清川
2021.01.16
今回のお散歩旅は神奈川県内で唯一の村である清川村の煤ケ谷地区です。唯一の村というと、とても不便なところ
とか過疎というイメージがあるけれど、数kmも移動すれば厚木や相模原といった都市に行けるので、そのあたりは
地方の村とは全く違うところです。
01.16 SAT 天気:快晴
9:10
とりあえず感染リスクを抑えるため自家用車でやってきた。鉄道とかは通っていないので、やってくるなら自家用車か
路線バスということになる。

お散歩旅の起点になるのがこの道の駅「清川」です。最近では「帰れマンデー」でサンドウイッチマンがここを訪れていたね。
店内にはサインなんかも置いてあった。
道の駅なので、もちろんお土産なんかもあるのですが、旅の情報基地としてあるいは交流の場としての役割も果たしている。
この道の駅の向かい側には村役場もあって、このあたりが村の中心地です。コンパクトではありますがひととおり何でもそろって
いる感じです。

さてこの道の駅を基点にしてお散歩旅開始です。メインの通りは県道64号線、これを挟んで山側と谷側に集落が連なっています。
まずは山側に移動します。

村の中央を流れる小鮎川を遡ってゆくと、村道の脇にこんなしっとりとした小さな神社があった。google見ても名前さえ記されて
いないけど、とっても良い感じです。

この道は三峰山から更に大山に向かう登山道の一部なので、ときおり山登りの人とすれ違う。でもそれ以外にはほとんど人影もなく、
とっても静かです。

少し先にあったのが正住寺というお寺です。観光スポットとして有名というわけでもないのですが、ここがすごかった。こちらの建立は1380年、
もともと山伏の修験道場だったようです。 ちなみにこの山門は約400年前に建てられたもの。


様々な神様を模した石像が立ち並ぶ、これがけっこうな迫力。

枯山水の庭とうねる桜の古木。

裏手の山に登ります。仏様がたくさん並んでいるところをさらに上がってゆくと、高さ20.3m、幅8.8mの大石が横たわっていました。
ここもなんかすごい。何かちょっとあたりの空気が違う感じです。きっとここも修験の場所の一つだったに違いありません。

こちらのお寺は観光スポットとして知られているわけでもないのですが、訪ねてみる価値は十分にあります。

橋を渡って山側の集落の連なる道を歩く。野菜畑やお茶畑の合間に点々と墓地がある。墓地法の制定前からそこにお墓があり、
整理されることなく、今もあるってことなんだろうな。

こちらは煤ケ谷地区の南の外れにある八幡神社です。創建は1180年ごろととても古く、応神天皇が祭られている。
こちらの周りを取り囲む巨木の林は県の天然記念物に指定されています。

山側をひととおり歩いたので、今度は橋を渡って谷側を歩く。こちらは典型的な日本の農村の雰囲気、きっと何十年も変わって
いないんだろうなって感じです。

田んぼの真ん中に古民家カフェ。帰れマンデーに出ていた。あとはところどころに農産物の無人販売所。
今はまだ寒いけど、きっと春になったらとてもきれいな谷になるに違いありません。

このあたりの名産品はやっぱりお茶とミカンあたりかな。
11:10
旅の最後は車でドライブ、宮ケ瀬湖(ダム湖)をぐるっと回って帰ってきた。

清川村には大きな集落がもう一つあって、それがこの宮ケ瀬地区です。もともとは中津川の渓谷にあったのですが、ダムの建設によって
新たに今ある場所に移転した。このあたりはこの宮ケ瀬湖を中心とした観光地のイメージが強いです。冬場のイルミネーションは特に有名。

今回のお土産は清川産のお茶と新鮮なお野菜、そして何よりマスクなしで吸えた新鮮な空気だったのかもしれない。
2021.01
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro
7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
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