横浜人形の家
夢のドールハウス&ドール展 〜1/12の世界〜
2018.08.25
ちょっと前になりますが横浜人形の家に行ってきました。こちらで「夢のドールハウス&ドール」という企画展を開催していると聞いたからです。
完成度の高いドールハウスやオラマなどを拝見することができて、いろいろとお勉強させていただきました。
8.25(土)
9:30
残暑、残暑、とっても暑いので早く家を出たら、乗り継ぎが良すぎて開館前に到着してしまいました。中に入れず、またまたとっても暑い!

横浜人形の家とは世界中から集めた様々なドールや、著名な作家の創作人形などを展示している施設です。 あとお人形関係のイベントなどが
開催されたりすることもあるようです。今回は「夢のドールハウス&ドール」という企画展を見るためにやってきました。(入館700円)


「南フランスの休日」(芳賀雅之) 以下、敬称略
誰もいないのだけど、ついさっきまで誰かがいたような、そんな生活感のようなものがありますね。

「平安京」(あいさわ かずこ)

「木下旅館」(橋本京子)
そう、ジオラマって光の加減でぜんぜん1違って見える。光のコントロールって、とっても大切。思わずのぞき込みたくなるような空間づくりに
一役買ってます。

図工室(倉林 進)

「女神達へ」(服部 香)

「イタリアンレストラン」(河合行雄)

「Robinson」(遠藤大樹)
素晴らしい作品ばかりでしたが、個人的に印象に残った作品をいくつかあげてみました。どれもつくり込みが半端なくすごかったです。
ドールハウスといいながらも、今はドールがそこに置かれることはあまりなく、ドールの住む空間として作品を完成させているものがほとんどです。
ただ主人公がいないのにもかかわらず、良い作品からは必ずそこに生活感のようなものが感じられます。
もちろんそのためには数百とも思われる微細なパーツを正確に完成させ、主人公がいままでそこに居たかのように計算してレイアウトしてゆく必要が
あるのでしょうが・・・。やっぱりすごい、とっても勉強になります。

アサルトリリーなどを配置したジオラマもありました。うーんさすがに、先にドールハウス見てしまうと深みがないな・・・。

アンティークなドールハウスの展示もありました。昔はやはりお人形を配置するのがスタンダードだったのかな?
おそらくは顔の描ける最小限のお人形が1:12で、一方で家の中における最大限の家の模型が1:12だったという関係で、このスケールが
ドールハウスのスタンダードになったのだと想像します。そして近年は精度の高い工作が可能になって、1:18とか1:24といった小スケールの
ものも増えてきた、そういったところでしょう。
ちなみにこの企画展は8.26(日)までで、すでに終了してしまいました。(ごめんなさい)
現在はバービーやりかちゃん、momokoあたりの「kawaii展」を開催中のようです。

こちらは展示室の入り口にある「赤い靴の女の子」です。
以前この横浜人形の家にやってきたときには、あまり人形に興味のない頃だったので、なんとなく眺めて終わってしまったという感じです。
(おそらく20年近く前) でも今あらためて見ると、この人形の家の展示は常設部分もけっこうすごい。

集められたお人形は10000体。最初のコーナーでは約100か国の手づくり人形が展示されています。


あとは製品化された懐かしいお人形が多数。


もちろんビスクドールを中心としたたくさんのアンティークドールもあります。

お人形と遊べるコーナー。


日本を代表する雛人形と市松人形。
ここから先は銘品のコーナーです。

「アリスのサーカス」(清水真理)


粧い」(平田郷陽)
いわゆる艶って、こういうのを言うんだろうね。
こちらは昭和6年の作品だそうですが、古くないです。ものすごく新しく感ます。

人間国宝 平田郷陽氏の作品を10点ほど拝見することができます。
横浜人形の家はお人形好きなら、やっぱり一度は来るべき場所でしょう。
ちなみに横浜人形の家は基本的に撮影可なのがありがたいです。ただ例によって証明が暗く、ガラス越しの撮影になることが多いので、ちゃんと
撮影するならデジタルカメラ+PLフィルターの組み合わせは必須です。(今回はコンデジ持ってって失敗!)

sayaka(オリジナルヘッド + TBLeague s26A ボディ 27cm 2018 )
2018.09
camera:Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7
+ GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
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