2022



姥ヶ平


2022.10.20 FRI 天気:快晴
06:35
 ここ数年間、秋の紅葉シーズンには那須岳に登っています。
今年も一昨日の21日(金)に、朝一で那須岳に向かいました。

 でも何か平日なのに交通量が多い。圏央道も東北道もいつもより交通量が多く、ロープウエイ乗り場についたのは朝8:20でした。やっぱり、最近ではいちばんお天気が
良いと思われる日だったし、全国旅行支援とかでお出かけする人が多いってことだろうなあ。平日選んだ理由があまりない感じです。





8:30
 そしてロープウエイの駐車場の方もすでに満車。諦めて出直そうかと思った時、運よく駐車場整理のおじさんに呼び止められて、軽自動車だけが駐車できる狭いスペースに
案内してもらえました。
 ラッキーだった。おじさんには感謝です。



 那須ロープウエイの山麓駅です。今回はここから往復チケット(大人一人1800円)を購入して出発です。
 正面に見えるのが那須岳で、今回はまさに快晴。風も穏やかで、これほどコンディションに恵まれた日はこれまでありません。







8:55
 標高1680mの山頂駅からまずは牛ヶ首という分岐点を目指します。
 那須岳は日本百名山にも数えられていますが、実際には茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の三山の総称で、一般的に那須岳といわれているのは、最も南側にある活火山の
主峰・茶臼岳(1898m)のことです。



 途中、茶臼岳に向かうルートを外れ、右に茶臼岳を右手に見ながら南側の斜面を歩きます。実は茶臼岳そのものよりこのあたりの方が紅葉はきれい。でも今年は少し
タイミングが遅く、紅葉も8割がた落ちてしまっていた。


nano ( オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )

 一般に那須岳の紅葉は9月の終わりから始まって、少しずつ山を下りてくる。
 そして10月も半ばになるとロープウエイの山頂よりも低い、標高1600mあたりが見頃になってきます。



9:35
 最初のポイント「牛ヶ首」に到着です。
 まわりはもう紅葉の季節を過ぎて冬の気配です。



 ということで今回はこの先に見える牛ヶ首(1730m)という分岐点を越えて、更に西側の斜面に下りてゆくことにします。



 どんどん下りる。上り直すことを考えると、ちょっと気分が暗くなるような急斜面。







9:55
 ここは姥ヶ平という西側斜面にできた窪地です。(1590m)




 少し奥まったところにあるひょうたん池というところから撮影。



 ガイドブックには「この水面に那須岳が写ってきれい」と書いてありますが、近くには「木道から下りないで」という注意書きがあり、まじめにこの注意書きどおりに撮影すると、
上の画像のように葉っぱに隠れてよく見えません。
 それでも十分にきれいです。観光ポスターにもここから撮影した写真が良く使われる、そういう場所です。
 今はこのあたりが紅葉のピークでした。小さい写真で申し訳ないですが、まわり360°がすべてこんな感じなので、まるで天国にやってきた気分でした。





 今度は再び茶臼岳を目指します。

 
sayaka ( オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2021 )

  噴煙を上げる西側斜面を登る。下った分、登らなくてはならない部分が増えたわけで、これはけっこうつらい。






 茶臼岳の北側斜面に登ってきました。アップダウンを繰り返しながら茶臼岳を一周したということです。
 正面に見えるのは朝日岳(1896m)、けっこう急峻で荒々しい山容です。


 

11:45
 茶臼岳山頂に到着。
山頂には那須岳神社があります。まずはお参りをして周囲を見渡す。


 

 遮るものがないので地平線が丸く弧を描いているのが分かります。富士山もちゃんと見える。




 帰りはロープウエイの山頂駅へ。
 今回このコースを3時間20分ほどで歩き切ったのですが、結構きつかった。翌日はちょっと筋肉痛。

 でも写っているお人形はどれも涼しい顔。
「大変だったねー。」
 って、お前ら一歩も歩いてないだろ。







13:45
 那須岳から下りてきました。まだまだ日は高いので馴染みの場所に行ってみることにしました。
 まずは例によってギャラリーバーンを訪れた・・・。
 がしかし雰囲気が違う。

 ギャラリーではたくさんの方々が集まって歌うというイベント「歌声広場」が開催されてました。このあとも月に1回ぐらいのペースで「那須クラシック音楽祭」(入場料500円)などが
予定されていて、少しずつ那須の日常が戻ってきているんだなあという感じです。
 こういうことなのでオーナーの清野さんも不在で、明日から道の駅で開催されるマルシェの準備中だという。



14:00
 次にやってきたのはギャラリー&カフェのBUZZ、ギャラリーではフラワーアレンジメントのワークショップを開催してました。
 那須には様々なアーティストや職人さんが住んでいて、こちらでは週替わりで地元作家の個展などを開催しています。
 カフェでコーヒーを注文して休憩です。(250円)

 

