渋沢から秦野




2021.10.15
 こうやってお散歩旅の記録をUPするのも久しぶり。これも酷暑と新型コロナの影響があってのこと、でも今回はその分を取り戻すつもりで、
いっぱい歩くよ。
 訪ねたのは小田急線の渋沢駅から秦野駅の区間です。ちょうど室川という小さな川があるのですが、その川に沿った小さな旅です。



10.15 FRI 天気:曇りのち晴れ
 今回の秋のお散歩旅は小田急線の渋沢駅から秦野駅までの間を歩きます。
ハイキングコースとしては景色の良い渋沢丘陵から震生湖がよく知られていますが、今回歩く室川はその丘陵地帯の下段を流れています。



9:40
 渋沢駅から南に向かって歩きます。神奈川県もこのあたりまでやってくると結構静かで、朝夕の通勤時間帯を覗けば、歩いている人もまばらです。


 

 駅から歩いてすぐのところにある國栄稲荷神社 (くにさかえいなり)です。合格祈願や縁結びの神様として知られているところで、ご神木のイチョウ
にはハート形の縄が掛けられています。


 

 渋沢駅から南に向かって坂を上ってゆくと、20分ほどで喜叟寺(きそうじ)というお寺につきます。
 創建は鎌倉時代に遡るということで、とっても古い。この少し上には渋沢神社もあって、このあたりが昔は集落の中心だったんだろうと思う。



 参道の左手の斜面には、数百はあると思われる道祖神や様々な碑、お地蔵様や仏様があって迫力がすごい。
 ここはちょっとっ空気が違う感じです。  



 

 今回歩くところは、地形的にはこんな場所です。
 画像の右側は渋沢丘陵といって下から30から50mほど高い。実は東西を貫く渋沢断層というのがあって、ちょうど今その断層線の上にいる。
丘陵から染み出した地下水はヘリの部分から流れ出し、それが集まってこの室川という流れを作り出す。

 

 水が豊富だから、この川のまわりには古くから人々が住み着き、流れに沿って集落が出来上がったということでしょう。古くから人々の営みが
あった痕跡はあちこちにある。





 こういうところだから、その通り一本一本に風情や歴史を感じます。屋敷内に祠があるようなお家がものすごく多い。







 そしてまたたくさんの道祖神やお地蔵様、仏様が点々とある。その頻度というか密度がものすごく高い。
 こういうところってなかなかない。




 1530年代の創建と伝えられる井光山 阿弥陀院 西光寺。すごく手入れの行き届いているお寺です。




 丘陵の上段は畑になっていて、もうすぐ落花生の収穫時期、ときおりざる菊なんかもあって目を楽しませてくれる。




 こういうところだから、もちろん農産物の無人販売所もある。美味しくて新鮮なお野菜が、基本すべて100円というのはありがたい。



11:10
 3kmほど歩いたところで室川を離れて秦野駅に向かう。
 ここまで1時間半、距離にして7km弱です。平均速度は5.2km/hなので、運動をするという意味では丁度良いペースかな。



 こちらは白笹稲荷神社です。関東三大稲荷の一つとして知られ、訪れる人も多いです。
 こちらもパワースポットとして知られ、境内には水の湧き出すところもある。




 途中、何とも懐かしいような建物があった。googleマップにさえその名は記されていないけど、こちらは地元でとれた落花生を炒って販売する
製造直売所です。(店の名前も検索したけど良く分からない)
 以前にも買ったことがあるけど、窯で炒る手作り品でとても香ばしい。抜群に美味しいです。
 ちなみに地元の落花生の収穫は11月なので、この時期にまた訪れたいと思います。


sae (TBLeagueS35 ヘッドリメイク 29cm 2020)




2021.10
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro 7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10



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