伊豆高原
(静岡)

2008.08.31

プランは予定通り、でもお金は・・・。



 久しぶりの伊豆高原です。
 10年ぶりぐらいかな・・・。
 毎日のような雷雨の合間をぬって出かけてきまし
た。

 ここ伊豆高原は大室山と城ヶ崎海岸を観光ポイント
として、たくさんの博物館・美術館があって、モノをつ
くるのが好きな人にはたまらないところです。また雑
貨などを扱う個性的なお店も多く、もちろん伊豆です
から、おいしいお魚もいっぱいです。
 さてどんな旅になったのかな?
 お供はセキグチの U-Noa Quluts Light です。
8.31(日)  4:30
 まだ寝ぼけてる連れをたたき起こし、自宅を出発。
今回も早朝行動です。
 走行距離は片道120kmほど、自宅のある神奈川から
2時間弱かかる見込み。

 けっこう慌ただしい出発でした。
伊豆高原行きを決めたのは、実は昨夜の午後9時!
 8月最後の休みの日。全国的に雷雨になる日が続
いていたのに、午後9時の天気予報では伊豆方面だ
けは明日の6時から12時まで晴れマークが・・・。これ
なら早朝の城ヶ崎で人形撮影ができます!
 地図としては右のようなルートとなります。
小田原から海岸線をずっと南下することになります。
 実は4:30というとんでもなく早い出発は、帰りの渋滞
も配慮しています。
 夏の休日は、午後になると真鶴−小田原間の上り
が渋滞、伊東から伊豆スカイライン、湯河原から椿ラ
インなどの迂回路がありますが、いずれも箱根を通る
ので、できれば避けたいところです。

 従って、基本プランは「遊ぶだけ遊んで、昼になった
ら、ごはんを食べて帰る。」ということにします。



6:30
 最初の目的地城ヶ崎に到着。

 映画やドラマの撮影にも使われる断崖絶壁、溶岩の
つくった荒々しい地形・・・。うーん確かに殺人事件が
起こりそうです。
 無料駐車場はなく、1日500円の有料ですが、このお
金で地域の環境保全がなされているので、快く支払い
ます。

 駐車場には自分たちのほかには車が2台・・・。
 団体さんはもちろん、さすがに一般の観光客もまだ
少ない・・・。
(ふっふっふっ、これなら心おきなく人形撮影ができる
わい)

 というわけで、目的その1、早朝の人形撮影開始
です!
 写真は城ヶ崎の灯台をバックに吊り橋上での撮影
です。この吊り橋、けっこう怖いです。
 連日の雷雨で全てが水に濡れ、落ち着いた感じで
す。岩場の光と影さえゲイジュツしてます。

 伊豆自体、昔は独立した火山島であったといいます。
地表に土のないところでは、こういった荒々しい溶岩が
露出しています。
 独立した火山島だった伊豆は、南の海から移動して、
本州の一部になりました。そんなこともあって、伊豆に
はどこか南洋の雰囲気があるのでしょうか。散策路の
花もややトロピカルです。遊歩道からリスの姿が見られ
ることもあるようです。











8:30
 次は大室山です。城ヶ崎から4kmぐらい離れたところ
にある火山です。ただし今は活動してません。
 お椀を伏せたような形をしています。
 上に登るにはリフトを使いますが、営業は9:00からと
いうことで、30分間時間をつぶします。
(人気のない近くの公園で、別の人形の撮影をしてまし
た。)
9:00
 リフトの営業開始。
 一番乗りです。気分がいいです。
(ふっふっふっ、山頂で誰にもじゃまされず撮影ができる)

 リフトの料金は往復420円。人形は無料。
 早速隠し持っていたユノラ登場。
(彼女にもそろそろ名前をつけてあげましょうか・・・)

