eye4工房番外編

サツキとメイの家

おかえりなさい


<ひさしぶりの1:150>

 ここのところ制作していたジオラマは1/72のものが多かった。理由としてはご近所で見かけた景色を再現するにはちょうど良いスケールだから。緻密な表現は難しいけど、
人だけでなく小さな建物などまで再現することができる。
 もっと広範囲に、ある程度の大きさの建物を含んだ空間を俯瞰的に表現するのなら、Nゲージなどに代表される1/150が良いです。但しこちらの場合には人物表現が少し
厳しくなります。



 押し入れを整理して見つけたのがこれです。1/150スケールの「サツキとメイの家」、ペーパークラフトのさんけいとジブリのコラボ商品です。定価4360円と少々お高いキット
なのに、放置されたまま数年以上が過ぎている。このままではあまりにもったいない。
 ちなみに愛知県で2005年に開催された愛地球博では、この家がアニメに登場したままに再建されて多くに人が訪れたのだとか。
 「となりのトトロ」に登場する草壁家は和洋折衷の典型的な戦前建築。ものすごく複雑な形状をしており、様々な装飾が施されている豪勢なつくりです。
 こんなもの一からつくり始めたら建物だけで3ヶ月ぐらいかかっちゃうに違いない。
 今回はこのキットを使って昔懐かしい田舎の風景をつくります。


   1 さんけいの「サツキとメイの家」をつくります。基本は説明書に従います。
    

 キットの中身は説明書と、レーザーカットされた厚紙素材のパーツです。基本的にはカッターと糊だけでつくることができて着色も不要です。あとピンセットはあった方が良いです。
なお透明プラ板のパーツもあるので瞬間接着剤は使わない方が良いと思います。
 基本は説明書をよく読んで、間違いのないようにカットして組み立ててゆきます。
 説明書には完成まで10時間とあり、朝から取り組めば夕方には仕上がる・・・。でもまあ普通だったら、ゆっくり確認しながら作業をすすめて3日ぐらいで作りあげるのが良さそうです。

   

 これは初日の終了図です。
 基本、さんけいのキットは皆同じような構成なのですが、こちらは難易度高めなので、大きなものを作る前には小さなキットで練習しておいた方が良いです
((ちなみにこのキットの生産はすでに休止されているので、入手はやや難しいかもしれません。)
 さんけいのキットは難易度がやや高めなのと、もう一つ小さなパーツが多くて紛失しやすいこと。特に小さなパーツをカットするときとピンセットでつまむ時が危険です。




 こういうときに100均で買った小さな箒と塵取りが役に立ちます。周りを軽くお掃除すると、そこに消えてなくなったパーツが紛れ込んでいることが多いです。

 さてこのまま制作を続けるのも良いですが、少しだけ見栄えを考えて手を加えることにします。

2 洋室は書斎兼応接室という設定なので、キットの
 厚紙を利用して家具などを追加します。
3 家の壁に穴をあけて暖色系のLEDを配線してゆき
 ます。
4 光の漏れを確認して、必要に応じてアルミシートを
 張り付けてゆきます。

 画像1枚目、玄関わきの洋室は外から中が見える部分なので、ソファーセットなどを自作しました。左はポットの観葉植物です。
 大きさはテーブルが一辺5mmほど。




 夜景にすることもあるかと、電球色のLEDなどを組み込みました。後で後悔したくないしね。実際に点灯させてみたら実に良い感じです。
 これを組み上げながらどういうシーンにするか考えているのだけど、どういう感じでトトロやサツキとメイを登場させるかってところがポイントかな。いまのところランクC(一ヶ月以内の完成)
を目指しているけど、こういう細かいことやってるとランクBに格上げになっちゃうかも。  




