eye4工房番外編

小さな丘 冬 現在



 今回つくるのは、小さな丘の上に樹が1本だけというもの。そこにいろいろな生き物が集まってきて、何か心温まるような世界が
できるといいなと思っています。(でも途中で計画が変わっちゃうんだけど)
 スケールは1/150、サイズは20cm×25cm、ごくごく小さな自然を表現します。



 材料としてはヒノキ材、5mm厚のスチレンボード、2mm厚のスチレンペーパーを主な材料として、オランダドライフラワーで、
中心の樹木を表現する予定です。

1 スチレンボードを取り囲むようにヒノキ材のフレーム
 をとりつけ、ベースとします。
2 ここに三角形に切ったスチレンペーパーを少しずつ
 組み込み起伏をつくります。
 



 こちらがある程度起伏が出来上がった状態です。ホビー用の接着剤を使っています。



 起伏のつけかたにはいろいろあるのですが、この方法はともかく軽量でそこそこの強度もあります。小さなサイズのジオラマで
繊細な起伏をつくるには最適だと思っています。


3 接着剤が完全に固まったところで、角になるところ
 をサンドペーパーで丸めます。
4 1枚にしたティッシュペーパーを上に置き、薄めた
 ボンドを全体に染み込ませます
5 乾燥後、必要に応じて粘土をうすくのせ、なだらかな
 丘を表現します。

 ティッシュペーパーを貼り付けるのは、スチレンペーパーのままだと粘土や水性塗料が上に乗らないからです。


   6 ベースに穴を開け、樹を1本立たせてみました。
   

   なんか画になってるな・・・。
   本当は花の咲く春の風景を思い描いていたのだけれど、このまんま雪景色で仕上げるのも良さそうです。さっそく型をとって、
  これはこれで仕上げることにしました。

   


7 雪そのものは、硬めの筆でモデリングペーストを
 たたくように塗って、それらしく質感を出しています。
8 ここにTOMYTECのシカをリペイントしたものを立た
 せます。足跡もつけました。
9 アクセントのつもりで、雪に埋もれた道祖神らしき
 ものをいくつか配置してみました。


 ということで雪景色のジオラマが完成です。






 雪が降ると、何でもかんでも隠れちゃうので、制作の手間はあまりかかりませんでした。製作時間は乾燥の待ち時間を
除けば5時間ほどかな。




 自分の部屋は南西向きで、3時過ぎになるとちょっとだけ光が差し込みます。それを待って撮影しました。
 いいね。中島美嘉さんの「雪の華」を聞きたくなっちゃうな。このジオラマってシンプルなだけに光の演出が必要不可欠かもしれません。



2019.10
camera: CASIO EXLIM EX-ZR4100 / graphic tool: GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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