DOLL WORLD LIMITED 2013



2013.12.15

ドールワールドリミテッドという創作人形系のイベントに参加してきました。
今年3回目のイベント参加ですが、やっとはっきりした手応えみたいなものが感じられた1日でした。



12.15(SUN)  ドールワールドリミテッドは不定期に開催される創作人形
系のイベントです。
 規模はそれほど大きくなく、こちら浜松町の産業文化会
館3Fの1/2フロア、出展数は120ほどです。

 こちらのイベントは「東京ビスクドールフェスティバル」と
いうビスクドールコンテストに合わせて開催されている、
数少ない創作人形系のイベントです。
 出展で多いのはビスクドールとその関連で、一般的な
ドール服は少ないです。
 というか、アイドールとドルパにはさまれた日程で、こち
らのイベントを選択する理由はないですよね。


 
9:00
 会場に到着。
 すると、ドールとは無縁なはずの軍装の方々が会場周辺
にぞろぞろ。どうやら他のフロアはミリタリー関係のイベント
が入っているようです。
 すごいとりあわせだな〜。

 開場までには十分な時間があるので、準備は余裕をもっ
てできます。今回は90cm×90cmと限定されているので、
展示品も選ばなくてはなりません。
 大きな人形は3体が限界です、狭いです。



 
 


 
   で、最終的にこんな感じになりました。これ以上展示する
とごちゃごちゃして訳わかんなくなっちゃうので・・・。
 ホワイトを背景にお人形はブラック、ブラウン、グレーの
落ち着いた色調の洋服で統一。


 
     



 ドール紹介です。
 まずは1/3 DOLL、ラドール プレミックスでつくったオリジナル
ドール達です。今回すべてのドールをリメイクしてます。
 洋服はすべてJET RUNNER;Dのみけ様につくっていただい
ております。
「この素敵なコーディネイトで5000円ぐらいで買えちゃうんです
よ。」とお伝えしたら、けっこうたくさんの方が驚いていました。


 

   
   
   
       
    
 


 
   
   こちらが1/6ドール。オビツSBHボディにオリジナルヘッドを組み合わ
せたものです。こちらも出展に際してあちこちに手を加えました。
 洋服はヤフオクでいつもお世話になっている sjykt887様の作品です。
人形達がより可愛くかっこよく見えます。うれし〜。


 
   



 
        
   
 
    
     
   
   
   
     
   



11:30
 先行入場開始です。
 人気のあるブースには列ができるようです。12時をまわる
ころには来場者でけっこうな混雑ぶり。
 かなり以前に、ドールワールドフェスティバル(主催者が
同じ)の方におじゃましたことがありましたが、そのときと
は割合落ち着いて見られる雰囲気でした。でも今日はお
客様の密度が違う。

 

 こちらは左隣のブースの「みついろ」様。
 カスタムブライスの展示をされていました。いろいろな
ギミック満載です

http://ameblo.jp/mitsuiro-custom


 右隣はオリジナルグラスアイの「たけゆみ工房」様で
ビスクドール用のグラスアイが飛ぶように売れてゆきま
す。

 で、こちらは細々と営業を続けます。
 
 では会場内で目にとまったドールをいくつかご紹介し
ます。

 こちらは「アルペジオ」様のドール。
 素材はビスクでなく、表面は布。この表現力には脱帽。
とても可愛くて、聞けば問い合わせも多くて、すぐに売れ
てしまうでしょうとのお言葉でした。
http://ameblo.jp/lovedoll59/
     
 こちらは創作人形の「En」様。
 この子と目が合ってしまいました。素材はサーニット粘土
だと思いますが、透明感のある肌の仕上がりが良いです
ね。こういうことって、実際に会場で見ないとわからないん
だよな〜。
http://enoriginaldoll.web.fc2.com/


 そうこうしているうちにミリタリーイベント会場の方から
軍装姿の方々がちらほら。こちらのイベントは一般入場者
の入場料は無料なので、ちらりと覗きに来られたのでしょ
う。
 もしかしたら逆にこちらからメイド服のお姉さまがミリタリー
イベントに行かれたりしているかもしれない・・・。
 全体ではなんかものすごいことになっているかも。
 でもこういうのって楽しいよね。ある意味両方とも架空の
世界を楽しんでいるわけだし。
 自分的には大歓迎です!

