こちらは「球体人形の制作・改良編」です。第2シリーズの塗装講座をお読みになってない方は、まずはそちらで人形制作の概要をご理解下さい。
このシリーズは前回以降の制作で得たノウハウをまとめたものになっております。
3 特殊な塗装
とりあえずの完成です。ヘッド部分はさらにこまかな塗装をしてゆきます。
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ここから先はメタリック塗装するパーツの説明です。
予定では肩から下の部分は全てぴかぴかの銀色になる予定です。
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塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。
この間にほこりなどつかないよう注意しましょう。
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本当はアルクラッドを塗ったら、それで終わりにしたいところです。
トップコートを吹いてしまうとちょと光沢が落ちます。
でも仕方ないです。塗膜がとてもデリケートで、そのままだと手で触ることもできませんので。
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乾燥したらマスキングテープをとります。
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とりあえず今回はここまで! 次回はちょっとした塗装上のアクセントについて解説の予定です。
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下の画像は人形に描こうとしているアクセントをコンピューターで作成しているところです。
今回は胸と背中に「72」の数字、右上腕に真ん中の模様、左上腕にバーコードを描こうと考えています。
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次はバーコード部分ですが、これはさすがにマスキングテープで処理することはできません。
そこでデカールペーパー(Super Cal)を使います。
これはコンピューターで作画したものを、そのままこの紙の上にインクジェットプリンターで印刷すると、プラモと同じデカールが出来上がるという優れものです。
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ここでどうして最初の「72」の数字と右上腕の模様もデカールペーパーで処理しなかったのか、疑問に思う方もおられるかと思います。
それはこのデカールペーパーの部分はどうしても塗装膜としては弱く、さわると落ちやすいからです。
人形の場合、さわれないのではお話になりませんので、極力塗料を使ったというわけです。
次はヘッドですが、今回の制作は「簡略化」の目的もありますので市販のウイッグを使用しました。
ちょっときめですがSDCサイズのものを使用しています。
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ということで、以上で完成です
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