 調子よく主屋を作りあげたけど、製作がすすむにつれて、いくつか問題が出てきた。
A キットはすべて紙でできているので、たとえば台所とお風呂の煙突も断面が四角い。こういったところは迷うことなく丸いプラ棒に取り変える。
B いくつかのパーツは厚紙に模様を印刷したものなので、その断面は白くなる。もちろんここは塗り直します。
C やや複雑なキットなので、中心部に狂いを生じると、その歪みが次第に大きくなり、一番外側のパーツが合わなくなったりする。もうこのあたりはパテ埋めしてから着色しかない。
 この原因はいくつか考えられるけど、カットしたときにきっちりと「バリ」の部分を落とすこと、接着の際には隙間なく奥まで押し込むことなど、基本的なところに注意した方が良いと思う。


   5 次はおまけとして付属するソテツの樹やリヤカーその他をつくります。
     

 これはヤシではなくソテツ。昔はたわしや箒の材料になるなど実用性が高かったので、あちこちの家に植えられていました。
 これも組み立ててゆくと、幹の断面が円筒ではなく多面体のかくかくしたものになってしまいます。また葉っぱも厚すぎて、それらしく見えません。
  ここも幹はプラ棒とエポキシパテで作り直し、葉っぱはキットのものを、横からデザインナイフを入れて薄く2枚に分けました。幹のふさふさ部分は木工ボンドを塗ったあとにベージュ色の
砂をふってざらざらに仕上げました。
 こういう細かいことをやり始めちゃうと、どんどん時間が過ぎて行ってしまうのですが、このソテツは一番目立つところにあるので手を抜けない。結果、2日かけて上のような感じに仕上げました。





 一通りの作業が終わったところです。キットとしてはとても精密、細かな部分もよく再現できている。
 1/150というスケールなので、たとえば画像の1円玉の上にリヤカーは乗ってしまうし、高さ5mmしかない窓だけど、昔ながらの格子の模様が入っているのもすごい。




 途中でLEDを3個仕組んでおいたのだけど、これは正解。少し暗くした室内で撮影すると良い感じです。
 さんけいのキットのなかでも、このキットは精密性という意味ではトップクラス。ただ一方で、やはりこのキットは子供が簡単に作ることのできるというものではない。
 製作時間10時間とパッケージにはありますが、状況を見ながら手を加え、じっくりと1週間ぐらいかけてつくるのが良いと思います。

 歩こう 歩こう 私は元気
 歩くの大好き  どんどん行こう

 今週末はまた台風ですか(この秋は雨が多かった)。いいかげん青空の下でお散歩したいなあ。





<ジオラマベースをつくる>
 このジオラマをつくるために、もう一度「となりのトトロ」を見直してみました。宮崎アニメには空を飛ぶものが多い。これからつくるトトロも空を飛ぶ。舞いあがる一瞬には
独特の高揚感と解放感があります。  
 お母さんの療養のために草壁家は田舎に引っ越した。そして少し具合の悪くなったお母さんのお見舞いのために、二人は病院に向かう。話としてはただそれだけなの
だけど、ディテールがとても細かく、昭和初期の時代考証も実に正確です。
 主役を生かすのは、やはりその脇役だったり背景だったりすると思います。

   6 DVDから草壁家の周囲の状況をおおまかにつかんで、それをベースボード上に表現をします。
   

 例によって100均で購入した角材と5mm厚のスチレンボードで大まかな地形をまずはつくります。
 次にレイアウトを書き入れる。ただこのあたりは正確な配置でなく、その雰囲気が伝わってくれば良いと思う。田舎の風景の中に溶け込むような和洋折衷の家、
当時としてはモダンな設計。そしてそれを取り囲む小川と樹々。
 サイズとしては自分のつくるジオラマのスタンダードサイズの25cm×20cmが丁度よい。
 ジオラマのサイズをある程度決めておくと、保管や運搬が楽になります。


7 パーツ間にできてしまった隙間はモデリングペーストで埋 め、全体にジェッソを塗ります。 8 起伏をつけたいところに粘土を盛り、庭につくられ
 た池付近には庭石なども置いてみた。
9 塗料に砂などを混ぜて質感を出しながら地面を
 仕上げてゆきます。

