お花畑をめぐる旅 1

(八戸)



2015.08.05
 涼を求めて北に向かいます。今回はその八戸編となります。
 計画的な旅行は好きじゃないけど、今回は夏のハイシーズンという
こともあって、北海道に渡るフェリーと1泊目の宿だけは予約しての
出発です。

8.05
(水)
 
 早朝に那須を出て、東北道をひたすら走ります。
 ここのところ35℃を越えるような日が続き、もううん
ざり。東北の高原なら少しは涼しいかと思ったけれ
ど、八幡平を通過中の外気温はなんと
36℃! 
 なんだこれじゃあ、何にも変わらないじゃん。
 
       
13:00
 昼食を含めて5時間ほどで八戸に到着。爽やかそ
うな青空ですが、実際はとっても暑いです。
 画像は八戸中心街、新幹線の止まる八戸駅は繁華
街からちょっと離れたところにあります。また八戸は
港と共に発展してきた街なので、海側の漁港周辺に
も街並みがひろがっています。
       



13:30
 市内を抜けて海岸に出ました。
 今回、八戸を訪れた理由はフェリーで北海道に渡
る経由地であるってことと、連れがどうしても
「種差海岸にゆきたい、種差海岸、たねさし・・・。」
ということもあってやってきたわけです。
 でも車を降りた一瞬、全身を赤外線ヒーターで加熱
されているのではないかと思うほど暑い! ここにや
って来たことを後悔したほどに暑い! 
 海岸なので岩や砂が陽に焼かれ、しかも日陰もあ
りません。

 画像は蕪島神社です。
 今でこそ埋め立てられて陸続きになっていますが、
江戸時代までは、このあたりは蕪島と呼ばれる本当
島だったようで、唯一の貿易港・漁港として活気があ
ったようです。
 ちなみにここは映画「ライアの祈り」の撮影地であ
ったらしいです。
 
 島の大きさはおおよそ周囲800m、周囲を願かけし
ながら3周すると、仕事や学業など様々な願いがか
なうと伝えられています。
 自分も言い伝えに従って回ってみました。
「健康でありますように」
「可愛い人形がつくれますように」
「良い旅になりますように」
「涼しくなりますように・・・」
   
 ウミネコが島の斜面を駆け上る風を利用してソアリ
ングしています。
 ウミネコはとても人に馴れていて、近寄っても逃げ
たりしません。
 蕪島はウミネコの繁殖地として天然記念物に指定
されていて、
繁殖期にはその数4万羽になるそうで
す。

     
     
       
 規模は小さいですが、この神社の下に蕪島海水
浴場があり賑わってます。ウミネコとなかよく水と
戯れることができます。キャンプ場もあって、誰でも
利用できるのが良いですね。
 この他にも白浜ほか、たくさんの海水浴場やキャ
ンプ施設があって賑わってました。
       

     

         *)オリジナルヘッド+オビツSBHボディのオリジナルドール nano です。
           OFは、momokoお買い物大作戦3 で購入しました Fuga lupinus様の作品です。




    種差海岸を巡るには自家用車かJR八戸線を利
用することになりますが、春から秋の観光シーズン
には巡回バスも走っています。1回100円で利用で
きてお得です。

 とりあえず我々はいちばん南の外れまで行って
八戸に戻ってくるコースをとりました。
  
       
14:40
 ここは浜小屋。
 八戸の漁師が使用していた漁具等1300点以上が
収蔵され、国の重要有形民俗文化財にも指定され
ているということです。
 でも見学するには事前に八戸市博物館に連絡を
入れる必要があったらしく、今回は周囲を見ること
しかできませんでした。
 無計画な旅では良くあることです。



   ちょっとがっかりでしたが、近くの弁天島というとこ
ろに行ってみました。
(こちらも今では陸続きになっている)
 下の画像は島の東側にひろがる海岸です。
 岩と海・空のコントラストがくっきりしていて、とても
きれい。規模こそ小さいけど、荒々しい岩肌に迫力
があります

