栃木




2023.03.31
 那須に行く途中、栃木の街に立ち寄りました。
 栃木市は栃木県の南部にある都市で人口約15万人、こちらは今もなお水運で栄えた蔵造りの家屋が並ぶ街並みが保存されています。
今の県庁所在地は宇都宮だけど、明治時代のはじめにはこの栃木に県庁が置かれていました。



2023.03.31 SAT 天気:晴れ
8:00
 那須に行く途中、栃木の街に立ち寄りました。
 訪れるのは、おそらく5年ぶりぐらいでもしかしたら色々変わっているかもしれないな。






 巴波川に沿って「蔵の街遊歩道」をお散歩します。
 すごいな、これだけの鯉のぼりがあるとなかなかに壮観です。






 なるほど「小江戸」とか「蔵の街」と呼ばれるだけのことはあるなと思いました。
 結構静かで落ち着いた感じなんだけど、秋祭りのときには絢爛豪華な江戸型人形山車が市内を巡行してたいそう賑わうそうです。



 時間が許すならこの下を川船で観光することもできます。


 

 水路の巡らされたところが今も昔も中心街で、おしゃれなお店なども点在します。
 可愛らしい雑貨屋さんを発見したり、まだまだ見頃の桜並木を見つけたりで、結構楽しい。
 あとは「新生姜ミュージアム」とか、近くには見どころがいくつかあって、更に足を延ばせば大平山や渡良瀬遊水地などの有名な観光スポットもある。




 この画像だけ見るとまるでヨーロッパのどこかに行ってしまったように見えるけど、創業明治2年の「片岡写真館」という北関東最古の写真館です。




 こちらはレトロな外観の開業医、このほか栃木病院とか旧役場など、このあたりには探せば江戸から明治時代に至る歴史的な建造物はいろいろと
あります。
 早朝に訪ねたら人形の撮影スポットとしてはベストなんじゃないかな。


8:35
 栃木は交易都市としてたいそう栄えたところですが、日光例幣使街道の13番目の宿場町でもあり、それ以前の戦国時代には下野栃木城も築かれて
いたという古い歴史を持ちます。
 巴波川の少し東側にはそういった歴史的な建造物の残る地区があります。



 こちらはその一つの定願寺、伝教大師が815年に開基されたと伝えられています。ご本尊は弘法大師がこの地を訪れた際に刻んだという阿弥陀如来像
だそうです。



 こちらは1262年に建立された満福密寺、境内には孤高の画家、田中一村や明治期の自由民権家 杉浦吉副の墓所があります。


 

 室町時代に建立された神明宮、その和気には美しい公園があって市民の憩いの場になっています。




 1421年に良懐上人が創建したと言われる近龍寺、こちらには作家として知られる山本有三の墓所がある。
 明治初期にはここに栃木県初の小学校や師範学校が開設されましたという。
 このあたりは観光客が大挙して訪れるような場所ではないけれど、歴史や文化的なレベルの高さを感じるところです。



9:00
 街の北側には江戸時代に岡田嘉右衛門という人が荒れ地を開拓してつくったという「嘉右衛門」という地区があります。
 例幣使街道に沿ってつくられたこの地区は伝統的建造物保存地区に指定されています。









 中心街に比べると少し地味なところなんだけど、昔の街並みを色濃く残すところです。


 

 嘉右衛門地区を歩いていたら、小さなお寺でお祭りのようなものが行われていました。
 こちらは1825年建立の妙唱寺、本堂の内陣と外陣の間にある蟇股に、大黒さまが彫り抜かれ「蟇股の大黒さま」として有名なんだそうです。
 少し前のことだったのでシダレザクラが満開でした。



 この日はたまたま「大黒天大祭」が行われていて、連れはダルマに似た大黒天の置物を購入。そしたらご本尊の御開帳やご祈祷を受けることができた
うえに、ケーブルTVの取材まで受けてしまったそうです。(自分は別のところに行っていた)
 とっても親切で良い感じのお寺だったそうです。



2023.04
camera: Canon Powershot G9X Mk.2 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



サイトのトップページにとびます