2022



こども食堂



2022.4.01 FRI 天気:晴れ
7:30
 まん延防止等重点措置とやらも解除されたし、先日東北で起こった地震の影響も気になるので、3か月ぶりで那須の家に行ってみることにしました。
それ以外に特別な目的などはないので、途中で東北自動車道を下り、あちこち立ち寄りながら那須に向かうつもりです。ただもうこういう状況なので、
人の集まるようなところに行けないなあ・・・。



 最初にやってきたのは東北道の「壬生PA」です。ここはPAのエリアからそのまま「みぶわんぱく公園」に出ることができてとっても便利です。
 桜も咲いているだろうなと思ったのですが、公園はまだ開演前の時間帯でした。どうでも良いかもしれませんが、バスタブをそのまま巨大な鉢植えに
してしまっているのが斬新で良いと思った。



8:40
 ここから先は一般道で那須に向かいます。別に急ぐ旅でもないので。



 宇都宮郊外の飛山城址です。 「桜でも咲いているかな」ぐらいのつもりで立ち寄ったのですが、ここがけっこうすごかった。飛山城は鎌倉時代に築かれた
芳賀氏の居城ですが、廃城になって400年以上も経っているというのに、土塁や空堀などの遺構が今できたように完璧に残っている。







また木橋やいくつかの建物も復元されていて、昔の城の全貌が容易に理解できる。
 戦国時代に実際に使われたお城でも、ここまで状態良く保存されているのって本当に珍しい。(国指定史跡)







 あとはこの景色、目の前に鬼怒川、北に那須連山、西に宇都宮市街と日光連山を望むことができます。
 実に爽快な風景です。




 併設されている「とびやま歴史体験館」には様々な歴史史料が展示されているのもありがたい。(すべて入場無料)



9:40
 桜自体はここにはなかったので、今度は桜を求めて北上します。






 こちらは鬼怒川の河川敷にある鬼怒グリーンパークです。コスモス畑が有名なんだけど、この季節のすかっとした景色もまた良い。
 やはり桜は青空に映える。







10:50
 こちらは大田原市の佐久山というところです。こちらの城址公園に桜があったのを思い出した。(大田原中心街にも城址公園があるのですが、こちらは
桜の名所として知られ、人が集まるところなので今回は遠慮しました)
 この地には戦国時代に佐久山城が築かれ、その後の江戸時代には奥州街道の佐久山宿として賑わったようなところです。
 ただ今はお世辞にも賑わっているとは言い難い。空き家や廃墟も目立ち、人通りも少ないです。
 ここにやってきたらよく立ち寄るところが2つある。画像の右側に写っているのは「勘兵衛饅頭」が名物という和菓子屋さんで、創業安政2年(1855)という
老舗(小島屋)。そして道路を挟んで左奥にあるのが和気精肉店で、こちらのメンチカツは絶品。

 




 久しぶりなので少し街中を歩いてみることにした。



 こちらは中心地にある大日堂です。でも何か前と感じが違うなあ? 何かすっきりとしすぎている・・・。
 そして裏側に回ってみて、巨大な切り株があることに気づいた。以前、ここに来たときには背後に樹齢800年という大ケヤキがあったはず。(市の指定史跡)
 それが最近になって倒れてしまったということらしいです。
 佐久山を代表するものが一つ消えた感じです。




 鎌倉時代に建立されたという正浄寺です。
  こちらの枝垂桜は枝が20mに及ぶほど横にひろがっていて、今がまさに見頃でした。




 佐久山城主ゆかりの実相院というお寺です。現在修復中の山門が市の文化財の指定を受けています。







 こちらは後継者がおらず、すでに廃業してしまった酒蔵です。(明治3年創業の島崎酒造) 「友白髪」という清酒を醸造し、地域で親しまれていたそうです。
 ものすごく迫力のある佇まいが印象的な酒蔵ですが、廃業から10年以上が過ぎ、すでに白壁の一部は落ちて、外観はかなり荒れている印象を受けます。
 今回訪れてみたら、主屋の方では修復がすすめられている最中でした。200年の歴史がある立派な酒蔵や歴史的な価値もありそうな主屋、日本庭園などを
そのまま壊してしまうのは、確かにあまりにもったいない。




