DOLLも運べるカメラバッグの制作

● 小学生用の通学バッグをカメラバッグにする。



 ときどき利用するAliexpress(中国の大手通販サイト)をながめていたら、小学生用の通学バッグのカテゴリーでちょっと気になるものをみつけました。

 

 お値段2300円、防水仕様で衝撃吸収材も入っている。背面のセルを開くと、こんな感じでたくさんのポケットがついている。
 本格的に撮影しようとすると、カメラって本体とレンズ以外にも、フィルターやクロス、ストロボ、レフ板、三脚、バッテリー、メモリーカード・・・と、
思ったよりたくさんの機材が必要だったりして、特に小物の入れる場所に困ったりするんです。

 

 大きなセルにはカメラとレンズ、真ん中のセルには1:6 のDOLLを入れることもできます。
 これって少し手を加えたら、カメラバッグに使える! そう閃きました。一見ありそうなのですが、実際にはこういう仕様のバッグってなかなかないです。

 そして待つこと2週間、無事にバッグは到着。たまに商品が到着しなかったり、当たりはずれはあったりするけど、Aliexpress はそのへんをきっちりと対応
してくれるので、今のところ損をしたことはありません。
 早速このバッグに手を加えて、1:6ドールの収納スペースつきのカメラバッグに仕上げることにします。





 現在、メインで使用しているのが、Panasonic LUMIX GX8 と OLYMPUS .ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm 組み合わせで、ときどき伝説のレンズ 50mm F2.0 macro
を使うという感じです。(一番下の2つ) できるだけ軽くしたいときには Panasonic の 12-32mm と OLYMPUS の 45mm F1.8 という組み合わせもあり、(中段の2本)
必要に応じて SIGMA の 10-20mm や Panasonic の 45-200mm のうちの1本を加えると行った感じでしょうか。
 ということで、本体とレンズ3本を収納できるスペースがあれば今のところ充分です。

 

 手持ちのインナーバッグを100均で買ったスタイロフォームでかさ上げして、バッグの一番大きなセルにカメラとレンズの収納スペースをつくりました。かさ上げしたのは、
バッグの上の方にあった方が取り出しやすいからです。下のスタイロフォームにかこまれた部分には4Lぐらいの空間があるので、たとえば旅行に出かけたときには衣類の
収納スペースとして機能しそうです。



 

 真ん中のセルはドールの収納スペース。ただこのままだとDOLLが圧迫されてしまうので、スタイロフォームとスポンジで、コの字型のフレームをつくって空間をつくる
ような工夫をしました。





 カメラとレンズ2本、DOLL2体、さらに背面のセルにはカメラアクセサリーやサイフ、スマホと携帯、予備カメラ、その他もろもろを詰め込んでみました。



 それでも全部で3.6kgにしかなりませんでした。ちなみにバッグ単独なら680gで、ちゃんとした衝撃吸収材が入っているものとしては驚異的な軽さ
だと思います。


 

 完成したところを chico ちゃんに背負ってもらいました。
 前抱えにすると、さすがに大きく見えてしまいますが、そこは chico ちゃんが100cmの3歳児の大きさしかないからで、バッグ自体の高さは38cmしか
ありません。試してみましたが、カメラの出し入れもやりやすく、前抱えでの使用が基本になるかと思います。
 ちなみに先日のニュースで、体重20kgほどの小学生が毎日、平均7〜8kgのランドセルを背負って通学しているなんてこと言ってましたが、体重の
1/3だなんて、やっぱりちょっと重すぎ。

 今回、カメラや撮影機材を一式収納したときの重さが3600g、しかもまだまだスペースに余裕があるので、1泊2日ぐらいの旅行なら、これ一つですんで
しまいそうです。
 さっそくお散歩に出かけて、このバッグの使用感を確かめてみたいところです。


chico (gillian というラブドールをプチリメイクしました 100cm 2018 )



2018.09
camera:Casio EXILIM EX-ZR4100 & Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10




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