 観光の中心地を外れているので人が全くいない。
 うーん絶好のお人形撮影ポイントだ。
 
 
     
 


     

 ちなみにお人形は爽やかな顔をしていますが、撮影
している方は汗を流し、眉間にしわを寄せながら撮影
しています。
 


   
15:00
 こちらは高岩展望所です。
 観光地としてはマイナーなのですが、種差海岸内
では一際高い所にあって海岸線が一望できます。

      



  16:10
 こちらが種差海岸の中心です。国道から海岸まで、
広大な面積が天然の芝生で覆われています。
(芝生の管理はものすごく大変だろうなあ)
 ここを起点に海岸線を散策する遊歩道が整備され
ています。

 

     

 画像下はインフォメーションセンター。震災の後に
オープンした環境省の施設です。
 国立公園内の自然や文化の紹介のほか、飲食や
お土産販売などのすーペースもあります。
 このあたりも津波の被害を受けたはずですが、少
なくとも多くが復旧・修復されて、よそから来た自分
たちには分かりませんでした。

     
       



 種差海岸の散策路をすべて歩くのも大変なので、
(ほんとうに熱中症になりそう!) 自分たちはポイ
ントポイントだけ車から降りて見学します。
     







 このあたりは種差海岸のなかでも、もとも多く四季
折々の草花を見られるところ。海辺の植物だけでな
く、高山植物まであるそうです。(中須賀)
 ただ時期的にはちょっと遅かったかな? もっと早
い5月から6月あたりが良さそうですね。

     

     



    16:10
 こちらは葦毛崎展望台、何かスコットランドの海辺
の砦のような感じです。
 春のお花はもう終わりって感じですが、ハマナスに
はたくさんの実がついていて壮観でした。
 あと、ここの広い駐車場内にアイスクリーム屋さん
があって賑わってました。
 NHK「キッチン走る!」のキッチンカーが駐車してあ
ったので、もしかしたら近いうちに、このあたりが紹介
されるのではないでしょうか。

        
 




16:30
 ひときわ存在感のある建造物があって立ち寄りま
した。明らかに周囲の風景とは異質です。
 ここは八戸の漁港のなかでもいちばん大きな鮫漁
港の一角です。
 もしかしたら津波の被害を受け、そのまま年月を経
ている建物なのかもしれません。
 この存在感の大きさは、どこからくるものなんだろ
う?

     



18:00
 夕暮れも近づいてきたということで、八戸市街に
戻ってきました。
 八戸の魚介を楽しむなら「八食センター」という
市場街が有名なのですが、こちらの旧市街にも
小さな市場や魚介を扱う飲食店が多いです。
 かなり誘惑されます。
       
     
       
     

   こちらは八戸屋台村みろく横丁です。
 20以上の屋台がビルの谷間にひしめき合って
いて、郷土料理や磯料理などを楽しむことができ
ます。
 もともとは地元の人のための屋台村だったよう
ですが、今では観光客も多いようです。

 暑かったので、まずは焼き物にビールとゆきた
いところなんだけど、残念ながら今日はこれから
フェリーに乗るのでお酒が飲めません。
 欲望とたたかいながら取材を続けます。

 
     
    

   結局この屋台村の入口近くにある「味の麺匠」さん
に入りました。歯ごたえのある手もみ麺、 煮干しの
利いたスープはなかなか。
 調べたら八戸ラーメンを代表するようなお店だった
ようです。

 帰りにコンビニでサツマイモのアイスを買って、本
日の夕食は終了です。

 
 
     
     



   このあとフェリーで苫小牧に向かいます。
 天気予報では明日から不安定な天気になる予定、
しかも札幌33℃だって! もう勘弁してよ。
 けっこうお金のかかっている旅なので、せめて雨は
降らないでほしいな。

            続きはこちら↓

       お花畑をめぐる旅(北海道編)
 

     





2015.08

camera:Canon Power shot S100 / graphic tool: Digtal Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10