多治見


2019.04.06
 大垣からの帰り道、半日ぐらいは余裕がありそうなので、岐阜県の多治見に立ち寄ってみました。
 国宝に指定されている永保寺、それから桜の名所である虎渓公園、そして陶芸の街の散策、このあたりが抑えるべきポイントでしょう。



4.06(土)
7:30
 6:00過ぎには大垣のホテルを出発し、虎渓公園にやってきました。



 さすがに休日の早朝、お散歩している人はいるけど、駐車場はがらがらの状態です。



 この公園はそれほど大きくはありませんが、市街地全体を見下ろせるなかなかの絶景。そして桜はただ今満開というベストなタイミングです。
 早朝7:30の到着なのでこの景色二人占め。

 この山の裏側(北側)には土岐川が流れていて、渓谷を刻んでいます。
 そこを下っていった先に永保寺はあります。



 この庭園が目の前にひろがる一瞬はなかなか感動的でした。
 正面が国宝に指定されている観音堂。池にかかる橋は無際橋。



 観音堂には入れませんが、この無際橋を渡ることはできます。こちらはその橋から見た梵音岩、ここから水が流れ出し小さな滝になっています。
すごいなー、こんな庭園見たことないです。
 きっと秋の紅葉も素晴らしいだろうし、雪が降っても素敵だろうな。 (こちらは拝観料とかはないです)



 開山は1313年、池泉回遊式庭園は夢窓疎石が手がけたもので、こちらも国の名勝に指定されています。


nano & sayaka (オリジナルヘッド+TBLeague S26A ボディ 27cm 1018)



8:30
 続いての桜鑑賞スポットは多治見修道院です。虎渓山の麓にあります。(つくられたのは1930年)



 この建物も立派なのですが、敷地は広く、なかには3000坪のブドウ畑やバーベキュー場などもあって市民に親しまれているそうです。
でも自分たちは調べずにやってきたので、玄関前で記念撮影しておしまい。中に入ってみればよかった・・・。





8:50
 多治見というと美濃焼で知られるところ、あと盆地なのでむちゃくちゃ暑いというイメージがありますが、街のなかはどんな感じかな?
そう思って歩き始めました。



 土岐川に沿った通りは焼物関係のお店やギャラリーなどが並んでいてちょっとおしゃれな感じです。(本町オリベストリート)

 

 4月中旬には毎年、陶器まつりがこの通りを中心に開催され、多くの観光客で賑わうそうです。ちなみに今年は4月13日、14日だそうで、
自分たちは1週間早かった。





 その1本奥の通りに入るとやっぱり古い街並みがありました。
 伝統的な街並みとアーケードの組み合わせが良い感じです。ただすでに営業していないお店が多いのは、ここも例外ではないみたい。




 多治見の地名の由来になった多治見国長の居館跡です。多治見家は土岐氏の流れをくむ一族で、後醍醐天皇による討幕計画に参加、
但しそれが鎌倉幕府の知るところとなり敗死。




 多治見市内でひと際立派な建物。こちらは川地屋という老舗の料亭で、結婚式などでも利用されているみたいです。






 

 そして一歩裏通りに入ると、いくつかの陶房があって独特の雰囲気です。
 多治見の焼き物はすでに古墳時代から生産が始まり、すでに1300年の歴史があるんだそうです。

 

 たぶんこのあたりが遊郭跡。




、新羅神社。創建は不明(室町以前)




 駅周辺には高層マンションがあったりして、多治見の人口は11万人以上。でも街のなかを歩いている人は少ないです。
名古屋まで電車で30分というところなので、きっと名古屋圏のベッドタウンみたいなところなんでしょう。
 とっても歴史のある街なのだけれど、そういう意味では街が街として機能するのはまた難しいんだろうね。



2019.04
camera: Panasonic GX8 + LUMIX G 12-32mm / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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