 そうこうしているうちに、自分のブースでも小さなDOLL
がぽつりぽつりと売れてゆき、気が付いたら非売品の
DOLL(いつも撮影のモデルになっている)で、展示スペ
ースを埋めることになっていました。

 こちらのイベントは他のドールイベントに比べて、まずは
圧倒的に女性の比率が高い。
 先日のドールショウでは男女比が3:7ぐらいに思いまし
たが、こちらは9割以上が女性といった感じです。
男性は軍装姿?の方を含めても1割に満たないように思
います。
 それからビスクドールがメインのイベントでもあるためか、
ちょっと若い方が少ないようにも思いました。

 
 こちらはリプロダクション・ビスクドールの「フェアリー」様。
とても小さなビスクドール(10cmぐらい)が、小物類と一緒に
箱に収められています。
 きっとアンティークドールハウスにぴったりなんだろうな。
http://blogs.yahoo.co.jp/rs0610/MYBLOG/yblog.html

 
     

 こちらは「蔓薔薇人形館(つるばらにんぎょうかん)」様。
 1/12サイズのオリジナルビスクドール達を出品しておら
れました。
 小さな人形は背景を含めてもコンパクトにまとめられる
のが良いですね。
atelier.rosendolls.com



 1/12サイズはいわゆるドールハウスのスタンダード。きっと別な人形の
楽しみ方がひろがっているに違いありません。
 事実、イベント自体でも少しずつ存在感が大きくなってきているように
思います。

 自分もそのうちきっと手を出すことになるような気がします。
 
 
 こちらはもっと小さい!
 「雛罌粟人形堂 (ひなげしにんぎょうどう)」様
 身長は6〜7cmぐらいの本当に小さなビスクドールです。
それでもちゃんと布製の服を着てます。
 市販ドールなら1/20のミクロマンといったところでしょう
か。でも本当によく作れるのもだと感心しました。すごい。
http://www.milon-m.com/


 
     

 こちらは「ころぼっくるのミニチュア工房」様。
 1/12サイズのミニチュア小物を作られています。
http://korobokkuru-mini.cocolog-nifty.com/blog/


 さすがに3時をまわるころには、お客様も少なくなって、
自分もお買い物に走ります。こちらではいちごとパフェ、
サボテンを買いました。実に緻密です。

 
16:00
 そろそろお客様も家路にという時間帯になりました。
 このドールワールドリミテッドは他のドールイベントと比べ
れば(比べるのも変だけど)、その規模は小さいですが運営
はきっちりとしているし、スタッフの熱心さも伝わってきて、
出展者としてはすごく好感の持てるイベントです。
(拍手!)

 知らない間に名刺もはけてしまいました。名刺を持っいっ
ていただけるのは、自分のブースに対する評価の一つなの
で、これはとても嬉しいことです。
(ちなみに出展数3000のデザインフェスタに近い成果です)
 実はビスクドール中心のイベントで、しかも小規模なので、
PRの場としては厳しいかもしれないと思っていました。
 ですからこれは嬉しい誤算です。

   この1年間で3つの異なったイベントに出展しましたが、
とても勉強になりました。
 まずは知名度が必要なこと。そして自分の思っている
理想のDOLLがどのような方々に評価されているのか、
それを知らないとだめだということ。DOLLに対する興味
は感じ方は違っていても、男女の区別なく誰もが持って
いること。それから何より新しいタイプのDOLLは評価さ
れるまでに時間がかかるということ。

 ちなみに次はワンダーフェスティバルへの出展を考え
ています。理由は特に大きなサイズの人形に興味を持っ
て下さる方はむしろ男性の方が多いから。
 でもワンダーフェスティバルの出展料は、ドールイベン
トに比べてけっこう高いんですよね・・・。

   


2013.12

camera:Canon Power Shot S100 / graphic tool: Digital Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10