蒲原



2015.10.10
 静岡市の海沿いにある旧東海道の宿場町を訪れてみました。
昔の面影の残るとても静かなところです。

10.10
(土)
 
12:30
 JR蒲原駅です。まずはこちらで情報収集します。
といっても、このあたりは観光地という訳でもないの
で、ここには特別なマップなどは用意されていませ
んでした。



 たまたま駅前にハイキングコースの案内看板があ
ったので、こちらで今回の散策経路を説明します。
 ピンクの点線で強調したのが、いわゆる旧東海道
の町並みの残る地域。ですからどちらかというと、
蒲原駅でなく、新蒲原駅から行動を開始した方が良
かったですね。
 ちなみにAは食事した場所、その後Pに車を停め
て散策。Bは最後に立ち寄ったさくら吊り橋です。

     



 もうお昼過ぎなので、まずは昼食です。
 こちらは蒲原駅前の食堂「蒲原館」です。麺類中心
のメニューです。けっこう人気のあるお店で、列がで
きていました。
 真面目でオーソドックスな、裏切られることのない
味です。
       
     



 旧市街にやってきました。車がほとんど通らず、
とても静かです。

       

 若宮神社です。ふつうにお参りしたあと裏側に行
ってみると、斜度45°ぐらいの急な階段が更に続
いていました。
       
     
      2269-3201-5660 
  > 上にも社がありそうなので登ります。
 けっこう厳しい登りです、筋肉痛になりそうです。



 上の方の社は大きくはないけど彫刻がすごかっ
たです。けっこう歴史ある神社なのかな。
 

       

       

       



 通りに戻って散策を続けます。休日の昼間だけど、
人の通りは少ないです。

 下の古民家も歴史的建造物のようです。波打った
レトロな窓ガラス、そして何より雨戸を収納するとこ
ろがケヤキ?の一枚板になっているのが、さりげに
すごいかも。

     



    公民館の片側の壁がなぜか赤煉瓦でできている。
なんかここだけ洋風で不思議な感じ。
     

     

     



    蒲原は旧東海道の宿場町、そしてここはその
本陣跡、塀にその名残があります。建物は大正
時代に立て替えられたものらしいですが、なか
なか立派です。
  

     



      こちらは旅籠の面影の残る家で、休憩所になっ
ています。
 またこちらの二階に上がることもできて、つるし
雛や昔の家具なんかが展示されています。
  
    

     
2269-3201-5660

      向かいの本陣跡がよく見えます。
 昔の旅人もこうやってあたりを眺めていたんだろ
うなあ。
 ここからの眺めはとても良いです。昔の風景が
そのまま残っている感じです。
    

     



    こちらは五十嵐商店、手作りパンのお店です。
 売っているのはあんパンとかコロネとか、そう
いったお菓子パンが中心です。
 懐かしいを通り越して、本当にレトロな味がしま
す。もしかしたら昭和30年代の味を再現している
のかと思うぐらいです。
  
     
     



    普通に暮らすにしても、このあたりは駅から徒歩
圏内だし、利便性も高くていいかもしれないなんて
思ったりします。
     

     

     



 安藤広重の描いた「夜の雪」記念碑です。この画
は広重が幕府の朝廷への献上使節団に加わった
際に、この地で描いたものらしいです。
 
     
     



 蔵がごく自然にあたりまえのように残っています。
 

     

 ふとんやさんの店先。
 開けひろげられた玄関には誰もおらず、ネコがた
だ一匹。でもこのネコ眠ってません。寝たふりして
あたりを警戒してます。
 でも平和です。

     



 黒壁の印象的な旧家。
 とてもおしゃれな感じです。


       

      



 山裾に寺社がいくつもあるのですが、ここは大きい。
 

       

 八坂神社。
 ここから御殿山広場やさくらつりばしに登ることが
できるのですが、徒歩15分。
 さっきの登りで疲れたのであとで車で行くことにし
ました。
 



   こちらは旧五十嵐歯科医院(国登録有形文化財)
 大正時代のモダンな建築です。
 

       


     

    

 下は2Fの診療室です。通りに面していて眺めが
よいです。
 でも自分ならここは診察室でなく、リビングとして
使いたいなあ。
 この家いいなあ、住んでみたいなあ。


     

     

 ちなみにここでは特別展を行うこともあるようです。
今回も別室で蒲原古代塗の展示会をやってました。
(入場無料)



 こちらは志田邸、味噌や醤油を醸造していたという
ことです。

     



 車で先ほどのさくら吊り橋へ。
 結果としては、下から登るのと同じぐらい時間が
かかったので、さっきの神社から登っていったほう
が簡単でした。

 名前の通り、その季節になれば、山一面が桜で
覆われるようです。
 蒲原の町が一望できます。


     



 蒲原は散策していてとても良い気分になれる場所
です。観光で売るなら、もっとPRした方が良いに違
いありませんが、自分としてはこのままで良いと思
います。
 訪れた人は、きっと誰もがこの雰囲気をそのまま
残しておいてほしいと思うに違いありません。
 

     



2015.09

camera:Canon Power shot S100 / graphic tool: Digtal Photo Pro. + Ichikawa Daisy Collage 10