misaki B04 1 人形
こちらの作品は 2008 年に制作したオリジナルの球体関節人形 naomi を原型として型どりした素体をもとに つくられたオリジナル創作人形です。 ラドールプレミックスを主な材料として、独自の手法を取り入れて制作しています。 特徴の一つはマグネットや鉄のピンを多様し、各種のアクセサリーが活用できるようにしたこと。もう一つは 表面にウレタンクリアーによる塗装を繰り返し高い表面強度を保っていることです。ウレタン塗装は自動車の 塗装にも使われるもので、摩耗だけでなく水や油類にも強いです。またコーティングされた層は肌の透明感 を引き出すのにも役立っています。 創作人形ではありますが、市販の1/3スケールの人形サイズを意識して作りあげていますので、衣類や小物に ついては、ある程度互換性があります。参考までに、代表的なvolks 社の人形とのサイズの比較をしました。 数値が目立って小さいところは赤で、大きいところは緑で表しています。
misaki B04 の特徴としては、市販の1/3スケールのどの人形よりもヘッドが小さいということです。帽子は MSDサイズのものが余裕で入ります。 付属のウイッグは粘着テープでヘッドに貼り付けてあるだけらので交換可能です。MSD用のものが流用で きます。 洋服は1/3スケールの市販品の多くが流用できますがサイズ的に最も近いのはDDU(M)です。データには ありませんが足の長さのことを考えればDDSのほうが、なお近いと思われます。 また多少大きですがSD用も着用可能です。但しSDの場合、幼児体型に近いイメージでつくられた洋服につ いては、ウエストと下腹部がふっくらしすぎていて似合いません。 ドールアイは10mmのグラスアイで交換可能です。 靴やブーツはSDからDDUまでのものがひろく利用できます。またつま先をほんの少し上げているので、 余裕をもってつくられたものなら、ハイヒールでもSDのものが利用できます。 2 品質 粘土製ということもあって、たとえば市販のSDなどのレジンキャスト・ドールと比較したとき、表面の平滑さは やや劣ります。また指先やアイホールといった微細な部分のシャープさにもややかけています。 関節保護のため、ゴムのテンションは低めにしてあります。そのため裸の状態では自立を保つことは難しい です。自立させるにはブーツ等を履かせて足首を固定する必要があります。 肌の質感を出すため、透明度の高いコーティング剤を何度も表面に塗っています。この過程で空気中の埃が 肌の上に固着してしまうことがあります。よく見ないとわかりませんが、除去しきれなかった埃をいくつか確認で きます。 3 特徴 *)ここから先は、同じ機能を持つ別の人形でご説明いたします。 下の画像の青い部分、10箇所に釘を仕組んでいます。市販のマグネットピアスや磁石などで装飾すること ができます。 但し、金属製品の脱着を頻繁に行うと、金属成分が表面のつや消し塗料に付着し、黒ずんでしまいますの で、ご注意下さい。できれば直接でなく紙や薄い布を間に入れた方が良いです。 また、首の裏にはネオジム磁石を仕組んでいます。これは人形固定用のものです。
壁などに金属部分があればスタンドなしに、安定した姿勢で人形を立たせることができます。 鉄製金具を商品に同梱してあります。この金具はねじ、または強力な両面テープで固定します。人形が簡単に脱着で きて、とっても便利です。 |