特殊効果3 ●GIMPをつかって印象的に仕上げる 1:3 ぐらいのスケールになると、撮影のために同じスケールの部屋を用意したりするのは困難で、 ましてや1:3スケールの自動車などは存在しません。ですからどうしても 1:1 スケールの現実世界 のなかでの撮影が中心となってゆきます。 ただ現実にはスケール的な違和感は残るわけで、リアリティーやよりダイナミックな作品を完成さ せたいのなら、画像合成という方法はとても有効です。 今回はGIMP 2.8 を用いてつくった、最近の作品の制作方法について解説します。 GIMPはRAW現像はできないものの、フォトレタッチ、ペイント、画像加工・各種フィルター等、フリ ーソフトでありながら、市販されているグラフィックツールに遜色ない機能を持ち、完成度の高い作品 づくりが行えます。 作例1 漫画効果 輪郭を強調するのが目的です。シャープネスよりも強い効果があり、印象がより強くなります。
![]() 作例2 合成 輪郭を強調した背景に、別に撮影したDOLL画像を合成します。
![]() 作例3 下塗り 故意に暗くしたり、変色させて印象的な画像をつくります。
![]() 作例4 ライティング 違和感なく画像合成するにはそのためのライティングの調整が必要です。
![]() 作例5 光と陰 さらに漫画効果に加えて一部の色を脱色し、よりインパクトのある画像にチャレンジ します。
![]() フリーソフトと比較的簡単な操作で、本格的な合成画像が完成します。 馴れてくれば15分ぐらいで仕上げられます。 もちろんDOLLでなくてもOK! 皆さんもぜひお試し下さい! |