笠間



2012.08.26

 笠間は笠舞なり神社の門前町として、また笠間焼の産地として有名です。
今回、笠間日動美術館の招待券を入手したのをきっかけに、久々に訪れてみることにしました。



8.26(日)   今年の夏は例年になく休みが取れてます。
 せっかくの休みなので出かけます。

 でも暑いです。
 8月も終わりだというのに、秋の気配はありません。
このままだと、来年分のセミまで羽化してしまうんじゃ
ないかと心配してます。

     
7:50
 5:00に出発して、8:00前に笠間稲荷神社に着きまし
た。散策するなら早朝しかないですから。

 笠間といえば、まずは笠間稲荷神社。(651年創建)
 入口にあるおやすみ所?には、無数の千社札が貼
られ、奉納された絵馬や盾は江戸期のものもあるよ
うです。



     
 ここ笠間稲荷神社は日本三大稲荷の一つで、五穀
豊穣、商売繁盛の神が奉られているということです。

 境内には樹齢400年の巨大な藤があったり、本殿の
壁には見事な木彫で装飾されていたりで、見所が多
いです。



 
           







8:30
 神社の裏手に笠間稲荷美術館(入館300円)があり
ます。人間国宝の陶器や雪村の水墨がが展示され
ています。

 ガイドブックには8:00開館とありますが、まだ開いて
ません。
 開館後に受付で尋ねたら、9:00開館に変更になっ
たとか。手元のガイドはちょっと古かったようです。

     
   美術館が開くの待って、近くを散策します。

 画像は長さ30mほどの小さな仲見世通りです。あち
こちに朝顔があります。いろんな種類があって楽しめ
ます。



 



 仲見世通りを出ると、古い町並みの続く通りに出ま
す。探せば何か面白い出会いもありそうです。

 途中、胡桃饅頭(10個650円)を買い、早速いただき
ました。素朴な味です、昔からの味を守っているんだ
ろうな。

 

   
   同じ通りにある松緑酒造、蔵のたたずまいが良い感
じです。こちらでは純米酒を買いました。

        
   
         







9:30
 笠間日動美術館にやってきました。西洋絵画の分野
では、日本でも有数の美術館だと思います。

 内部はフランス館、企画展示館、パレット館などいくつ
かの施設に分かれていて、それぞれ特徴的な展示がな
されています。

 展示されている作家はモネ、ドガ、ルノワール、ゴッ
ホ、セザンヌ、ボナール、マチス、ピカソ、シャガール、
ローランサン・・・。
 そういえば昔、美術の教科書に載っていたなあ・・・
みたいな作品がたくさんあります。総額で何億?、も
しかして何十億? いやそれ以上?

 
 
 
   右は丘陵にひろがる野外彫刻庭園です。

 最後に企画展示館へ。
 ここで 「The Nude ヌード 藤島武ニから諏訪敦まで」
という企画展をしていました。今回の旅の目的の一つ
がこれです。
 諏訪敦の最新作見ました。「柔らかい」肌の質感、そ
して皮膚の下の血液の流れまで、見えてしまいそうな
表現はやっぱりすごいです。

 ここの入館料は1000円ですが、内容から考えると絶
対に安いと言い切れます。









 笠間はおしゃれな町です。
 もともと陶芸は盛んでしたが、最近では様々なアーテ
ィストが住み着き、芸術の町としての評価が高くなって
いるようです。
 クルマで走っていて、何かおしゃれな建物が多いこと
に気づきます。

     
  11:30
 陶芸店が立ち並ぶギャラリーロード周辺を通りかかり
ます。笠間に来て陶芸店を回らないわけにはゆきませ
ん。
 ただもうとっても暑いので散策はやめにします。何店
か陶芸店をまわって帰ることにします。

 それで気に入って買ったのが白磁のぐいのみ、その
下にあるのは笠間日動美術館で買ったトートバッグで
す。


 



 ということで、まだお昼ですけど今回の旅は終わり・・・。
暑い最中に散策したり、帰りの渋滞に巻き込まれたりという
のも嫌ですから。

 旅って「また出かけたくなる」終わり方をするのも大切だと
思います。




*)人形の着ている洋服はヤフーオークションでお譲りいただいた papinosukeiko 様の作品です。



2012.09
camera: Canon Power Shot S90 / graphic tool: Digital Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10