東京都現代美術館と深川



2012.08.20

 東京都現代美術館で特撮の企画展が行われているというので行ってみることにしました。
ミニチュアづくりとか画像の特殊効果とか、とっても勉強になりそうな気がします。



8.20(月)   今日は休みです。
 せっかくの休みなので出かけます。

 でも暑いです。
 暑いですから涼しいところに行きます。

 美術館か博物館か・・・。
 でも今日は月曜日・・・。

 あった!
 夏休みのためなのか、東京都現代美術館だけは開い
てました。

     
  今回の目的は「特撮博物館」なる企画展です。
(開催期間は 7.10-10.8 入場料は1400円) 基本的
には会場内撮影禁止なので、これ以降は例によって
文字での解説になります。

 過去の映画やTVドラマで用いられた特撮のための
ミニチュアや、ヒーロー、怪獣などの造形物が何百と
あります。よくもまあこれだけのものが残ってました
ねって感じです。

 次に特撮技術の解説。ついこの間まではデジタル
技術などなかったわけで、精巧なミニチュアづくりと
画像合成などの技術はまさに職人技。
 このまま全ての分野で映像がデジタル化されてい
って、全てが2Dの世界で創作されるようになってしま
ったら、ちょっと寂しいと思いました。

  最後に「巨神兵、東京に現る」というタイトルの15分
ぐらいの映像の上映と制作過程の解説があります。
 今ある特撮技術を駆使して制作された画像は圧巻。
実写でも最先端のことができることを証明してます。

 
     
 
       
 この作品に用いられたセットの一部が展示されてい
ます。ここだけは撮影可なんで、遠慮なくコレクション
させていただきます。

 風の谷のナウシカに「炎の7日間・・・」のくだりがあ
りますが、映像はおそらくその初日をイメージしたも
のと思われます。(これから見に行かれる方もあるか
と思いますので、内容はこのへんにしときます)

 ローアングルから撮影すると、とてもミニチュアには
見えません。迫力あります




 



   
 左は映画のなかでも使われた1/6スケールのミニチュア
です・・・。1/6・・・。バッグのなかには1/6の人形が・・・、
J-Dollが・・・、出したい! 出してここに座らせたい・・・! 
と、心の中で叫びますが、やっぱり展示品に触れてはいけ
ません。

 泣く泣く会場を後にしました。
 
           
 特撮の企画展だけでも充分に見応えがありますが、
「日本ファッションの未来性」(当日は休止)と常設展も
楽しめます。

 こちらも撮影禁止なので画像の紹介はできません
が、1950年代から今売り出し中の作家さんまでの
作品をたっぷり見ることができます。

 そして今回ミュージアムショップで購入したのがこれ、
巨神兵のガシャポン(500円)です。


           





                              







 東京都現代美術館から、歩いて10分ぐらいのところ
に、深川江戸博物館があります。(入場料300円)

 江戸の町並みを再現し、庶民の生活を解説していま
す。博物館というよりちょっとしたテーマパークです。
 天候や時刻の変化も再現されていておもしろいです。

ちなみにこちらは1/6でなく、すべて等身大1/1です。


     
 
     









                      





 おなかも空いたのでお昼にします。深川といえば
深川めしか深川丼です。
 早速近所の食堂であさりだしのきいた深川飯をい
ただきます。

     
   この一帯は「ちょっと危険」です。散策すると深みに
はまります。
 美術書中心の古書店
 いかにも職人という感じの豆腐屋さん
 このあたりでは普通の魚屋さん
 あやしい雰囲気の洋品店
 おしゃれな感じの洋品店
 おでん種屋さん
 骨董品店・・・

 なかなか個性的で魅惑的で、新しいようで古い感じの
町です。




 


 その一つ、「おでん種」屋さんに入ります。
 手作りの練り物・揚げ物屋さんです。お昼なのに商品
がもうほとんどありません。
 いくつか買って晩ご飯のおかずにしました。暑いので
「おでん」でなく、普通に焼いて食べましたが、とってもお
いしかったです。

 日本の職人はすごいってことを実感した一日でした。



おしまい
 



   



2012.08
camera:Panasonic Lumix G3 + GVARIO 14mm-42mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio 3.1SE + Ichikawa Daisy Collage 10