オリジナルドールヘッド ikumi の製作 2
ポリウレタンの流し込みから完成まで ボディとヘッドの相性って結構あるもので、どんなに可愛いヘッドでもボディが変 わると全く似合わないなんてこともしばしば。今回はそのあたりのことも含めて解説 をしてゆきたいと考えています。 3 ポリウレタンの流し込み 前回、シリコンの型をつくったので、今回はこの型にポリウレタンを流し 込む段階から説明します。市販されているものには、いろいろなタイプ、 色がありますが、もっとも一般的なものでぜんぜんかまいません。いろ いろ調べていちばん安いものを購入します。
7の過程で1つずつパーツを保存するのには理由があります。シリコンの
型には寿命があって、30回ほど離型を繰り返すと型が破れてしまうのです。 そのときこのパーツがあると型の再生のときに、いろいろ役に立つのです。
このあたりまではとても地味な作業なのですが、できあがりに大きな
影響があるのできちんと作業します。 4 メイクから完成まで 自分のつくるドールヘッドの特徴は、機能的には入れ目で睫毛つき、 ウイッグ交換が可能というものです。ですからヘッドは2つに分割して つくってあり、それぞれのパーツはネオジムマグネットで結びつける ようにしてあります。
これまではオビツSBHのホワイティボディのカラーを基準にして、
ヘッドパーツを塗装していましたが、今回のヘッドはPhicenもしくは クールガール用ということで、色の調合を変える必要があります。
これまでつくっていたヘッドよりも、目はずっと小さいです。ですから 自作アイもそれに合わせて小型のものを用意しなければなりません。
こちらがヘッドパーツのとりあえずの完成画像となりますが、まだまだ
手を入れる必要がありそうです。このフェイスに合ったメイクの方法も考 えなくてはなりません。 しかしながら目や鼻、口といった顔のパーツが小さくなると、その分ペ イントに手間取ります、面倒です。ちょっと小さくなっただけなのになあ。 とりあえず、このヘッドとPhicen ボディの相性を見てみようと思います。 下がPhicen ボディと付属の標準ヘッドです。
下のヘッドは左から、オビツ植毛ヘッド、これまでのオリジナルヘッド、新作ヘッドです。
思った通り、新作ヘッドとリアル系ボディとの相性は良さそうです。 (標準ヘッドよりずっと可愛い!) ちなみに今度は逆にオビツSBHボディに新作ヘッドと、Phicen 標準ヘッドを組み合わせてみました。 新作ヘッドは今ひとつしっくりきません。Phicen に至ってはコメントするまでもないでしょう。 (思わず笑っちゃいました) ということで新作ヘッドにもう少し手を加え、あらためて組みなおしてみました。このヘッドに 似合うメイクはこれから研究するとして、とりあえず現時点では満足できる仕上がりです。 このヘッドが仕上がってから、Phicen の最高級ボディ、スーパーフレキシブルの購入を決めました。 人によってはオリエント工業の製品に匹敵するというので、ものすごく楽しみです。(2万円近くするけど) クールガールやPhicen、Hot stuff といった可動フィギュアはGIジョーの流れをくむもので、ヘッドはど れもいかにもファイターって感じで、正直なところ可愛いと思ったことはあまりないです。 ですがたとえばヤフオクなどで、別に可愛いペイント済みのヘッドを調達しても、たとえばそれがオビツ の植毛ヘッドだったりすると、大きさや造形のバランスが悪すぎてしっくりきません。 今回やっぱり専用のヘッドが必要なんだなってことが分かりました。 それから、ボディとヘッドの様々な組み合わせについても、また場所を変えて議論したいと思います。 あと問題なのはこのボディにあうOFがないこと。戦闘服やボディスーツなんかはたくさんあるけど、こ れに似合った普通の洋服は皆無に等しいです。 しばらくは大きめにできた、または伸縮性のあるバービー用のものを使おうと思っていますが、どこか に適当なものはありませんかね? まあ、自分でつくるって方法はありますけど。 |