stratum

地層のなかのｓａｒａ



sara　（オリジナル球体関節人形　ラドールプレミックス＋プルミエ　　59cm　2007　mod.1907　）


























2019.09
camera:　Panasonic GX８　＋ M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm　/ graphic tool: S　ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10

　今回は人形が化石のように地層に埋もれているシーンをジオラマにしてみました。人形の方は以前に制作したものを、このシーンに合わせてヘッド中心に
リメイクしています。
　本格的な球体関節人形をつくり始めてもう14年ぐらいになるのだけれど、こちらの ｓａｒａ そのごく初期の作品です。久しぶりに取り出して思ったのは、もう完成
してからすでに12年も経過しているのだけれど、劣化する部分などなく、完成した頃と全く何も変わっていないという驚きでした。
　もしかして人形というものは生命を持つものではないけれど、その存在自体は永遠なのかもしれない。
　もちろんフィクションとしてではありますが、長い年月を経て様々なものが滅び化石化してゆくなかで、球体関節人形が今にも動きそうな状態で発掘される、
そんなことがあっても良いかな？　それがこちらの作品のテーマとなっています。



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