sae



流れる雲を見た











 天気予報で「寒気が入っている」「不安定」「ところによりにわか雨」などのコメントがあるときは、実は思いがけないほど、ドラマティックな写真が撮れることがある。この日はそういう朝でした。
 何気なくカメラを構えると、もうどこもかしこも画になっている。






sae (TBLeagueS35 ヘッドリペイント 29cm 2020 )




 稲穂のかなたに小さく見えるのは富士山。
 上空に寒気が入っているらしく、北東の方角から筋状の雲が流れてくる。




 そしてこの真上で暖気とぶつかり、ところどころに積雲ができては消えてゆく。
 刻々と変わってゆく空の表情が、見ていて飽きない。













 そして最後まで残った高層の雲は強い西風に流され、数十kmは離れているであろう、遥か彼方まで尾を引いていた。



2021.08
camera: Canon PowerShot G7X & Panasonic LUMIX GX8 / graphic tool: S ILKYPIX Developer Studio Pro.7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
 少し前にお散歩旅で訪れた平塚の金目ですが、お天気の関係もあって途中で切り上げてしまい、この日はその続きを歩くつもりでスタートしました。
場所としては平塚市の北部、豊かな田園地帯という趣のところです。

 

 ともかく暑い時期には早朝行動に限る。そして雲があって風が吹いていればなおのこと良い。天気予報で「寒気が入っている」「不安定」「ところによりにわか雨」
などのコメントがあるときは、実は思いがけないほど、ドラマティックな写真が撮れることがある。この日はそういう朝でした。
 何気なくカメラを構えると、もうどこもかしこも画になっている。
 里芋畑の向こうに、ぽつんと見えるのはセメント工場。このセメント工場がとてもフォトジェニックで、これまでに何度か撮影したことがある。


 

 最後は高台にある天徳寺にやってきた。実はもともとここには真田城という、真田与一が城主を務める鎌倉時代のお城があったところです。
 鎌倉幕府成立への第一歩は1180年の「石橋山の戦い」であることは間違いないと思いますが、その戦いで頼朝方の先陣を切ったのが真田与一、この戦いで彼は
大奮闘するも戦死してしまいます。(彼の働きで頼朝は生き延びる)
 新しいNHKの大河ドラマが「鎌倉殿13人」というタイトルだそうで、もしこの話が鎌倉幕府成立の時代からスタートするなら、もしかしてここが一躍脚光を浴びるかも
しれません。天徳寺自体もその後に与一を弔う目的で開山されたお寺で、その境内には彼を祀る与一堂があります。
 そして地域では年に一度、真田与一の活躍を称えるイベントが開かれているといいます。
(行ってみたらちょうどそのお神輿がご開帳されていたので、記念撮影させていただきました)
 ちょっとしたお散歩のつもりだったけど、最後はちゃんと歴史のお勉強までしちゃいました。面白かったです。





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