GX8 + LUMIX 12-32mm & M.ZUIKO Digital 45mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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