nano
602



春の里山






 小さな峠のトンネルを抜けると、青い空がどこまでも続いていた。














 川沿いの道をずっと歩く。足下にはお花畑がひろがっている。









 河原の花々はどうしてこの場所を選んで咲いたのだろう?
 人に見られることを意識するはずもないのに。












ikumi(オリジナルヘッド+TBLeagues24Aボディ 27cm 2018 )

 自然の中に自分はいる。
 それを強く意識した日でした。



2020.04
camera: Canon PowerShot G7X / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10

 今回お散歩で巡ったのは、おもに平塚市の山間の地区、もちろん観光地でも何でもないところです。
 ゴールデンウイークは新型コロナのおかげで毎日のように、このあたりをお散歩してました。

 

 豊かな自然と昔ながらの農村の風景を楽しむことができる場所なので、お散歩コースとしては特にお気に入りです。
 出かける前にだいたいの目的地を決めておいて、現地に着いたらあとはグーグルマップが頼り。



 自然豊かなっていうとき、実は手付かずの自然そのままが美しいってことは日本ではあまりないです。温暖で降水量が多い日本では人間の手の
ついていないところは、だいたい足を踏み入れることもためらうような深い森になっちゃう。美しい森にするにはやっぱり人間がお手入れしなきゃダメです。
 限界集落とか耕作放棄地という言葉をよく聞くようになりましたが、人間が住まなくなるとだいたい10年ぐらいで田んぼや畑も藪になってしまいます。
だから地図を見て、ここはいいかもしれないなって思うところは、川沿いに小さな集落があって、そのいちばん奥に神社が一つみたいなところです。
 こうやって歩いていると、美しい自然を保つために、どれだけ人々が努力を続けてきたかが分かります。
 都会に住んでいて、都会しか知らない、地方では有名な観光地しか行ったことがない、そういう人にこそ日本の里山の散歩をしてほしいなって思います。



サイトのトップページにとびます