魂がふるえる

塩田千春展



2019.07.20
 連れがぜひ行ってみたいというので、塩田千春展「魂がふるえる」に行ってきました。会場は六本木ヒルズの森美術館です。
いやあ、すごい迫力でした!



2018.07.20 SAT 天気:くもり
9:10
 梅雨明け直前ではありましたが、幸い雨は降っていなかったので、早めに出かけてきて駅4つ分ぐらい歩いて六本木まで向かいます。
でもねえ、ビルの谷間って風が通り抜けず本当に蒸し暑かった。


ikumi ( オリジナルヘッド+TBLeague s24Aボディ 2019 28cm )



10:00
 ところどころで撮影などしながら、1時間ほど歩いて六本木に到着です。



 六本木ヒルズの前にはたくさんのドラえもん、みんな表情が違う。なんでこんなところにあるのか分かりませんが、たくさんの人が集まって
記念撮影してました。





 同じ日に「進撃の巨人展FINAL」も開催していましたが、そちらに比べれば入館しやすかったものの、けっこう入場者は多かった。
彼女の25年間の活動の集大成みたいなものなので、展示される作品数も過去最大なんだそうです。(入場1800円)
 会場内は動画などの一部を除いて撮影可ということで、比較的大きな作品を中心にご紹介します。




作家名/作品名:塩田千春<どこへ向かって>
こちらの写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止4.0国際」ライセンスでライセンスされています。 (以下このページに関してはすべて同様


 まずエントランスにあったのがこちらの作品。まるで雲から黒い雨が降ってきているみたい。





 すご、もう最初から圧倒されまくり!



 こちらはスチールワイヤーでできた船に赤い糸を張り巡らせて制作した作品。
 船から赤い糸の血液が吹き上がっているような、ものすごい迫力。


作家名/作品名:塩田千春<不確かな旅>





 巨大なインスタレーションはぜんぶで6点、ほかにも初期の比較的小さな作品や絵画から、近年の映像作品まで、これまでの
活動を網羅するような展示内容になっています。


作家名/作品名:塩田千春<再生と消滅>

 まん中にあるのは壊れたビスクドールの破片。


 
作家名/作品名:塩田千春  (作品名のいずれもメモなし)

 左側は1:48ぐらいのフィギュアを配置した小さな作品です。



作家名/作品名:塩田千春<小さな記憶をつなげて>

 1:12 ぐらいのスケールのドールハウス用の家具を赤い糸でつなげた作品です。





 焼け焦げたピアノと椅子に今度は黒い糸が張り巡らされている。廃墟となった古いお屋敷の一室が黒いくもの糸に覆われている・・・といった感じでしょうか。


作家名/作品名:塩田千春<静けさのなかで>  




作家名/作品名:塩田千春<時空の反射>







 使用されているはたくさんの使い古された窓枠。


作家名/作品名:塩田千春<内と外>







 赤いロープにつるされたたくさんの古いスーツケース。そのいくつかに動力が仕組まれていて、互いに干渉しながら揺れている。
 下から見ると、まるで川底から大量のスーツケースが流れてゆくように見えます。


作家名/作品名:塩田千春<集積ー目的地を求めて>



 ということで、この作品展の概要をご紹介しました。ともかくすごかった。ものすごい迫力でした。
 係の人に聞いたら、作家ご本人とお手伝いの人たちが、こちら森美術館で3週間ほどかけてこれらの作品を完成させたそうです。
 ただこういった作品は美術館自体の天井や壁に直接設置されているので、展覧会の会期が終了したら、基本的には撤去されてしまうみたいです。
もったいない・・・。一期一会なんですね。







 こちらの作品展は10月27日(日)までの会期なので、まだまだ時間的な余裕はあります。ぜひぜひ空いていそうな日を選んで、ちゃんとした
カメラを持って行かれることをおすすめします。
 自分自身もけっこうインスパイアされるところが多かったです。





2019.07
camera: Canon PowerShot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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