こちらには清野さんの作品があちこちに置かれています。良い感じのミニチュアの家、基本すべて販売していて、こちらは1500円なり。







 こちらのカフェは月に2回ほど「こども食堂」になる。
 こちらはその運営に必要な募金箱で、上からお金を入れると上に乗っている恐竜が口を開ける仕組みです。こういうのって楽しい。




16:40
 日が傾いてきたので晩御飯にお出かけです。



 例によってバー&ギャラリー殻々工房を訪ねたのだけど、すでに5時時点で来客と予約で満席でした。
 この日は朝から高速は混雑していたし駐車場もいっぱい、那須岳にもけっこうたくさん人がいて平日とは思えない状況、きっとものすごくたくさんの人が観光地を目指して移動してるって
ことなんだろうなあ。




 ということで近くのスーパーで地元の美味しいものを買って食べることにしました。
 まあこういうのも悪くないです、那須には名産品もたくさんある。
 メインはコイの洗い、これに合わせたのは「十一正宗」(さくら酵母の原酒)という矢板市のお酒、現在では珍しい濃厚で甘みのある酒。ラベルにはロックで飲んだり、少量のお湯で
割ることをすすめている説明書きがある。確かにそのままより少し割水した方が飲みやすいし、それでも風味は失われない。
 いろいろ考えて造られているんだなと思いました。コイの洗いにはぴったり。

 

 あとは那珂川の焼き鮎、尚仁沢の水でつくったお豆腐など、那須では日常的に見かける食材が食卓に並びました。もちろんこれらがまずいわけがない。




スーパーに売ってるものが普通に美味しいです。





10.21 SAT 天気晴れ
9:30
 翌日は道の駅「那須 友愛の森」で開かれているという、地元作家によるマルシェを訪ねてみました。



 「那須の日常が戻りつつある」と先ほどは書きましたが、やっぱり閉鎖的なところに人がたくさん集まるのは、少なくとも自分にはまだまだ抵抗があります。その点、こういう開放的な感じのところなら
不安もない。



 清野さんお得意の巣箱、実用性があってちゃんと鳥が住み着いて、子育てします。

 

 陶芸家さんの出店もいくつかありました。
 お値段がお手頃だとついつい手が出てしまいます。


 

 こちらは樹の切り株を土台にして家や植物表現を加え、そこに主人公となる動物たちを配置した作品です。
 可愛くてかなり良い感じでまとまってると思う。右側の30cm超えの作品が3500円なら安いと思う。
 作家さんの多くは、普段は自分のお店をお持ちのようなので、こういったところを巡って見るという観光も楽しいと思います。



 お買い上げは3点、上からぐい飲み、カップ、鍋敷き、いずれも1000円。
 あとお土産に1つ140円のイチゴ大福(もちろんトチオトメ)を道の駅で買って帰りました。

 実はこういったイベントは春と秋を中心に毎年いくつも開催されていたのだけど、今回は多分3年ぶりの開催です。長く続いた観光の冬もようやく終わりに近づいているのかな?
まだまだすんなりとはゆかないかもしれませんが、皆さんが何かしらの期待を持っていることは間違いないようです。



7:10
 時間は遡りますが、この日の朝も若干の疲労感を感じながらも習慣になっている早朝のお散歩に出かけました。
 標高が高い分、この日の朝の気温は7℃、平地との比較で言うなら真冬の最高気温にほぼ等しい。空気がきりっと引き締まっている感じです。



 今日は別荘から南側に向かいます。
 表通りに面しているところは賑やかな感じがあるのだけど、そのちょっと裏側にはこんな広大な田園地帯がひろがっています。
 民家どころか電線もない。




 日が登ってあたりが輝き始める。
 秋も終わりというとススキの穂が延々と続くというのが田舎の風景だったのだけど、今はそれが少しずつセイタカアワダチソウに置き換わってきてしまったようです。
 ただこれはこれでこれできれい。



 牧草が刈り取られてラップされています。
 那須では秋の終わりの代表的な風景です。

 11月になると那須の紅葉の季節も終わり、観光に訪れる人の数もぐっと減る。特に近年はまるで冬眠しているかのようでした。再び賑わうのは4月ごろからかな。
 昨日は「ようやく那須も観光の冬の季節が終わりかけている」みたいなことをここに書いたけど、一方では「本当の冬がこれからやってくる」わけで、そういう意味ではまだまだ息をつくことが
できないのかもしれません。


 

 歩いている道はおそらくは那須開拓とともにつくられた道で、沿道には古びた小さな神社や道祖神、お地蔵様、馬頭観音などが点々と残されています。




 那須開拓の歴史は170年前の明治維新に始まる。
 その昔は那須岳の噴火による山体崩壊、噴出等による岩石で大地は埋められ、そこに根付いた樹々によってあたりは覆われていた。
 人々は樹々を切り出し、一つ一つ石をどけて長い時間かけて田畑をつくってきたのだと聞いています。
 170年前に一帯が原野だったってことを思うと、人間の力はすごいなって思います。



2022.10
camera: Canon powershot G9X Mk.2 / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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