 ただ大きいだけに、その使い方は難しいのかもしれない。酒蔵以外にも宿泊施設やギャラリー、コンサートホールなどへの転用という考えもあるかも
しれないけど、近隣は観光資源が乏しく、交通の便も良くない、しかも人口減少のすすみつつある旧宿場町という現実もある。
 人が実際にやってきてくれるかどうかを、やはり考えちゃうだろうなあ・・・。




 佐久山めぐりは1時間半ぐらいで終了、ちょうどお昼ご飯の時間になりました。
 ということで佐久山城址公園に向かいます。桜の下でいただいたのは、先ほど購入したメンチカツとかしわ餅です。少し変わった取り合わせですが、
ここでしか食べられないお昼ご飯です。
 かしわ餅は今回初めて食べたのですが、けっこうボリュームがあっておいしかった。
 ただこれを買った小島屋さんは、ご高齢の夫婦が切り盛りしているお店のようなので、これをあと何回食べられるのかなあと思いました。いつまでも
元気でやっていてほしいなって思います。







12:30
 那須についたのはすでにお昼を回ってから。ご覧の通り、那須はまだまだ冬の雰囲気、吹く風も冷たいです。




 それでも今は春休み。春休みというのは那須での観光シーズンの始まりで、訪れる人も増えてきた。(もちろん感染拡大という意味では心配で春のだけど) 
 でも現実には撤退してしまったお店などもけっこう目立つし、賑わいという意味でも今一つです。予定されている那須の観光イベントは皆無で、新型コロナに
よって与えられた影響は本当に大きい




 途中、庭に植える苗や木をこちらで買いました。(ここはけっこう安い)
 まだまだ寒いのだけど、店内は春の雰囲気です。





 那須に行くと必ず立ち寄るのがギャラリーバーンです。基本的にはレンタルギャラリーなのですが、冬の間は訪れる人も少ないので、オーナーの清野さんの
作品展示が中心になります。
 ただ今年も新型コロナの関係で、作品展などを開催しようとする人は少なくて、今もまだ「冬モード」のままなのですが。
 オーナーの清野さんは不在でしたが、例によって作品をひととおり拝見します。
 春は恒例の巣箱展の予定があるようで、芸術的な巣箱がずらりと並ぶ。これらは観賞用というのではなくて、実際に野鳥が卵を産んで育てるという実用性がある。
(我が家でも使っている)








 

 その他、看板とか動くおもちゃとか、ペーパークラフトとか春を前に作品がかなり増えていました。
 聞けば、オーナーの清野さんは別の場所で作業中だとか。
 以前、人口3万人に満たない那須町の、しかも那須岳の麓で本屋さんが開店したという話をしました。でも残念ながら新型コロナなどの影響もあって、そのお店も
昨年末を持って閉店してしまいました。
 実はその本屋さんの跡地で新たなるプロジェクトが進行しているらしいのです。


 

 現在その元書店が改装中で、その現場で清野さんは内装工事をしていました。



 メインの一つはこれ、当面は月に2回だけだけど、子供食堂を開くということでした。(こども100円、引率する大人300円を予定) 近隣のレストランのシェフにも
協力してもらえるみたい。
 隣室では清野さんの作品も展示予定だそうで、先ほどの巣箱や動くおもちゃも見られるはずです。そしてご本人は簡単なおもちゃの制作教室みたいなものも
やってみたいと言ってました。



 こちらはカフェ、マシンを利用して1杯80円ぐらいで提供する予定とのこと。いわゆる地域の交流の場だったり、道の駅にはない情報提供の場所にしたいという
ことでした。そしてできるなら、ここに不登校の子供たちとか、障害を持った方々にも来ていただけると嬉しいと話をされていました。
 とっても素敵なアイディアだし、夢のある話だと思う。
 ずっと冬の時代が続いているような那須ですが、そんななかでちょっとだけ明るい話題という感じです。
 オープンの予定は4月10日(日) 場所は那須中学校前です。
 那須はまだまだ寒いですが、きっとオープンの頃には校庭の桜も咲き始めるでしょう。近くを通りかかった際にはぜひお立ち寄りください。







