玉村



2018.08.04
 今回は群馬県の玉村町です。高崎の東隣にある旧日光街道の宿場町だったところです。12世紀に創建された玉村八幡宮の境内には全国的にも珍しい
お人形の神社があったりします。



08.04(土)
7:30
 個展の準備も一通り終わった8月初め、群馬県立近代美術館で開催中のウイリアム・モリス展に行ってみることにしました。いつものことですが渋滞は
大嫌いなので早朝行動、現地に到着したのは7:30でした。さてどうする?
 少し調べてみたら、近隣の玉村町は日光街道の宿場町だったところ。
 何かおもしろいものがあるかもしれない、そんな期待もあってこの玉村を訪ねてみることにしました。



 こちらは玉村八幡宮。源頼朝の命により、1195年に鎌倉鶴岡八幡より分祀したのがその始まりとされる由緒ある神社です。


 

 本殿は1507年に建立された国指定の重要文化財です。(但しご覧のとおおり現在修復作業中です)
 右側の楼門も江戸時代につくられてもの。やっぱりここも何か空気感が違うなあ・・・。




 境内にはいろいろな神様が祀られた社があるのですが、こちらはその一つで左側は人形神社(淡嶋神社)です。人形神社としては日本で唯一だそうで、
毎月10日には人形供養、10月初旬には人形の例大祭が行われるということでした。
 玉村八幡宮や人形神社のことはまったく知らず、こちらにやってきたのは偶然のことでしたが、個展を前に本当に幸運だったかもしれません。ちゃんとお参りして
お守りもいただいて帰りました。





 

 お隣の神楽寺です。ここの墓所には人形塚があったりします。なんで?
 あとで調べたら、こちらはもともと玉村八幡宮を管理するためにおかれたお寺(別当寺)だということでした。



 

 まだまだ時間がありそうなので、玉村の町のなかを散策することにしました。
 町役場に置かれた自動販売機には「たまたん」という町のキャラクターが描かれていました。どうみてもチューリップなんだけど、薔薇の妖精をイメージした
キャラクターだそうです。





 玉村町は日光例幣使街道の宿場町だったところで、今でもその雰囲気が少し感じられるような場所です。
 高い建物は一切ありません。多くは昭和初期から戦後建てられたものですが、街全体から宿場だった頃の名残を感じることができます。

 

 



 歴史ある町だけあって、年にいくつものお祭りがあるようです。こちらの蔵には玉村八幡神社の例大祭のために江戸時代につくられた屋台が保管されています。




sayaka (オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 2015 27cm)

 

 街を歩いていて、最初に目にとまるのは巨大な煙突。実は玉村町には今も2つの酒造会社があって、昔からお酒を造り続けています。
 こちらは井田酒造、母屋は江戸時代中期の建築だそうです。ただ早朝だったので、お店の方はまだ開いていませんでした。


 

 こちらは町田酒造、こちらも江戸時代の創業。





9:20
 ということでお散歩も終わり、群馬県立美術館に出発です。だいたい車で10分ぐらいです。



 美術館でのウイリアム・モリス展、ついでといっては何ですが、同じ敷地内にある博物館の方も見学してきました。見どころ満載で、全部を見学するのに
2時間以上もかかりました。



 但し撮影できる場所が少なくて、ご紹介に値するような画像はありません。
 ということで周辺の森で撮影した画像を1枚UPします。涼しい風のそよぐベンチで寝ていたネコが気持ちよさそうでした。本当に今年の夏は暑かったですね。



2018.08
camera:Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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