 地面の作り方ですが、まずは着色した粘土に水を加え、そこにペット用のトイレ砂を混ぜてざらついた感じを出す。この「土塗料」を全体に塗ってゆきます。そして
そのうえで人の通るところには、土塗料が乾く前にペット用に砂を撒いて通り道を表現します。

10 背の低い草などは、鉄道模型用のパウダーで
 表現します。
11 少し背の高い草はスタティックアプリケーターで
 表現します。

 次は草の表現です。家の周りや庭は比較的低い草がまばらに生えている。これは鉄道模型用のパウダーを3種類ほど混ぜたものを撒いて表現します。固定には水で薄めた
木工ボンドを使います。
 さらにその外側や丘の上は草が伸び放題になっているので、ここはパウダーに同量の長さ3mmほどのファイバーを混ぜてスタティックアプリケーターを使って草を立てます。




  ここまでやると一気にジオラマっぽくなる。
 特別難しいところはないので、さんけいのペーパークラフトをつくってみようと思う人にはぜひチャレンジしてほしいと思います。模型そのものの見栄えが全然違います。  

 でもこれだと「草原の小さな家」でトトロどころか、まっくろくろすけすら姿を現しそうにない。やはりここは森に囲まれて、妖精やらお化けが出てきてもおかしくないような感じに
しなくてはいけません。
 このジオラマについて言えば、少しだけ外界から隔絶した「囲まれた感」のようなものが必要だと思います。

12 家の周囲の林はファインリーフ フォーリッジを接着
 して表現します。
13 背の低い樹木などは、着色したスポンジ素材の
 ものを張り付けて表現します。
14 池や小川を流れる水の表現はUVレジンを流し込
 んで硬化させます。

 次に家の周囲に樹を生やします。樹と言ってもこのスケールだから枝に葉っぱを1枚1枚つけてゆくこともできません。ここは市販のものを流用します。
 ここで使用したのはウッドランドのファインリーフ フォーリッジという商品で、オランダドライフラワーの小枝に着色された細かなスポンジ素材が接着されたものです。
1/150程度でうっそうとした雑木林を表現するならこのあたりが丁度良いです。
 ただそのままだとやや粗い感じがするので、組みあがったら水で薄めたボンドを塗って、更に上から同色のパウダーをまいてやると荒さが治まります。
  家の周囲の小さな樹々はスポンジ素材のかたまりを使いますが、多少色の変化をつけて、やはり最後にパウダー類をまいてやると落ち着きます。
 水の表現はUVレジンを流し込んで行います。少量ならこの方法が最も簡単です。  UVレジンは効果後もややべたつき感がありますが、こんなときには上からMr.カラー
のクリアーを塗ってやるとおさまります



 あとは全体の調子を整え、変化をつけるために3種のパウダーを混ぜたもの(A)、これにファイバー素材のものを混ぜたもの(B)、さらに細かなスポンジ素材を混ぜたもの(C)
の3種をつくり、適宜まいてゆきます。
 基本は乾燥して人の通るようなところはA、人があまり通らないところはB、丘や周辺の樹々のそばにはCという感じで変化をつけます。例えていうなら水彩画を描くような感じで
少しずつこの3種を重ねてゆきます。




<フィギュアの製作>
 ジオラマベースに「囲まれた感」が出てきたということで、トトロの大中小、サツキとメイの制作に入ることにします。
 問題はここからどういうフィギュアを登場させ、どのようにして配置してゆくかです。このままだと何が何だか良く分からないからね。
 もちろんこのスケールで「サツキとメイ」だけを配置しても、身長が1cmにも満たないのでは、やっぱり何が何だか良く分からない。だからここはドーンとトトロに登場していただいて、
「となりのトトロ」の世界だよって、分かってもらうしかないです。

