ikumi
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色彩のパズル



<駒沢>





ikumi (オリジナルヘッド+TBlleague s24Aボディ  28cm 2019 )









 普段は田舎散歩が多いけど、今回は電車を乗り継いで駒沢オリンピック公園までやってきた。11月も中旬になって、やっと紅葉がすすみ始めたという情報を得たからです。
といっても大通りの銀杏はやっと黄色くなり始めたばかり。それでも樹の種類によっては黄色から赤に色づいて、こんな色とりどりの景色を見ることができました。
 それから花壇ボランティアの方々がお世話しているというお花畑もとってもきれい。樹々は紅葉なんだけど、お花畑にはまだまだ蝶々がいっぱい飛んでました。
 この秋、最高のお散歩日和でした。

 ちなみにこの日は園内で「世田谷246ハーフマラソン」が開催されていてけっこう賑わっていたのですが、そちらには縁もなかったので、自分たちは選手の頑張っている脇で
1時間ほどのんびりと紅葉とお花畑巡りをさせていただきました。
 でもあれだね、やっぱりマラソンて冬の競技だと思う。自分なんか夏は走るどころか外を歩くのも嫌なぐらいです。マラソンと競歩の競技会場の変更は決して当然とは言えない
けど、選手、観客の健康面やベストな記録が残せるという意味では、1964年のオリンピックみたいに秋にやった方が良かったんじゃないかと自分はいまだに思っています。
 今年のような酷暑、それから相次ぐ台風の到来(今年は8月にも台風がやってきた)がないと良いのですが・・・。


 

 そのあと駒沢から三軒茶屋へ、そして最後は下北沢まで歩きました。その距離おおむね14kmほど、この朝晩がちょっと寒いぐらいがお散歩旅にはちょうど良いです。
 途中、立ち寄った太子堂商店街は新旧、いろんなお店があってとても楽しいところ。古い街並みの中に新しいものが入り込んで活気があります。


<太子堂>







<伊勢原>



 小田急線の愛甲石田から本厚木を目指して歩きます。このあたりは企業や大きな商業施設の立ち並ぶところなので、秋の風景というよりは、
秋を感じられるところが見つけられるといいな。









 工場群を超えて国道129号線の歩道橋を渡っているところ。休日の朝のお散歩だったので今は車もまばらですが、この国道は神奈川の中央部を南北に結ぶ主要道で、
普段は交通量も多いです。しばらくここの道を北上してゆくと巨大な高層ビルが見えてきた。







 こちら厚木アクストという、国の高度通信情報拠点「テレコムタウン構想」の一環として1995年に建てられたもので、メインタワーは高さは117mもあります。
 窓に映る空がとても印象的、これもまた市街地の秋の風景。
 この建物はオフィスと商業施設が一緒になったもので、一般人も自由に往来できるのですが、その人通りは少ないです。もちろん休日の朝ということもあるのですが、
閑散としていてレストランも営業していない様子です。
 そもそも国道129号線と東名高速道と厚木インターチェンジに囲まれた三角地帯は陸の孤島みたいなもの、自分たちのように歩いてくる人はほとんどいないだろうなあ・・・。
 でもそのおかげでお人形撮影はほとんどフリー、良い撮影スポット見つけちゃったみたいな感じではあります。
 施設自体は第3セクターによってつくられましたが、その後のバブル崩壊のなかで企業の入居が進まず、その第3セクターは破産。その後の再生計画によって徐々に
入居企業が増加し、現在に至っているようです。
 ふと思ったのはこの建物自体が「天空の城ラピュタ」みたいだなってことです。すべてが人工的でフォトジェニックなんだけど、自然やごく普通の人間生活から遊離した
空間はどこかしら無理がある・・・。




 それでも秋を見つけました。施設の北側は高さ10m近いコンクリートの壁(東名高速)が塞いでいるのですが、そこをまばらに覆うツタがきれいに紅葉してました。



2019.11
camera: Canon PowerShot G7X / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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