nano
602



古道



<伊勢原>



 お散歩の道筋はその時の流れ次第、この日も曲がりくねった道を選んで歩いていたら、大きな農家が何軒も集まるような集落にたどり着いた。



 きっとこの道は何百年も前から、ここを通っていたに違いない。
 いったいこれまでに何人の人がここを通ったのかな?



 ここにも小さな秋。





<大井川>



 大井川までやってきた。
 とっても寒いけど、とっても静か。




 あたりを陽光が包み込む。なんとフォトジェニックな工場なんだろう。



 何十羽かの鳥が一斉に飛び立った。

 素敵な一日の始まり。


nano ( オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )





<曽我>



 梅林に囲まれた瑞雲寺。境内のあちこちに仏塔や石仏があって、長い歴史を感じるところ。







 こちらは曽我神社、このあたり一帯の総鎮守で1028年の創建と伝えられています。始まりつつある紅葉が良い感じです。ここも何か独特の空気感のあるところです。
 本殿の前には巨大な鏡、なぜここにあるのか調べたのだけど良く分からない。分からないとなおさら気になる。





2020.10
camera: Canon PowerShot G7X / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10





<伊勢原>
 最初は小田急線の「伊勢原駅」からスタートして、西の「鶴巻温泉駅」あたりまで歩いたときの記録です。



 こちらは伊勢原大神宮、大山とならんで伊勢原市のシンボル的な存在です。
 ご神木のクスノキが本当に大きい。その昔、この地に伊勢の大神宮を迎えたというのが、この神社の始まりで、現在の市の名称の起源にもなっています。



<大井川>
 実家のある静岡には時々帰省しているのですが、やっぱり落ち着かない性格というか、暇さえあればお出かけしてしまう。この日も夜明け前からお散歩です。
 だいたい夜明けの20分ぐらい前から、少しずつ明るくなってきます。この時間帯を待って出発。刻々と変わりゆく景色はドラマティックで、もうカメラは必需品です。



 撮影した場所はネスレジャパンの工場前、朝夕はとてもフォトジェニックな姿を見せてくれます。



<曽我>
 最後の撮影は小田原の曽我というところ、名前の通り敵討ちで有名な曽我兄弟ゆかりの地です。
 最寄り駅はJR御殿場線の「下曽我」、春は梅まつりでとても賑わうのですが、さすがに秋も深まるこの時期だと、駅前の人影もまばらです。



 駅前に建つとっても古い和菓子屋さんです。誰もがカメラを向けたくなるような佇まいです。お店の一押しは「五郎力餅」、昔ながらの素朴な味わいです。

 

 御殿場線に沿って、国府津から松田に向かう県道が通っているのですが、その裏道はとても古い街道のようで、こんなのどかで懐かしい風景がずっと続きます。
お散歩にはとっても良いところです。
 山の斜面には梅のほかにも、ミカンなどの柑橘系の作物やキーウィフルーツなどが植えられていて、ところどころにこんな直売所があったりする。もちろん安くて
とっても美味しい。



 曽我神社のお隣にある法輪寺。お寺のエントランスがなんとも画になっている。
 このあたりって、歴史ある神社やお寺が、驚くほど高い密度で存在している。まるでプチ鎌倉って言っていいぐらい。もっと人が訪れても良いような気がします。



 鎌倉へと続いていた街道を進みます。ここは史跡になっている「六本松」の少し手前から眺めた景色です。小田原から相模湾、伊豆半島が一望できる。ちょっと坂道が
急だけど、登ってくる甲斐はあります。
 この日は晴れるって予報だったけど、結局最後まで曇ってました。  でもこういうところだから、彩度が低くて少ししっとりした感じの画像もまた良いかもしれません。





サイトのトップページにとびます