17:00
 夕食はいつもの殻々工房です。まん延防止が解除されたためなのか、それとも春休みのためなのか、けっこう予約でいっぱいでした。







 久々なので何にしようか色々考えたのですが、メインはバーニャカウダにしました。これをギネスあるいはジンなどでいただきました。
 ここは変わらずに何を食べても飲んでも美味しい。





4.02 SAT 天気:晴れ
5:20
 今日も天気は良さそうなので、夜明けとともに行動開始です。






 霜が降りていてとっても寒い。那須はまだまだ実際には冬、下界より季節が1月近く遅れている感じです。




 そのままメインの通りを歩いて行ったのですが、中学校前の桜の蕾はまだ堅かった。





8:05
 那須からの帰り道、すぐには高速道路に乗らず、あちこち立ち寄りながら自宅に向かいます。せっかくなので少し下界に下りて桜めぐりでも
してみようかと思う。



 国道294号線の高岩あたり、ものすごく立派な桜の木が1本。
 根元には道祖神やお地蔵様がいくつかあって、地元の人に永らく親しまれてきたんだろうと思う。



8:45
 この時期だからということで、有名な桜のある法輪寺(栃木県大田原市)を訪れてみることにしました。



 こちらは1000年ほど前に慈覚大師が開基したと伝えられるとても古いお寺です。
 正面に見えるのが参拝者の訪れる大日堂です。

 

 勅額門を潜り抜けると見えるのがこちらの西行桜(樹齢800年)。
 その昔、西行法師が行脚の折に「盛りには などか若葉は 今とても 心ひかるる 糸桜かな」と詠じたと伝えられる桜です。こちらのお寺では
この西行桜や勅額門、高さ2.14mの巨大な天狗面ほか、数多くの文化財を所有しているそうです。
 ガイドブックを見れば、こちらのお寺についてはだいたいこのようなことが書いてあると思う。
 でもこちらがちょっと違うのは神仏習合の名残を強く感じるということです。というか、明治政府によって神仏分離が一方的に進められたわけだけど、
このお寺に関して言えば、かなりの部分が何も変わらず残っているという感じなのです。(なぜ神仏分離を逃れることができたのかは分からない)



 何年か前の11月、たまたまこのお寺の前を通りかかったら、祭礼の真っ最中でした。
 お寺の所有するお神輿が昔の宿場町を練り歩き、その列にはお坊さんの姿もある。お神輿に納められているのは秘仏だそうで、これだけでもかなり珍しい。

 

 お寺なんだけど鳥居がある。
 またこの鳥居が変わっていて、お寺の入口にはなく、お寺に並ぶように流れる川の中にある。(一の鳥居)
 二の鳥居は背後の小高い丘にあって、方角としては一の鳥居とは直交するような方向を向いている。参道はこの階段だけでだけで前後には空しかない。
 三の鳥居と奥之院もあるらしいのですが、少し離れた山のなかだとも聞く。
 まあこれだけ変わった場所にある鳥居だから、「お寺のものではないよ」と言えば、それ以上の明治政府の追及はなかったのかもしれませんが・・・。
(ここはあくまでも自分の想像、ただ全国には鳥居を持つお寺はけっこうあるとも聞きます。)



 もともと鳥居とは人間世界と神社という神様の世界の境界線のようなもの。だからそこには必ずしも参道がなければいけないということもない。もしかしたら
一の鳥居は水の神の住む世界への入口で、二の鳥居は空に続く、三の鳥居は地の世界につながるのかもしれない。
 もしそうであれば、この地域に根付いた独特の宗教観のようなものが、更に古い時代からあったということなんだろうね。
 興味は尽きません。ともかく不思議な鳥居です。



 追伸 桜祭りということでお守りなどに並んでお菓子も売ってました。こちらが結構おいしかった。今度つくっているお店にも行ってみようと思う。



2022.04
camera: Canon powershot G9X Mk.2 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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