   15 トトロ大中小をつくります。もちろん1/150のキットなどあるはずもなく、すべて手作りになります。
     

 大トトロは粘土を芯にしてエポキシパテでまわりを覆う。中トトロと小トトロはエポキシパテそのまんまです。
 ちなみに調べてみたら大トトロは身長2。0m、1/150に縮小するとおおむね1.3cm。中トトロは約その半分なんだけど、そのスケールでつくっちゃうと小さすぎて失敗するので、少し大きめの
0.8cm。小トトロもやや大きめの0.4cmとしました。
 正直、あんまりにも小さいので完璧に作りあげる自信などないです。
 トレードマークの傘は、丸いボールペンのお尻に洗剤を塗り、その上にエポキシパテを伸ばして形をつくります。
 本当は六角形や八角形に加工したいけど厳しい。
 あとは盛る削るを繰り返して形にしてゆきます。

 ちなみにトトロ大中小と言っていますが、それぞれにちゃんとした名前があるそうで、小トトロは「ミン」109歳、中トトロは「ズク」679歳、大トトロは「ミミンズク」1302歳。そもそもトトロという名前も
サツキとメイが名付けたものなんだよね。
 あと調べて分かったのは「となりのトトロ」の年代設定が1958年だということ。戦後の混乱期が去り、日本は高度成長期の真っただ中という時代です。
 形ができたら塗る。中トトロは小さい分、塗り分けが難しい。



 1週間以上かかってとりあえず出来上がった。出来としては「まあまあ」というレベル。
 何か違うなって思っていたけど、あとで気づいた。
 おひげ描くの忘れたね、これから描きます。





 さて、あとはサツキとメイに似たフィギュアをつくって完成! と行きたかったのですが、いざトトロたちを配置しようとして気付いた。
 「トトロの森としては密度が足りないな。」
 このレイアウトはアニメを見ながらスケッチしたのですが、この奥に続く深い深い森まではスペース的に再現できていません。
 実際、魑魅魍魎とまでは言いませんが物の怪や妖精が出現するような雰囲気にしないと、トトロたちが現れるにふさわしい場所とは言えないような気がする。


   16 植物の量を増やします。
    

 ということで1週間ほどかけて背景を手直ししました。
 まずは家の後方を中心に樹々の密度を増し、更にはその上から鉄道模型用のパウダーを3色ほど混ぜて上から振りかけました。これでぐんと家の「囲まれた感」みたいなものが
増しました。
 庭草もパウダーとファイバーだけでなく、ターフを混合したものを追加して撒き、「もふもふ」した感じを増しました。




 あとは紅葉した樹を2本、イチョウの樹を1本追加して季節感を出しました。  
 家の裏の井戸の周辺はこんな感じです。ここまでやると「裏の森からいろんな動物が出てきそう」みたいな感じになる。


   17 再びフィギュアの制作を開始します。
   

    トトロの方はお髭を入れてリメイク完了。

   

    草壁家の人たちは市販品を改造してつくります。イメージに合うものをストックの中から選びました。
   サツキとメイはKATOのNゲージ用フィギュアから、それ以外は適当なものがなかったので、Preiserのホワイトフィギュアから選びます。




 自分の場合、基本は「あれば買う」、「利用できるものがあれば使う」、「ないものは作る」です。だいたい1/150のフィギュアをつくるだなんて自虐的なことは、正直なところ
全くやりたくないです。
 ただ現実にはイメージぴったりでも、そのまま使えることは多くはないです。サツキの方はもともとのフィギュアがスマホをいじっている女子高生という設定でしたが、今回は
右手のスマホを削って手のひらをつくり、更に腕の形を変えてみた。そのうえでペイントし直しています。メイの方は左腕の角度を変えて、頭に瞬間接着パテでベレー帽を
かぶらせています。それ以外はこちらも劇中と同じ服装を再現しています。
 KATO や Preエiser のフィギュアは比較的柔らかい素材なので、手足の関節などは多少の曲げ伸ばしが可能です。もちろん60°だとか、それ以上の角度変更は厳しいので、
そういうときにはいったん切断し、断面を整えたうえでゼリー状の瞬間接着剤で固定、その後瞬間接着パテを窪んだところに流し込んで形を整ます。
 制作にはデザインナイフとピンセットは絶対に必要なのだけど、このピンセットが曲者で、小さなものをつかむと、プチっという音とともにどこかにそれが飛んで行ってしまうことが
ある。これで過去、何度となく泣いた。
 ピンセットの先には、たとえば液体ゴムなどを事前に塗っておくなど、摩擦を大きくする工夫をしておくことが大切です。
 何とかではありますが、これで一緒に手を振っているサツキとメイは完成です。



