花沢の里


2019.03.30
 今回訪れたのは焼津市の「花沢の里」、旧東海道が整備される以前、東西を結ぶ街道が通っていたところです。春になった今、様々な草木が
花を咲かせ、とても静かで美しい景観を見ることができます。



3.30(土)
13:00
 静岡県の東名高速焼津ICからほど近い山間に「花沢の里」はあります。
 集落の入口に公共の駐車場があるので、そこに車を止めて歩き始めました。



 200mぐらいにわたって続く岳の塀。ちょっと風流かも。



 この塀は切り立った崖を覆うように作られているのですが、その上部には巨大な岩があって地元の人の信仰の対象になっているそうです。
でもこの時期、いちめんのヤマブキに覆われていてよく見えない。でもきれい。


nano(オリジナルヘッド+TBLeague S26A ボディ 27cm 1018)


 約10分ほどで集落に到着です。

 



 切り立った斜面の間を小さな川が流れ、その流れに沿って集落が続いています。
 花沢の里という名の通り、あちこちの草木がたくさんの花を咲かせています。



 奈良時代まではこの「やきつべの小径」が東西を結ぶ主要な道だったそうで(旧東海道)、ここに連なる30軒ほどの古民家でつくられる
景観は江戸時代からあまり変わっていないのだそうです。
 もう完全にタイムスリップしてしまった感じです。
(2015年に静岡県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された)




 地域の主な産業は明治時代に始まったミカン栽培、そしてお茶といったところです。切り立った崖の上に畑があるんだろうな。
 また集落のあちこちに柑橘類や野菜の無人販売所があります。




 「やきつべの小径」を詠み込んだ歌碑。




 こちらは集落で唯一の古民家カフェ「カントリーオープン」。自家製パンやケーキ類が評判です。我家もこちらでお土産買いました。
 (土日のみ営業)
 このほか集落には生け花教室などもあったりしますが、派手なものや賑わいをみせるようなところはありません。車もほとんど通らず、
小川の流れる音、鳥の声、それが聞こえてくるもののほとんどです。




 集落のいちばん奥まったところにあるのが法華寺です。(奈良時代の建立と伝えられる)



 行基作の千手観音が祀られているという本堂は現在改装中。
 このほかこちらには授乳や安産成就にご利益があるとされる乳観音、馬の保護神である馬頭観音があります。



 江戸時代につくられたという仁王門。金剛力士像の迫力がすごい。






 時間の関係で今回は行かなかったけど、この先にも更に良い眺望のハイキングコースが続きます。
 このほか城跡を巡るコースや、古墳巡りのコースもあるみたいです。




 ここには多分また来ると思います。
 やっぱり今度は紅葉の始まった秋かな。



2019.04
camera:Panasonic Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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