03.31 (木) |
6:40 ここは千葉県内の圏央道、高滝湖PAです。 天気良いです。 ただ急に寒い日が続いて、桜の開花はちょっと遅れ 気味ではあります。 |
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今回の予定では、まずは起点となる大多喜に入り、 自家用車を止めて、いすみ鉄道で上総中野駅と大原 駅の間を往復、帰りにちょこっと養老渓谷に立ち寄る、 そんな計画です。 |
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6:50 大多喜駅に到着です。 いすみ鉄道は基本無人駅で、唯一駅員がいるのは この駅のみです。 いすみ鉄道は旧国鉄の木原線を引き継いだ第三セ クターの運営する鉄道会社です。 今回は観光目的で往復するので、便利でお得な一 日フリー乗車券を買いました。(1000円) |
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ここ大多喜は徳川家康の重臣、本田忠勝の本拠だ ったところで、駅構内にも銅像や記念撮影のコーナー があったりします。 何か地元ではNHLKの大河ドラマを誘致しようという 活動をしているようです。 まだ最初の列車の到着まで時間があるので、駅構 内をうろうろします。平日のこの時間帯ではあります が、人は少ないです。 いすみ鉄道の経営は楽じゃないんだろうなあ、と思 ったりします。 |
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7:29 上総上野行き「いすみ351」が到着。 大多喜は近隣でいちばん大きな町なので、高校生 やら仕事に向かう人などがみんなが降りてしまい、 車内は自分たちだけになってしまいました。 |
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7:52 いすみ鉄道の一方の終点、上総上野駅に到着。 まわりに観光地や目立つようなものはなく、7分後 に出発する今きた車両で折り返すことにします。 |
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ここから西には小湊鉄道が接続しています。 反対側にそのホームがあります。 市原方面から乗り継いできたのでしょうか、折り返し の列車はちょっとだけ乗客が増えました。 |
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7:59 今度は東に向かって出発。 あとで調べたら、里山の風景がムーミン谷に近いと いうことで、ムーミンがイメージキャラクターに選ばれ たんだって。 そうかそういえばムーミン谷って花がいっぱいあった なあ。 |
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8:49 50分ほどで、いすみ鉄道の東の端、大原駅に到着 しました。JR外房線に乗り換えることができます。 |
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大原駅の近くには若山牧水の歌碑のある八幡岬や 海浜公園などがあるのですが、海岸に出るまで3km。 ちょっと遠いので、結局コンビニでアイス買って、30 分後に引き返すことにしました。 乗るのは再び「いすみ351」、結局この車両に一日お 世話になりました。 |
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9:24 人増えました。 ちょっともう、お人形を出して撮影できないな。 観光目的の方も多いようで、車内はカメラを構える 方が多数。 9:49 大多喜の1つ手前の城見ヶ丘駅で降り、ここから 大多喜まで歩くことにしました。 せっかくなら車外から撮影するのもいいよね。 最後に「いすみ351」の後ろ姿を1枚。 |
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いすみ鉄道1 (18MB) | いすみ鉄道2 (262MB) | ||
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10:20 30分ほど歩いて大多喜の町に戻ってきました。 夷隅川の河原から大多喜城が見えます。大多喜 は城下町として発展した町で、いまでもたくさんの 歴史的建造物が残っています。 |
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夷隅川(えすみがわ)と御禁止川(おとめがわ)に 囲まれた中州に大多喜の町は発展し、川を外堀 として小高い丘の上に大多喜城は造られました。 今日はこのあと街道を北から南に向かって移動 しようと思います。 |
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町の北の外れにある豊乃鶴酒造。 母屋ほか、赤レンガの煙突、酒蔵、元精米所等 が国の有形文化財に登録されているそうです。 |
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つくっている銘柄は大多喜城。 こちらで特別純米酒を購入、さっそくこの日の晩 ごはんでいただきました。 ちょっと甘口で昔ながらの酒といった感じかな。 |
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江戸時代の初期、本多忠勝は大多喜城に入ると 同時に城下町も整備しはじめます。 特に大多喜街道沿いの新丁・桜台・久保町は町の 中心で商家や旅籠も多く、たいそう繁栄していたそう です。 明治時代には夷隅郡役所が置かれ、やはりこの 地域の政治的、経済的な中心でした。 |
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11:10 いろいろと回って大多喜駅に戻ってきました。 朝とはうって変わって人が多いです。タクシーが列 になっていたり、駐車場には観光バスが止まってい たりします。 実は大多喜を訪れるのは2回目で、最初は20年ぐ らい前のこと、以前はこんな感じじゃなく、はっきり 言って寂れていました。 印象としては「城があったなあ」ぐらいしか覚えて おらず、記憶に残らない町だったように思います。 変わるものですね。 |
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駅前の物産館で手作り甲冑を展示してました。 甲冑の制作教室もあるみたいです。 こちらと駅の売店でおみやげを物色。 お目当てはいすみ鉄道の車両模型! でも絶対 あると思っていたのにどこにもない。 こちらでのお土産はやはりムーミングッズかな。あ とは地元の特産品。我家はおせんべいなんかを買 いました。がんばってほしいという思いを込めて、営 業に協力いたしました。 でもやっぱりムーミンラッピングのいすみ鉄道の 模型がほしいです。絶対に売れると思います。 |
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11:25 もうそろそろお昼です。こちらは駅前の番所という 食堂。 イノシシがよく取れるそうで、連れは「猪十六丼」 自分はタケノコのシーズンということで、蕎麦とタケ ノコの天ぷら、ごはんのついた御膳をいただきまし た。 店主の情熱というか、気合いのようなものを感じ ました。 |
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12:05 桜満開! 大多喜城はちょっとした山の上にあるので車で移 動します。桜がまさに満開です。 こちらの建物は大多喜城の本丸跡に建てられた 城郭様式の博物館です。 (県立博物館の分館の扱い) 刀や鎧、衣装等の展示や大多喜周辺の歴史解説 があります。 |
外見は城なのですが、基本は博物館なので、いち ばん上まで登っても展望スペースはないです。風景 は窓から見るだけになります。 ちょっと寂しい。 |
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こちらは夷隅神社。 特に縁結びの神様としての御利益のある神社とい うことです。 大多喜城下には10以上の神社仏閣があったらし いですが、夷隅神社はそのなかでも最も古いもの の一つ、建立の年代は不詳ですが、建物は1587年 ごろのものらしいです。 また毎月0と5のつく日には、こちらで市が開かれ るみたいです。 |
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13:40 せっかく大多喜にやってきたので、有名な養老 渓谷に立ち寄ることにします。 ベストシーズンは秋の紅葉の頃なのですが、今 の新緑の時期も良いかな、と思ったわけです。 が、しかし・・・。 行ってみたら水がない! こちらはいちばんの見どころの粟又の滝ですが こんな状況でした。 川底を少し散歩して帰りました。 |
14:50 家路を急ぐ途中で素敵な場所を見つけました。 (といっても知らないのは自分たちだけで、実際に はかなり有名かも) こちらは市原市の石神というところです。菜の花 がすごい、これだけの菜の花畑を見たことがありま せん。 線路が真ん中を通っているってことは、ここを小 湊鉄道の列車が通過するんですね。 |
今回は菜の花畑を満喫した一日でした。 沿線ではたくさんの菜の花やそれ以外の綺麗な 花を見ることができたけど、それってみんな地域の 方々のボランティアのおかげなんだそうです。 ローカル線てみんなに愛される存在なんだね。 |