笑顔あふれる「ゆる鉄」ワールド

中井精也 鉄道写真展



2018.06.19
  笑顔あふれる「ゆる鉄」ワールド と題された中井精也 鉄道写真展に行ってきました。 (川崎市市民ミュージアム、4.7 〜 6.24 一般 600円 )
 鉄道写真家として中井精也さんは有名なのだけど、自分の場合には NHK BSの「中井精也のてつたび」という番組で、鉄道旅と鉄道写真の
すばらしさを教えていただいた影の恩師?に近い存在です。



6.19(火)
10:00
 会場の川崎市民ミュージアムに着きました。自分の場合にはお散歩が好きなので、JR南部線武蔵中原から歩いてやってきました。

 

 正直なところ、会場内は全面的に撮影禁止、または一部のみ撮影可なんだろうなあと思っていたのですが、全面的に撮影もネット公開もOKでした。
普通、2次元のものを撮影してしまうと、それに近いコピーはつくれちゃうからダメな場合が多いのだけれど、なかなか太っ腹です。
(失礼ながら本当に太いのだけれど)
 ちゃんと本人直筆の「写真撮影OKです」のサインもありました。





最初はサクラ。
ソメイヨシノの淡いピンクを残しながら青空の風景を撮るって、実は難しい。





 そして溢れる自然のなかを疾走するシーンの数々。







どれもが美しく、そして色彩豊かです。







おそらくは長い時間をかけて撮影場所を選び、この瞬間しかないという風景の一瞬を切り取るすごさ。
そして緊張感。







こちらは氏の作品の中でも、自分の最も好きなものの一つ。
写真1枚1枚がポジティブ&アクティブ。





「二人の唇の離れるのを待って、車掌はやさしく発車の笛を吹いた」
パネルの間に、ときおり短いコメントが記されているのだけど、それがまた心を打ちます。





そして優しい。




  三陸鉄道運行再開までの3年間を追ったコーナーもあります。













鉄道とそこに住む人たちの関わり合いがきっちりと写し込まれていています。
鉄道写真ていうけど、やっぱり主役は人間。





ともかく、すごかった。行ってよかった。
正直、これだけ感動した写真展は初めてです。



 

写真展にあわせてNゲージレイアウトの展示も行われていました。
三陸鉄道と地元、横浜・川崎の風景が再現されていました。



 

ちなみに写真展以外の部分は常設展で無料で見学できます。川崎周辺から発掘されたものから現代の産業遺産までが展示されています。
小中学生のお勉強には良いね。









 武蔵中原から武蔵小杉まで散歩したので、その記録もちょっとだけ追加します。

 

 降り立った武蔵中原は富士通の城下町といっても良いところ、延々と関連会社などの施設が立ち並びます。南部線沿線というと、
日本の製造業の中心的な存在です。

 



一方で、裏通りに入ると昔ながらの雰囲気が残っている場所も多いです。
古い工業地帯なので、1000円ぐらいで飲食できる立ち飲みやさんもあります。

 

 等々力緑地があったり、ちょっとおっしゃれなお店ができたりして、この武蔵小杉あたりは今、住みたい街のNO.6ぐらいにランクイン
しているって話を聞いたことがあります。なんといっても多摩川をはさんで対岸は田園調布だし・・・。



 駅前には高層マンションがばんばんできている。数回訪れたことのある街だけど、特に駅周辺はものすごく密度が高くなった感じです。
 でも正直、自分には合わないな、とちょっと思いました。







2018.06
camera:Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10

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