 追加の郵便屋さんと草壁タツオ氏、サツキとメイのお父さんは非常勤講師として大学で考古学を教えているという設定でした。
 劇中では黒縁の眼鏡をかけていたのですが、ご覧のようにこれがサングラスになっちゃいました。自分の腕では「縁だけ描く」というのはとても無理で、ここはやむなく「目をつぶる」
ことにします。(うまい!)
 身長1cmのフィギュアではおのずと限界がある。諦めは肝心です。
 あともう一人登場人物を制作し、このジオラマに配置して完成です。

 さて最近の宮崎駿氏ご自身のニュースというと、やはり長編アニメの最新作「君たちはどう生きるか」の制作が順調に進んでいて、もうじき完成するという話題でしょうか。2013年公開の
映画「風立ちぬ」を最後にいったんは引退を発表したけれど、17年に発言を撤回、もう80歳を過ぎてもまだまだ頑張るという、そのパワフルさには脱帽ですね。
  一月前に開設されたジブリパークですが、こちらも大盛況のようですね。(旧 愛・地球博記念公園) こちらにはアニメに登場した草壁家が実物大に再現されているのだとか。もちろん
行ってみたい気はするのですが、いつになることやら。
 恥ずかしながら、まだ三鷹の森にも行ったこともない自分です。



<完成画像です>
 ようやくのこと「サツキとメイの家」のジオラマが完成しました。
 色々考えながら作っていたら、3ヶ月もかかってしまいました。



 ジオラマサイズは 1/150スケールで25cm×20cm。
 ベースになっているのはさんけいから発売されていた「サツキとメイの家」というペーパークラフトです。ここに自作のベースを組み合わせ、鉄道模型用のストラクチュアなどを
追加しています。
 フィギュアはKATOやPreiserのものをベースにして、いろいろ手を加えて使っています。だいたい身長は7mmから1.1cmほどです。




 長い入院生活を経て、サツキとメイのおかあさんが帰ってきた。




  「おかえり、おかあさん。」
 屋根の上に登って出迎えたサツキとメイ。




 この日からまた4人での生活に戻る。



 和洋折衷の大きな家は昭和の初期のころに多くつくられたものだそうです。
 劇中では空気の良い田舎での生活を求めてやってきた人物が建築し、それが不要になって永らく放置していたものを草壁家が購入したという設定だそうです。
 その昔、結核という病気が日本人にとっては最もやっかいな病気の一つだった時代がありました。




 それを見ているトトロ。 (こちらは100%オリジナル、エポキシパテからつくりました)



 君たちもそこにいたのね。




   手前に追加したのは郵便屋さんで、いわゆる現実社会の代表として配置してみました。



 小川の橋の上から撮影してみた。この鬱蒼とした林が現実の世界との境界線になる。



 こちらは夜景モードです。
 いい感じで暖色系LEDが光っている。今はみんなでテレビでも見ているのかな?




 このジオラマつくっていて、この家自体が、物の怪や妖精の住む空間と現実世界の接点にあるんだということに、あらためて気づきました。こういう「何かが出そう」という
空間というのは、そこにいるだけで何か冒険している気持ちにさせてくれる。
 そのうちサツキやメイも成長して、そういったものたちを見ることができなくなるんだろうけど、それでもトトロたちはずっとそれを見守ってゆくんだろうね。



2022.12
camera: CASIO EXLIM EX-ZR4100  & Canon PowerShot G9X Mk.2  /  graphic tool: GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



サイトのトップページにとびます