 山頂です。火口の周りに1kmほどの散策路があります。
写真には誰も写っていませんが、休日にはたくさんの人
であふれます。
 景色いいです。360°のパノラマです。
 写真は北東に見える伊東市街です。山頂からは伊豆
七島、富士山、南アルプスまで360°が眺望できます。











9:50
 3つめの目的地、人形の美術館それいゆ到着。伊豆
高原駅のすぐそばです。
 開館は9:30ですから、たぶんここも1番のりでしょう。
入館料800円ですが、ネット上で10%offの割引券が
入手できます。

 入館するとすぐ、人形を抱いて写真撮影するサービ
スが受けられます・・・。恥ずかしながら、私たちもお
願いしました。
 ここは中島萬里さん製作の「女性の一生」をテーマに
したおばあさん人形が1Fに、世界の民族人形などが
2Fに展示されています。
 館内は撮影可ということなので、早速写真撮影をさ
せていただきました。もっとも著作権の関係もあるで
しょうから、ここではわざと画像サイズを小さくして掲示
します。
 館内ショップには様々な人形や小物が販売されて
います。私は右のオリジナル魔女ストラップを購入し
ました。(¥980)

10:30
 日本に創作人形中心の美術館は8館、そのうち2館
がここ伊豆高原にあります。
 それいゆ から徒歩3分のところに、創作人形館ミワ
ドールがあります。入館料700円ですが、こちらはネッ
ト上で100円引の割引券が入手できます。
 10年ほど前に伊豆高原に着たときには、まだこの
美術館はありませんでした。

 ここでは創作ビスクドール作家・三輪輝子さんの初期
から、最近までの作品約100体と、国内外の作家の
作品が展示されています。
 また展示されている三輪さんの作品の多くは販売も
されているので、購入を検討されている方なら一度訪
れてみると良いでしょう。
(30cmサイズのもので4万円ぐらいから、40〜50cm
サイズのものは、オールビスクでなければ9万円ぐら
いから入手できます)

 ちなみにこちらは館内撮影禁止ですので、館内の
画像はありません。ただミワドールのサイトがありま
すので、興味がある方は検索してみてください。
 館内ショップは人形、洋服、小物といずれも充実して
います。最初に購入したのが左の人形マスク(1500円
ぐらい) と ガレ風の小型スタンド(4000円ぐらい)です。


 そして・・・、右の ミシェル ちゃんと目があってしまい
ました・・・。
 
  身長46cm、ビスク部分は顔・手・足でボディ-は布
製です。
「通常、10万円以上のお品ですけど、今ならお安くな
っております。」
 と、館内ショップの女性。
「・・・。」
「どうぞ、お手にとってみてください・・・。○×□・・・」
 以降も説明は続くが、話はもう聞いていない・・・。
 そして考えること3分。
「カード使えます?」
「はい!」
 

11:30
 家路につきます。
 余裕があれば、ここからガラス関係の美術館と、雑貨
やさんをまわりたいところですが、当初のプランを守りま
す。だって後席には ミシェルちゃんもいるし・・・。


12:15
 途中、宇佐美駅の近くの回転寿司やさんに入ります。
結果として大正解でした。

回転寿司 おかべ屋
宇佐美駅から徒歩約7分

 国道135号線沿いにある、見かけはごく普通の回転
寿司ですが、『下田港』から直送される新鮮な地魚の
おいしさは平均点を大きく超えます。 特においしかった
のが『地魚握り五点盛り』(630円)、お得です! あとは
『本まぐろ三点盛り』、『炙り三点盛り』、『塩レモン三点
盛り』、『おすすめ三点盛り』など、単品もいいですが、
セットもののお得感が高いです。


13:00
 あと少しで小田原、ちょっと混雑していますが、渋滞
はありません。
「よかった。最初のプラン通りだね。」
「うん、まあ・・・、お金以外はね。」
 



2008.08
camera: OLYMPUS E410 + ZUIKO DIGITAL ED14-42 / graphic tool: Ichikawa Daisy Collage 10