オビツ1/6 Doll の制作





 以前から興味のあったオビツ1/6をベースにした人形制作です。
ヤフオクでは超精密・微細なドールヘッドも出品されているのですが、自分にもできるかな?



 まずは購入した4体分のオビツボディとヘッドをながめます・・・。
 まず目についたのはボディのプラスチック部分とビニル部分の質感の
差です。色合いは同じなのですが、プラスチック部分の光沢はすごく気
になります。
 そこでまずはボディのプラスチック部分にこまかなサンドペーパーを
かけて光沢を消します。
 あとはそれほど気にならないので、今回はそのままにしておきます。
















 今回のメインはヘッドのカスタマイズです。 
 ヤフオクで出品されている超精密・微細なドールヘッドはどうやってつくる
のか、いろいろ調べたのですが、ネット上ではこまかな制作記録などはあり
ませんでした。
 考えていてもどうしようもないので、とりあえずは「削り」から入ります。
ペイントだけでも済ませられますが、やっぱり立体感はほしいです。

 




1 まずは軽くアイラインを描いた上からデザインナイフ
 で輪郭を削りこんでゆきます。
2 けっこう表面がぼろぼろになってしまいました。リュ
 ーターで磨きます。
3 リューターの砥石をいろいろ変えてみますが、どれも
 今ひとつ、それでも下の砥石が一番有効でした。

4 磨きが終わったところです。
5 唇も同様に彫りを深くします。
6 鼻の穴を開けます。

7 こまかな凹凸はどうしても残ってしまいました。そこ
 でクリアージェッソを削った部分に塗ります。
8 凹凸を消した後で色つけに入ります。まずはキャラク
 ターフレッシュを薄めて輪郭を描きます。
9 瞳を入れます。このあたりの手順は人によって全然
 違うだろうなー。

10 瞳の内側をホワイトで塗り、眉毛を少し彩度を落とし
 たブラウンで塗ります。
11 まつげを描きます。ここは腕だけでなく、筆の善し悪
 しが結果を左右します。
12 瞳の内側をライトブラウンに決めました。頬にかすか
 なピンクを入れます。

13 細部の修正をして全体につや消しトップコートを吹き
 付け、最後に目と唇にクリアーを塗ります。


 これでとりあえずの完成です。制作が終わって考えたことはまず、相手が小さいのでメガネ式、またはスタンド式の拡大鏡が必要ということ。
それから腕の問題はありますが、筆はこまかな上質なものが必要だと言うこと、あとは練習かな? 
 まだあと3体あるので機会があればまたチャレンジしたいです。