薬師池から旧鎌倉街道
2019.01.27
冬というと見ごろとなる花も少ないですが、そのなかでもロウバイは最も早く咲く花の一つではないでしょうか。でもその色が枯草の色に近いので
近寄ってみないと気づかないことも多いです。
そのロウバイの開花情報もちらほら、この薬師池はちょうど見頃ということでやってきました。
1.27(土)
9:30
東京町田市にある薬師池は小田急線の町田駅からバスで10分ほどのところにあります。休日の早朝なので渋滞などもなく、すんなりと打擲して
しまいました。(けっこうこのあたりの道は混雑する)

こちら薬師池公園はその季節ごとにいろいろな草花が楽しめるところで、なかでも梅林、蓮、ショウブなどが咲く季節には多くの人がここを訪れる
ようです。 でも今の時期だとさすがに訪れる人もまばらです。(入園無料)
公園の中心にあるのが薬師池ですが、もともとは農業用水を確保するために北条氏によってつくられたものです。

園内には行基によって天保年間に開山されたという野津田薬師堂があります。今の本堂は明治時代に再建されたものですが、木彫の細工も素晴らしく
一見の価値ありです。またご本尊の薬師如来は平安時代のものということです。

sayaka (オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 28cm 2018 )

花を見に来る人はこの季節少ないですが、一方で大きなレンズをつけたカメラを持ち込んでいる人はたくさんいます。ルリビタキとかカワセミとか、
ここは多種な野鳥の集まる場所として有名みたいです。
園内には江戸時代の古民家が移築されています。こちら旧荻野家住宅(医院、東京都指定有形文化財)

旧永井家、江戸時代に建てられた農家を移築したもの。(国の重要文化財)

ふと足元を見たら、そこに春がありました。



梅とロウバイが見頃になってました。青空に映えるね。

10:40
この公園の前を通る都道は旧鎌倉街道の一つです。来るときはバスを使ってやってきましたが、帰りは町田の駅まで歩いてみることにします。

古道なので何か面白い出会いがあるかもしれないと期待しちゃいましたが、でも実際のところはかなり開発がすすんでいて、昔ながらの多摩の風景
みたいなものはあまり見られなかったです。ちょっと残念・・・。

途中、偶然に発見した「雷門」、ものすごく有名なラーメン屋さんです。こんなところにあったんだ・・・。でもまだ11:00ぐらいだったので、お昼には
ちょっと早い、また今度ね。
11:30
1630年ごろの建立と伝えられる菅原神社。交通量の多い通りから離れてちょっと落ち着けました。

ここは丘陵地帯と平坦地の境目にあり、また鎌倉街道の要衝でもあったことから、昔はここに城があったとも伝えられるところです。

本殿の脇には「井出の沢古戦場」の石碑があります。
1335年、鎌倉幕府再興を図る北条時行の軍は信州より南下、足利尊氏の弟直義がこの地で迎撃するという歴史舞台にもなった場所ということでした。
(中先代の乱)

12:20
町田市街に到着、「雷門」を見てからお昼はラーメンと決めていたのですが、町田もその激戦区の一つです。

そのなかから選んだのはこちらの「進化」、最先端の塩ラーメンいただきました。(この日の待ち時間はだいたい20分ぐらい)
素材の良さと丁寧な仕事を感じられる一杯でした。
今回の旅はあまりまとまらないままこれで終了です。ちなみに今回、もう少し北に足を延ばすと「小野路」という古い街並みの残る地区があるのですが、
今度はそちらをターゲットにして訪れてみたいと思います。
2019.02
camera:Panasonic Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer
Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
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