aimi & chie





タイムトラベル




昭和の古い町並みが、もうすぐ見られなくなってしまう場所があるというので、行ってみることにしました。
駅を降りて、最初に目に留まったのが、こちらの駐輪場。




再開発を待つ商店街。




きっとここにも様々な人々の暮らしがあったに違いない。
眼を閉じると、いろんな声が聞こえてくる。
華やかな時を経て、今静かにその役目を終えようとしている。




別な場所にある、明治の時代につくられたという赤煉瓦の建物。






もともとここは宿場町として栄えていたところ。
江戸時代から続く1軒の旅籠が、今でもビジネス旅館として営業しているそうです。










この裏通りが、昔の街道そのものだったところ。傍らの神社にも何百年という歴史があるといいます。

想像力を働かせて散歩していたら、一気に数百年のタイムトラベルができてしまいそうです。
ただ何も知らなければ、よくある地方都市の一風景にしか見えない・・・。ここはそんなところです。


そしてその先には?




aimi & chie (オリジナル球体関節人形 石塑粘土 54cm 2016 )



2018.07
camera:Canon PowerShot G7X & Panasonic LUMIX GX8 + M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm / graphic tool: GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10

 桶川で撮影した風景に、DOLL の画像を合成してつくってみました。
 作文の力が今ひとつなので、こちらの思っていることが伝わらなかったらごめんなさい。

 

 桶川は中山道の宿場町として栄えたところで、ところどころに歴史的な建造物が残っています。その最も古いものは桶川稲荷神社(1817年の建築、
創建はで13世紀ごろ)だといいます。
 もちろんこういった建造物はきちんと保存管理されているのですが、一方で駅前の東口周辺は再開発が始まったところです。

 

 ここに限らないことですが、以前はよく見かけた昭和30年代、40年代の高度成長期につくられた街並みは少しずつ姿を消しつつあります。
ビニール、プラスチック、トタン、ベニヤ、今見ると少し安っぽく洗練されていない景色、看板建築、アーケード・・・。こういった少しノスタルジック
な気分にさせてくれる景色は、消えてゆくべきものなのかな?
 でも何か惜しい気持ちがする。自分はこういった風景も、いずれ伝統的な街並みとしての価値が生まれてくるに違いないと思っています。



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