nano
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小さな分校


<高松分校>






 ここはすでに廃校になってしまった山のなかの小さな分校。




 廃校になって10年、もう今はだれもいない。
 とっても静かな空間。




 卒業制作の小さなパネルが今もきちんと飾られている。




 この学校は今でもみんなの思い出そのものなんだ。





<湘南平>





 青い空を今風が吹き抜けて行く。





<大磯>



 新緑




 淡いピンク




 黄色いじゅうたん
 空が青いと何でも素敵に見える。



nano(オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm  2018 )



2020.03
camera: Canon PowerShot G7X / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10

 画像の解説です。最初にやってきたのは神奈川県のいちばん西にある北山北町です。山北町は旧国鉄の車両基地があったところで、
SLの展示されている公園もあったりします。街自体もレトロでちょっと寂れた雰囲気がなかなか良いです。



 中心街から山間に向かう細い道を昇ってゆくと、今回訪れた高松の集落があります。
 こちらは集落の入口あたりから見た眺めです。富士山、東名高速、今やってきた山北町の街並み、ここは絶景ポイント。まさに天空の集落だね。



 草刈りしてお花も植えられていて、とってもきれいに手入れされてます。校舎は教室2つとトイレだけ、至ってシンプルです。まさに映画やドラマによく
出てくるような分校そのものです。 戦後間もない食糧難の時代に高松山が開拓開墾され、そして分校が開校されたのは1956年のこと。



 下駄箱の上には児童が木の板に描いた野鳥の絵が飾られていました。おそらくは長年にわたって卒業生が残していった卒業制作に違いありません。
そしてその上に「祝高松分校開校50周年」の文字がありました。人口の減少が続いて廃校になったのが2010年、開校から54年ということになるから、
このタイトルは廃校が決まったころに付け加えられたのでしょう。
 そして同じ時にタイムカプセルも埋められたようで、その発掘は2026年の予定。タイムカプセルを発掘するときには、すでにこの集落を去ってしまった
人たちもあちこちからやってくるんだろうね。
 きっとこの建物はこの集落に住んでいた人たちの思い出そのものなんだ。



  

 次の風景は平塚市にある湘南平です。ここは南関東360°のパノラマを望むことのできるちょっと有名なスポットかな。あとは南京錠をレストハウスに
取り付けてゆくと恋愛が成就するという伝説があることでも有名です。
 レストハウスからの眺めは画像のように360°のパノラマ。伊豆半島と富士山、東京都心から房総半島、そして丹沢山系の山々が見渡せます。
 ここはそれなりに有名なスポットなので土日休日はけっこう混雑します。駐車場もありますが特に桜の季節は厳しいので、早めの到着をおすすめします。
 自分のおすすめはこの湘南平、もしくは大磯駅を起点にした、お隣の浅間山などを巡る高麗山公園一周のハイキングコースかな。
(標高168mなので、よっぽど体力に自信のない人以外は大丈夫です。) 



 

 最後の風景は大磯町周辺です。大磯というと明治から昭和にかけて活躍した吉田茂をはじめとする政治家や実業家が居を構えた場所として有名です。
あとは大磯ロングビーチとか、プリンスホテルなどもあって特に夏は賑わうところです。(画像右は俳句で有名な鴫立庵)
 その北側には二宮と平塚に伸びる丘陵地帯がひろがるのですが、ここのお散歩がなかなか気持ち良い。そこで撮影したものを何枚か載せてみました。



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