第3回チームコヤーラ創作人形公募展



2016.11.15〜11.20 (NHKふれあいホール)

 公募展なるものに、はじめて出品しました。展示したのは aimi と chie のペア。
今年制作した最新作です。





なおパーカーとスカートはいつもお世話になっている、みけ様につくっていただいたものです。
   <JET RUNNER;D> http://jetrunner.lolipop.jp/home.html

またバス停を兼ねた背景の道標は自作です。(国道や地名などはアイルランドに実在します)
スーツケースはラジコンのおもちゃとして販売されていたものを、リペイントしたものです。
 バスを待つ緊張の面持ちのようなものが表現できたらいいなと思って製作しました。

 とりあえず今回は特別に賞などをいただいた訳でもないのですが、たくさんの方々にご覧い
ただき、また暖かいコメントまでいただいて、とても感謝しております。



    ここでちょっとだけイベントリポートです。

 チームコヤーラ創作人形公募展は2年に1回ぐらいの割合
で開催されています。出展にあたっての条件は特にありま
せん。創作人形であれば誰でも応募できます。
 今回1次審査を通過した約70作品がここNHKふれいホール
ギャラリーに展示されます。
 展示期間は5日間、その前日に審査が行われ、受賞作品
が決定します。その結果や出品などについては主催者のサ
イトをご覧ください。
      チーム・コヤーラ創作人形公募展

 
       
    それでどんな作品が応募されているかというと、そのサイズ
や素材、テーマ、それぞれとても幅広いです。もうフエルトの
ぬいぐるみから正統派のビスクドールまでといった感じです。
 こんなに多様な作品群を審査するのって難しいだろうな。
人形に求めるものって、人それぞれで違うしね。

 自分の作品はというと、基本的に特別芸術性のある作品で
も、目を引く工夫があるわけでもないので、賞には無縁だろう
と実は最初から思ってました。
 それでは何故応募したかというと、それはPR目的だったの
ですが、そちらは空振りでしたね。会場内に作品名と作者名
だけが表示されるだけなので、サイトのアクセス数も増えま
せんでした。
 まあそれはそれとして、いろいろな作品を拝見できたし、お
話もさせていただいたりして勉強になりました。
 そもそも創作人形という、なかなか出口の見えない世界で
チームコヤーラという組織がドール作家を応援して下さるこ
とはとてもありがたいことだと思います。
 

さてここからはいつもの反省です。

 まずは経験としてこういった公募展やコンテストに出ることは、良い刺激を受けられるという意味では〇(マル)。
 公募展の性格によって、作品の向き不向きがあることも多分〇。
 技術的に高く、真面目につくったとしてもそれだけでは不十分で、そのコンセプトや作品そのものに何らかの工夫が必要。

で、自分の作品というと、
 OF、ウイッグ、ドールアイ、スーツケースなどがオリジナルでなかったり、市販品であることは、かなりの減点。
 ドール本体の表現に特別な工夫がない。
 メイクは必要最小限のみ。また表情に乏しい。
がしかし、これらは自分が意図してそうしていることなんだよね。
 市販のお洋服が着せられ、アイやウイッグは交換可能、どんなシーンにも対応できるニュートラルなボディとフェイス
というのが自分のドールの売りです。あとマグネット仕様、軽量ボディ、レジンの指先、ウレタン塗装なんて工夫もしてる
けど、こういったのって実際に遊んでもらわないと分からないかもしれないな。
 結局、自分の場合、ドールはアートじゃなくって実用品だってことを再認識しちゃいました。



2016.11
camera:Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + Ichikawa Daisy Collage 10



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