鹿沼




2017.12.10
  宇都宮の道の駅「ろまんちっく村」に立ち寄ったついでに鹿沼市内を散策することにしました。園芸用の鹿沼土はよく聞くけれど、
ほかにはいったい何があるの? という人が多いかもしれません。



12.10(日)
10:50
 街の中心に「屋台のまち中央公園」があり、駐車場も整備されているので、ここを起点に行動することにしました。ここには
3台の彫刻屋台が展示されています。(以前入ったことがあるので今回はパスですが、極彩色の彫刻屋台は確かに見事)
鹿沼の工芸品というと、あとはものすごく繊細な組子が有名ですね。鹿沼って職人ががんばっている街です。

 

 鹿沼を訪れたのは2回目なので、メインの観光施設は回らないで、ごく普通に街中を散策することにします。

 歩き始めてすぐに鹿沼石(深岩石)で建てられたギャラリーを発見。鹿沼石は大谷石と同じ起源をもつそうですが、大谷石より
水に強く、変色しにくい特徴があるそうです。





壁と空だけの構図ですが、ちゃんと画になってます。


 ikumi (オリジナルヘッド+TBLeague スーパーフレキシブルボディ 28cm 2017 )



 鹿沼は古くは城下町だった時代があり、その後の江戸時代には日光例幣使街道の宿場町として繁栄した街です。そういう歴史ある街
なので、風情まではいきませんが、どことなく落ち着きのようなものを感じます。







 そしてやってきたのが鹿沼銀座通り。銀座通りといってもご覧の通りで、一見したところものすごく寂れている感じなのですが、実は
個性的な雑貨屋さんやお菓子屋さんなんかがあってちゃんと営業しています。

 

 

 なかでもこの通りのパン屋さんはものすごく評判が良いらしく、ひっきりなしにお客がやってきます。
 (実際、丁寧な仕事でものすごくおいしい。)







11:00
 この通りの向こうに巨大な仏像がちらりと姿をのぞかせているので行ってみることにしました。

 

 こちらは清林寺、1300年ごろの創建という古いお寺です。
 大仏の方ははアウカナ佛といって、スリランカのアウカナというところにあった仏様から、実際に型を取って30年前ほど前にここに立てられました。
高さ19mでなかなか迫力があります。





 こちらは小さな神社に至る参道。とても静かで良い感じです。

 



11:20
 道を通り抜けたら、なんかおしゃれな建物がありました。こちらはもともとは大正時代に建てられた鹿沼石の倉庫だそうです。
美容院やチョコレート屋さんが営業してました。







 鹿沼って、なんかすごくフォトジェニックです。







11:50
 お昼時なので、さっき通った銀座通りに戻り、お蕎麦をいただくことにしました。
 鹿沼といえば、やっぱりニラ蕎麦でしょう。ニラがたっぷりでうれしい。

 



12:10
 食事の後はちょっと気になる喫茶店へ。それは一見ぱっとしない住宅街の裏通りにあります。

 



 この界隈はネコヤド商店街というそうで、歩いてみたらなんとも魅惑的な一帯です。
 ここには探検したくなるような、わくわくする空間があります。

 

 

 その中心にあるのが「饗茶庵」という喫茶店。鹿沼の街再生のきっかけになった場所といわれるところです。
 こちらでは水出しコーヒーをいただきました。お客様もたくさんいらしていて、やっぱりとても有名なお店みたいです。

 

 鹿沼は、もともとが東照宮をつくった職人たちが移り住んだという木工の町で、今も多くの職人やアーティストが暮らしている
ところです。そしてここネコヤド商店街では毎月第一日曜日に市が開かれて、それら多くの作品を拝見することができるという
ことです。(残念、今日は第二日曜日! 今度また来ます)



 ネコヤド関連のガチャポンがあったので回してみたら、響茶庵の缶バッジが出てきた。



12:40
 最後にすぐ近くにある今宮神社にお参りしました。(こちらの創建は1534年)



 もう葉っぱはあまり残っていないけど、銀杏の巨木が青空に生えてきれい。



 鹿沼の小路散策はまるで宝探しをしているみたいで楽しいです。昔懐かしい風景やのどかな風景があって、大人のお散歩が楽しめます。
みなさんもぜひ鹿沼を訪れてはいかがでしょう、最近お散歩したなかでは特におすすめです



2017.12
cameraPanasonic DMC-GX8 + LUMIX 12-32mm & M.ZUIKO Digital 45mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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