谷峨から山北
2021.10.23
秋はお散歩旅には最高の季節です。空気が澄んできて、風邪も爽やか。
今日はJR御殿場線の「谷峨駅」から「山北駅」まで歩きます。直線で結ぶと4kmに満たないのだけど、まっすぐでなく坂道もある道なので、
3時間ぐらいかかるだろうと予想しています。
7:00
松田駅を経由して御殿場線に乗り換えた。
谷峨駅にt老着です。もちろんこの朝ここに降り立ったのは自分たちだけ。
山肌に張り付くように集落はひろがっています。昔は脇街道の宿の役割があったのかもしれません。
駅からは東名高速の高架橋、その下に国道246号線が通っているという、道路輸送について言えばなくてはならないような場所です。
眼下の田んぼ。
露が輝いてきれい。
8:30
川を渡り、正面に見える急な坂を上ってゆく。
ここはハイキングコースとして有名な大野山の登山道の入り口でもあるので、頻繁に道標があって道に迷う心配はありません。
(それでも1回い間違ったけど)
こちらは山北つぶらの公園です。
ここまで1時間半かかった。 どこにあるかというと、そのものずばり東名高速のつぶらのトンネルの真上です。
景色は最高、富士山から東名、工事中の新東名、反対側には小田原から相模湾が望める。
ちなみに公園の山頂にはブランコがあるのですが、知る範囲でいちばん爽快なブランコではないでしょうか。
ここでしばしの休憩をとったあと、山北町の方に向かいます。
知らなかったけど、ここから山北町に抜ける道は山の中腹を抜けてゆく古道で、ところどころに古い集落が点々と残されている。
こちらは都夫良野神社、たくさんのお地蔵様や道祖神が並んでいて歴史を感じます。
山の上に城跡なんかもあったりするから、その昔はむしろ山上の道の方がメインの通りだったんだろうね。
山を少し下ると都夫良野トンネルの入口に出てきた。工事中なので結構混んでいる。
トンネルの上に古道が通っていたなんて知らなかったなあ・・・。これまで何にもないと思ってた。
所々に動物の木彫があって、道案内なんかしている。こういうのいいかも。
そしたら次にこの木彫に囲まれた古い喫茶店を見つけた。
もう長く営業はしていないみたいで、樹々に埋もれている・・・。と思ったら、お隣に木彫に囲まれたまっさらな喫茶店がありました。
残念ながら営業時間外だった・・・、今度また来ます。
10:05
山北町に下りてきました。
やっぱり徒歩で3時間かかっちゃったね。
御殿場線が真っすぐ続くその脇には桜並木が続いていて、春はこれを目的に御殿場線に乗る人も多いです。
昭和の良き時代の趣をそのまま残す商店街なのですが、やはりちょっと寂れている感じで、営業しているお店は少ないです。
東海道線が今のルートを通るようになるまで、この御殿場線が東海道本線そのものでした。この山北町は山間を抜けてゆく列車に
機関車を連結する国鉄の拠点として、以前はものすごく繫栄していたそうです。
瓦葺、平屋のJR山北駅です。良い感じ。国鉄の拠点だったから、駅の敷地はものすごく広い。
右手の観光案内所はSLの形をしています。中には鉄道資料館もある。近くにある鉄道公園には蒸気機関車が展示されていたりして、
今も国鉄の街だった名残を感じることができます。
駅正面の美容室(右)とレストラン(左)、何ともレトロな風情。
この駅周辺をジオラマにしようと思ったけど、すべて手作りになるので、1/150スケールで制作しても1年ぐらいかかりそうで、結構厳しい。
ちなみに駅前の「ポッポや」という居酒屋では、すでに駅前を再現したジオラマが展示されているそうです。
少し寂れているって書いたけど、閉店したお店はそのまま放置されているわけでなく、様々な形で有効利用されています。
こちらはそのうちの一つにつくられた観音堂、ちゃんとお参りしてきました。
こちらではウインドウにハロウィンの飾り付け。こういうの自分は好きです。
応援したくなります。
地元の小さなスーパーで地酒を買いました。「俺たちのD52」、名前の通りたくましさを感じる味わいです。これからの季節、おでんなどに合いそうな
感じです。
流行っているお肉屋さん、メンチカツやフライを買ったけど美味しかった。手ごろなお値段なので買ってその場で食べるのが良し。ソース付けてもらえます。
新型コロナもとりあえず収まってきたので、やっと以前のような旅行もしてみようかと思っている今日この頃。こういうプチ観光みたいなものから再開する
のも良いかなと思いました。
2021.10
camera: Canon Powershot G7X / graphic tool: SILKYPIX Developer Studio pro
7 + GIMP 2.8 + Ichikawa Daisy Collage 10
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